たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

postfixのエラーメッセージ

2008-07-30 22:06:41 | サーバー管理
先日、fmlの設定をした後、postfixのログに大量のエラーメッセージが出現しているのを発見した。
内容はこんなもの。

warning: database /etc/aliases.db is older than source file /etc/aliases

「/etc/aliases.dbが、ソースファイルである/etc/aliasesより古いよ」
と言っているのだろうか?

googleでエラーメッセージを調べてみると、
# newaliases
で解決する、という記事を発見。例えば下記。
http://www.postfix-jp.info/ML/arc.4/msg00686.html
なるほど、前回に
/etc/aliases
の内容を変更した際に、newaliasesを実行していなかった・・・

早速試してみる。
$ sudo newaliases
$ sudo /etc/init.d/postfix restart

postfixを再起動させてみたが、さてどうなるか。
ログを見ながら考えてみるとする。。。

(追記 2008/8/1)
ログを見てみると、上記のエラーメッセージはもう出ていなかった。
postfixは、メールを配送するために参照するデータのことを「ルックアップテーブル」と呼ぶが、効率的なデータの検索を行うためにこれをデータベース(.db)にする必要がある。
このため、参照先のデータである/etc/aliasesの内容を変更した場合は、newaliasesコマンドを用いてデータベース化をやりなおす作業がいるのだ。。




WineでIEを

2008-07-26 10:41:26 | Vine4.x
Vine4.2でもWineが用意されている。バージョンは既にrcではなく正式版の1.0だ。
以前、Wine0.9.xをソースコードからコンパイル、インストールしたものを試したが、InternetExprolerはうまく動かなかった。
ところが最近、mixiの記事で、ies4linuxを用いればIE5や6のインストールが可能との話を見る。
早速試してみた。
ies4linuxとは、IE5や5.5、6をWineにインストールするためのプログラム。サイトはこちら。
http://www.tatanka.com.br/ies4linux/page/Main_Page
下記のページにインストール方法のガイドがある。
http://www.tatanka.com.br/ies4linux/page/Installation
このとおりにwgetを用いてダウンロードし、tar.gzファイルを解凍する。解凍してできたディレクトリies4linux-2.99.0.1(今はこれが最新版)へ移動して、ies4linuxを起動させる。
$ cd ies4linux-2.99.0.1
$ ./ies4linux
すると、Microsoftのサイトからdcom98などのライブラリとともにInternetExprolerを自動でダウンロードし、インストールしてくれる。
途中で、IEのどのバージョンを入れるか聞かれるので、適当に選ぶこと。

IEのインストールが終了すると、Vine4.2のGNOMEデスクトップに、"e"がひっくりかえってワイングラスに浸かっているアイコンが出現する。
このアイコンをダブルクリックすると、IEが起動する。
同時に、wineserverも起動する。

IE6.0をインストールして試してみた。
日本語入力もきちんとでき、gooブログへの書き込みもできる。ただ、文字入力するたびに画面がちらつき、見ていられない・・・
動作はやや難があるか?
ブラウジングなら十分に使えそうだ。

IEを終了させても、wineserverは起動しっぱなしで、CPU使用率が100%近くになっていた。
IEを動かせているときは、CPU使用率は40~70%だったのに、なぜだろう・・・
端末からkillコマンドを使って、wineserverを強制終了させる。
$ top
これでwineserverのプロセスID(PID)を探す。
$ kill -9 "wineserverのPID"
普通にkill "PID" とやったのでは、終了できない。オプション"-9"を使うと、killシグナルがブロックされずに有効になるようだ。






fmlの設定 覚え書きその2

2008-07-11 01:04:27 | サーバー管理
メーリングリスト管理ソフト、fmlの設定を変えるには、リモートログインした端末の上でコマンドmakefmlを動かすことで行う。
ポイントは、fmlにおいての管理者の権限が必要であること。
サーバーマシンの管理者ではなく、fmlの管理者。
マシンのrootで操作をしようとすると、英文で「rootでMLを作ってはならぬ」との警告が出てくる。
まず、fmlの管理者へスイッチし、makefmlコマンドを使う。

$ su fmlroot
$ /usr/local/fml/makefml コマンド ML名

makefmlコマンドを使わないで設定ファイルを直接書き換える方法も可。しかし、その後でmakefmlを使うと、直接書いた設定ファイルの内容を上書きするらしいので注意。

MLを新たに作る場合

$ /usr/local/fml/makefml newml 新しいML

そしてさらに、新しいMLの出現をメールサーバソフトにお知らせしないといけない。
まずマシンの管理者へスイッチしてから、以下のコマンドを動かす。

$ su
$ cat /var/spool/ml/新しいML/aliases >> /etc/aliases
(##追記##)
##このあと、下記のコマンドを必ず用いること。##
$ sudo newaliases
##または、
$ sudo /usr/sbin/postalias hash:/etc/aliases
##こうしないと、/etc/aliasesがpostfix内部のデータベースに反映されず、/var/log/maillogにエラーメッセージが出力され続けることになる。##

上記は、メールサーバソフト(この例はpostfix)の設定ファイルに対し、新しいMLの設定を追加してやるという作業。
なお、このコマンドはsudoでは動かせなかった。
(##追記##)
##sudoで動かない場合は、/usr/sbin/や/usr/local/sbin、/etc/など、いろいろな実行パスを試してみること。試してみなくても、whichコマンドで出てくるはずなのだが・・・##


fmlは、メールを用いて管理をすることもできる。
しかしこの機能は初期設定では使えるようになっておらず、makefml configコマンドを用いてMLごとに設定する必要がある。
やりかたは以下。

$ su fmlroot
$ /usr/local/makefml config 新しいML

以上で設定画面に入ることができる。
そして、"4 REMOTE ADMINISTRATION"を選ぶ(数字を入力)することで設定できる。
最初の画面で"4"を、次の画面で"1 REMOTE ADMINISTRATION"を選び、
"Do you maintain in remoto?(y/n)"と聞いてくるのに対し"y"を選ぶ。
このうえで設定画面を終了する(ENDを選択)。

上記で、メールでの管理ができるようになったので、次は管理する人のメールアドレスとパスワードを設定してやる必要がある。
まずメールアドレスを設定。

$ /usr/local/makefml addadmin 新しいML 管理者のアドレス

そして、パスワードを設定。

$ /usr/local/makefml passwd 新しいML 管理者のアドレス
パスワードを聞かれるので、2回続けて入力する。

以上で完了。
参考はこちら










wine-1.0登場

2008-07-05 23:11:31 | Vine4.x
Windows環境をエミュレートするプログラム、wine。
誕生から15年かかって遂に正式版1.0へ到達。
そんなニュースが流れたが、Vine4.2用パッケージが登場している。
バージョンは wine-1.0-1.rc4vl4
Vine用のwineは、1.0の手前のものが導入されているようだ。
早速、apt-getでインストール。
$ sudo apt-get install wine

インストール後は、GNOMEのデスクトップにwineのメニューが日本語で表示されている。
ファイルブラウザも動くし、以前の0.9.xのものより安定しているようだ。あたりまえか。
最初に環境設定をするために、wineのメニューから「wineの設定」を選ぶ。
するとダイアログが表れるが、このときに出てくるWindowsのバージョン(たぶん、エミュレートする対象)はXPになっている。
特にいじらず、初期設定のままで日本語化putty(もちろんWindows版)を動かしてみた。

$ cd putty-0.60-jp20070603.zip_FILES
$ ls
build.html plink.exe* puttygen.exe* puttyjp.patch
initcode.html pscp.exe* puttyjp.exe* puttytel.exe*
pageant.exe* psftp.exe* puttyjp.lng readme.html

$ wine puttyjp.exe

無事に起動した。
起動直後は、画像のような環境設定画面になる。