たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

KNOPPIX5.1.1をdebianインストール

2007-07-19 22:50:29 | Weblog
くたびれてきた自作機のハードディスクの空き容量を利用して、KNOPPIX5.1.1のインストールを試した。
うまくいけば、Vine4.1とKNOPPIXとのデュアルブートとなる。

まず、KNOPPIXをCDから起動し、qtpartedを動かす。
そして、/dev/hdaの空き部分を「新規作成」し、ext3形式にする。
約7GBのext3パーティションと、500MBのLinux-swapパーティションを作った。

このext3の部分 /dev/hda2 へ、KNOPPIXをインストールする。
qtpartedを終了してから、RootShellからインストールプログラムknoppix-installerを動かす。

# knoppix-installer

これで、インストーラの発する質問に答える(rootパスワード、ユーザ名とそのパスワード、PCの名前)と、ファイルのコピーがはじまる。インストールの方式は、"debianインストール"を選んだ。ファイルコピーが終了すると、インストール作業が完了する。cereron533Mhz+RAM410MBの、くたびれてきた自作機では、ファイルコピーに約30分を要した。

GRUBは、MBRではなく /dev/hda2パーティションの先頭部分にインストールした。

これで、とりあえずインストール作業は完了。
CDを取り出し再起動する・・・と、GRUBの調整をしなければ、KNOPPIXは起動しないのだ。素直に起動ディスクを作っておけばよかった・・・

GRUBの設定ファイルは、/boot/grub/menu.lst である。
ただし今回は、メインのOSである、VineのGRUBを変更することになる。
menu.lstの最後の行に、KNOPPIXの起動イメージのある部分を書き加える。

これで、PCを再起動すると、GRUBのメニューにKNOPPIXが追加され、これを選択して起動できた。

ここまではよかったのだが、インターネットに接続できない。
# ifconfig
でみると、eth0はマシンが認識しているのだが、パケットが行き来しない。
ping 192.168.0.1 とADSLモデムへpingを打つが、 "network unreachable"とエラーが出るのみ。
この原因は、ネットワーク設定ファイル(/etc/network/interfaces)の内容が原因だった。
CD起動時のままの内容だと、インストールした場合には使えないらしい。
このファイルの末尾2行を、以下に変更。
auto eth0
iface eth0 inet dhcp

そして、設定を反映させる。
# ifdown eth0
# ifup eth0

こうすると、無事にインターネットに接続できた。

インストールしてみた感想。
CD起動の場合と、いろいろな操作が違う。初めていじるときには当惑するだろう。
KNOPPIXはDebianの変種(不安定版らしい)なので、ハードディスクに入ったときのKNOPPIXの設定をいじる時は、Debianの参考書が役に立つ。


wineでPuTTY

2007-07-10 23:00:02 | サーバー管理
あんまり意味のないことだとは思うのだが。。
VineLinuxにいれてあるWine0.9.37の上で、Windows版のsshクライアントであるPuTTYを動かしてみた。

PuTTYのオリジナル版のダウンロード先はこちら。
これはしかし、日本語が通らないということなので、日本語化のためのパッケージを入手する。
このダウンロード先はこちら

PuTTYについての解説は、こちらを参考にした。

入手した、オリジナル版のzipパッケージputty.zipと日本語化用のzipパッケージputty-0.60-jp20070603.zipを適当な場所で展開。

そして、おもむろにwineで動作させてみた。
$ cd putty.zip_FILES
$ wine putty.exe
すると、英語版のputtyが無事に起動した。

日本語化版も試してみる。
$ cd putty-0.60-jp20070603.zip_FILES
$ wine puttyjp.exe
こちらも起動。きちんとメニューが日本語化されている。

日本語化版を使って、サーバへssh接続をしてみる。
サーバのsshdの設定は、パスワード接続を許すようになっている。
解説サイトを参考に、puttyの設定を調整して接続すると・・・
Windowsのコマンドプロンプトによく似た端末画面が現れる。
ここでパスワードを入力すると、サーバとの接続に成功した。
やってみれば、結構簡単だ。。

もうひとつ、PortableAppsに収録されている、Portable版PuTTYも試してみる。
こちらは、オリジナル版のバージョンが0.60なのに対して、バージョン0.59がベースになっているということだ(今確認すると、バージョン0.60も既に出ているらしい)。
USBメモリをPCへ接続。
そして、/media/diskへ移動してwineを起動。
$ cd /media/disk/PortableApps/PuTTYPortalbe/Apps/
$ wine putty.exe
これでPortable版のPuTTYが起動する。

これを日本語化できないだろうか。というか、さきほどの日本語化バージョンを使えないだろうか。
というわけで、USBメモリのPuTTY_Portableのフォルダ内へ、日本語化パッケージのputtyjp.exeをコピーし、wineで起動させてみた。
すると、メニューが英語のままのPuTTYが起動した。。このままではダメなようだ。

いろいろ試した結果、puttyjp.lngというファイルを、puttyjp.exeをコピーしたフォルダ内へいっしょにコピーすれば、日本語化されたputtyが動くようだ。
$ cp puttyjp.lng /media/disk/PortableApps/PuTTyPortable/Apps/
$ cd /media/disk/PortableApps/PuTTYPortalbe/Apps/
$ wine puttyjp.exe
これで、日本語化版PuTTYが動作した。





CC600PXのスキャナ機能を使う

2007-07-03 11:20:51 | Vine4.x
結構古くなったEpsonのCC600PXを使っている。
プリンタドライバとスキャナドライバは、EpsonKowaのサイトからダウンロードできる。
プリンタドライバはすんなりインストールできて、普通に使えている。
しかしスキャナドライバの方は、RPMパッケージのインストールはすぐにできたのだけど、なぜか使えない。
コンソールから、
$ iscan
とやれば動くはずだが、なぜかエラーが出て動作不能。
いろいろやってみると、管理者権限でなら動作できた。
$ sudo iscan
しかしこれでは、Gimpからスキャナを動かすことができず、やや不便だ。
そこでネットを検索してみると、以下の記事を発見。

オールインワン機 PX-A720を使う (スキャナ編)

これによると、普通にUSB機器を接続した場合、そのデバイスファイルの所有者はrootになるため、一般ユーザー権限ではそのUSB機器を使えないという。
そのため、管理者権限でないとiscanを起動できなかったわけだ。。
一般ユーザーでもUSB機器を使えるようにするためには、usb-ownerというパッケージを導入する必要がある。

usb-ownerはvine extrasに収録されている。
/etc/apt/sources.listの内容に、extrasを追加して、apt-get install をするか、Synapticを起動してパッケージを導入する。

usb-ownerを導入すると、iscanは一般ユーザーで起動するようになった。
Gimpからでも、メニュー「拡張」-「Acquire Image」-「Scanning(iscan)」とすれば、iscanが起動する。

(不明な点)
usb-ownerは無事にインストールできたのだが、なぜかOpenOffice.orgと競合するらしく、OpenOffice.orgが削除されてしまった。