たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Google Earth (Linux版)を試す

2008-01-22 23:19:56 | Weblog
Google EarthのLinux版がリリースされている。
ブラウザだけでも、Google mapsを使えば世界中の航空写真を眺められるけれど、Linuxの上でうごくアプリとして使ってみたい。ということで、インストールしてみた。

Googleのサイトから実行ファイルのインストーラをダウンロードするが、これを動かすためには、パーミッションに実行権限を付加する。
インストール作業が済むと、デスクトップにGoogle Earthのアイコンが表れる。
これをダブルクリックするとGoogle Earthが起動する。

自作機のビデオチップSis620が古すぎるせいか、起動してからの動きは非常に遅い。
マウスをぐりぐりやっていると、突然Google Earthが落ちてしまった・・・

ATIなどのビデオチップを積んでいるPCでも、グラフィックドライバを適切に設定してやらないと、動きが遅いらしい。デフォルトの"OpenGL"ドライバでは、処理が遅いとのことだ。。
XSiS_SVGAドライバを、どうにかして動かしてやりたいところだが・・・

X-Window-Systemの設定が・・・

2008-01-10 00:51:50 | Weblog
GUIを司る、X-Window-Systemの設定を吹きとばしてしまった。。
そのため、GUI画面が立ち上がらなくなってしまった。
サーバー機のような、真っ黒い画面に白い文字が写るだけ。
これはこれで、シンプルでいいかも。と思ってみる。。
しかし、不便だ。普段からほとんどGUIで、まるでWindowsのように使っているのに、メールまで読めないじゃないか。

原因は、マザーボードのビデオチップSis620専用のドライバ"XSiS_SVGA"をインストールしたからだと思われる。
ビデオチップの性能を向上できるかな?と思って試したところ、ドツボにはまってしまった・・・

CUIでログインして、管理者権限にスイッチし、
# setup
を試す。これで、言語やX-Window-Systemなどの各種設定を行うのだが、設定がうまくできない。あきらめた。
どうやら、XSiS_SVGAドライバ専用の設定方法があって、これは通常の方法(Xconfiguratorなど)では設定できないようだ。たぶん、Xの設定ファイル/etc/X11/xorg.confを直に書き換えるのだろう。

しかたがないので、現状復帰を目指す。
要は、新しくいれたドライバを使わないようにすればいいはずだ。
ドライバを入れる前のファイル/etc/X11/xorg.conf.rpmsaveを再利用し、
$ startx
でXの起動を試みる。そして表示されるエラーメッセージを読む・・・
これを便りに設定ファイルを眺めていると、/usr/X11R6/bin/のディレクトリに怪しい箇所を発見。
/usr/X11R6/bin/X -> /usr/X11R6/bin/XSiS_SVGA
Xの起動に必要なファイルが、ドライバへのリンクになっている。
このリンクを外したら、どうなるだろう?
やってみた。
$ sudo rm /usr/X11R6/bin/X
$ sudo ln -s /usr/X11R6/bin/Xorg /usr/X11R6/bin/X
同じディレクトリにある、Xorgというファイルへのリンクへと変更してみた。
これで、Xを起動してみる。
$ startx
すると、ペケマークのカーソルが表れ、やがてGNOMEが起動。成功だ・・・

ようやく、元に戻った。
今回の教訓。
ビデオチップのドライバを入れ直す時は、事前に設定方法をよく調べること。


Vine4.2がリリース

2008-01-06 23:12:12 | Vine4.x
昨年12月25日に、VineLinux4.2がリリースされていた
これは、前のバージョン4.1に対して、バグフィックスやセキュリティフィックスを施したもので、カーネルやライブラリなど、OSの基本的な部分の変更はない、とのこと。

また、apt-getの参照先は、1ヶ月程度は前バージョン4.1のままで、1ヶ月たった時点で自動的に4.2へ変更される、という。
もちろん、手動で参照先を変更し、4.2へアップグレードすることも可能とのこと。

さっそく、バージョンを4.2へ上げてみた。
仮想端末で作業する。

まず、apt-getの参照先を示す設定ファイルをバックアップする。
$ sudo cp -i /etc/apt/sources.list /etc/apt/sources.list.org

次に、設定ファイルの内容をいじる。
viエディタでファイルを開く。
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
・・・・・
# (master)
rpm [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree extras
rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree extras
#
・・・・・
上記の「4.1」の部分を、「4.2」へ変更して上書き保存。

さらに、apt-getコマンドでアップグレードを行う。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

すると、4.1を4.2へするための変更部分が参照され、アップグレードが完了した。
アップグレードの場合は、apt-get dist-upgrade と行うということだが、今回は、"dist-"をつけなくてもアップグレードができた。

アップグレード後に起きたこと。
ブラウザでwebを閲覧していると、Flashの表示が速い。気のせいもあるのかな?
内部の変更のせいで、ソースからインストールしていたOpenOffice.org2.3.1が削除されてしまった。また、その後のapt-get update && upgradeでGTKの一部が変更になったため、zphotoも削除されてしまった。

zphotoはVineのサイトからaptでインストールした記憶があるのだが、ソースから入れ直す必要があるようだ。
sudo apt-get install zphoto ではインストールできなかった。