たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Windows98/98SE/MEのセキュリティパッチ

2006-06-15 00:32:09 | Weblog
6月12日付けのCNET Japanの記事。
6月8日に、Microsoftは、Windows98/98SE/MEのセキュリティパッチの配布を見送ったという発表を行った。OSの基本部分が古すぎて、パッチの適用によりアプリケーションが動かなくなる恐れがあるためという。
参照:
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20137307,00.htm

今後、今年の7月11日を最後に、Windows98/98SE/MEに対するセキュリティパッチの配布そのものが打ち切られる。

つまり、重大なセキュリティホールがこれらのOSに見付かっても、それらの対処をMicrosoftはもうしない、ということ。
まだ使っている人は大勢いるような気もする。
ここで問題なのは、買い替えるか、別のOSに乗り換えるかということだろうか。
MEでも6年前に発表されたもので、これが動いているPCも4年から5年は経っているだろう。機械としては、ボロくなったけどまだ使えるのに。といったところではないか。
個人のレベルでは、新型PCへの買い替えを考えるのが大勢かも知れない。
でも、そんな金額がおいそれと出せない事業所もあるだろうな。。

話かわって・・・
知人が小さなNPO法人にかかわっているという。
そのNPOでは、事務処理にPCを使っていて、連絡などで電子メールも当然使う。
そのPCがウィルスに感染してしまった。
PCに詳しい知人は復旧作業を要請されているが、下手をするとOSの入れ直しが必要で、またセキュリティパッチの期限切れ問題もある。
新しいPCを買うような資金的な余裕はない(PCを復旧させる際の手間賃すらもらえない)、という。

ここで問題です。
当該PCがWindows98/ME/2000を使っているとして、それらのOSを使い続ける道を選ぶか。それとも、LinuxやBSD系OSへ思い切って移行するか。

解答のポイント。
1.LinuxやBSD系OSで動くオフィスソフトで、間に合う内容の仕事かどうか。
(WordやExcelの機能に深く依存した、例えばVBAマクロを多用するような事務処理をしているのか。もしそうなら、移行は難しい)
2.周辺機器の対応は問題ないのか。
(Windowsにしか対応していない機器ばかりなのか。ドライバの提供具合は?)
3.ブロードバンド回線があるのか。
(ダイアルアップ回線の場合、Linuxに対応したモデムを入手しないとネットに繋げないかも・・・ソフトウェアモデムのLinux用ドライバは、どの程度の数が公開されているんだろうか)
4.そもそも、それら代替OSに詳しい人(指導できる人、トラブルシュートできる人)が近くにいるのか?
最後のポイントが最も重大と言えそう。








ウェブ進化論

2006-06-14 23:49:55 | Weblog
本屋で見付けて衝動買いしてしまった。とても刺激的で面白い本。
「ムーアの法則」によって、革命的と言える情報発信とその処理技術がほとんど無料で入手できるようになった世界の話。SFじゃなくて現実世界のことだ。

ネットの近未来は、混沌か、それとも輝く新世界か。多分どちらも正解だと思う。



OpenOffice.orgに感染するウィルス出現

2006-06-04 22:46:06 | Weblog
ついに、というべきか、無料のオフィスソフトであるOpenOffice.orgに感染するウィルスが現われた。
詳細はITproに掲載されている。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060531/239609/

元ネタは、ロシアのkaspersky lab。 URLは以下。
http://www.viruslist.com/en/weblog?weblogid=187738337
5月31日に発見されたようだ。
これまで、オフィスソフトに感染するマクロウィルスと言えば、
MS-Officeを標的にしたものがほとんどだと思っていたが。
どんなソフトウェアでも脆弱性がある、というのは良く聞く話だけど、
ウィルスに狙われるほどOpenOffice.orgがメジャーになったということだろうか。

これを皮切りに、今後はセキュリティホールが続々と発見されることになるのだろうか。

追記:
OpenOffice.orgユーザー会のFAQサイトによると、
件のウィルスは、「実証コード」らしい。
6月はじめの時点で、ウィルス対策ソフト各社から、このウィルスに対応する定義ファイルが提供されているという。
対応方法も紹介されている。

「マクロのセキュリティ」を「高」または「最高」にすること。
また、「信用できるフォルダ」を空白にすること。

参照:OpenOffice.orgユーザー会FAQのページ(http://oooug.jp/faq/),
faq3/37。