たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

Epson EP-774Aの設定メモ

2011-12-25 01:08:10 | Ubuntu
年末の年賀状印刷中にプリンター複合機CC600PXが死亡してしまったので、後継機種を入手した。
タイの洪水のせいでcanonは品薄だったので、EPSONの複合機、EP-774Aを購入した。
さっそく、Ubuntu10.04で動かすようにしてみたメモ。

PCとUSB接続して電源を入れ、Ubuntu10.04のメニューから、システム>システム管理>印刷 とたどり、System-config-printerの「追加」ボタンをクリックしたが、適切なドライバは見つからなかった。(ただし、EP-801Aは事前に用意されているようだ)

そこで、EpsonのサイトからLinux用ドライバをダウンロード、インストールする。

ダウンロード先は、EPSON Download Center
ここの検索窓に型番を入力すると、該当機種の、RPMやdeb、tar.gzなど各種形式のドライバが入手できる。

Firefoxの場合は、ダウンロードした後にダウンロードマネージャから該当のファイルを選び、右クリックで「開く」を選択すると、パッケージ・インストーラが動いてインストールしてくれる。

プリンタードライバの方は、問題なくインストールが完了した。
ただしスキャナドライバの方は若干の問題が発生した。
ダウンロードしたスキャナドライバの種類によっては、依存性エラーが発生してインストールできない。
これは、libstdl3というパッケージに由来するもので、Ubuntu10.04に入っているパッケージはlibstdl7であるため、「必要なものがない」というエラーが出る。
ただしEPSONのサイトを良く見ると、libstdl7に対応したスキャナドライバがあるので、それをインストールすれば良い。
(ドライバ:iscan_2.28.1-3.ltdl7_i386.deb)


あらためて、Ubuntu10.04でsambaサーバー構築

2011-09-30 23:25:29 | Ubuntu
前回のsamba導入と設定で、Ubuntuからファイルの退避ができた。
次は、Ubuntu側を整備しなおし、Windows7へ退避させたファイルを再度戻すことにする。
そのために、ハードディスクの容量を見直して空き容量を確保してから、改めてUbuntuをいちからインストール。そしてsambaを導入しファイルサーバー化するという手順を考えた。

まず、Ubuntu10.04をクリーンインストール。すると、以前の8.04からのアップグレード環境よりも動作が早いようだ?

次に、Synapticでsambaを導入。このバージョンは3.4.7。

そして、つまづいていたsambaの設定に入る。
設定の概要は、
・共有するディレクトリは/var/samba/shareにする。ホームディレクトリの共有はしない。
・Windows7からの共有ディレクトリへのアクセスは、パスワードを使わずにできるようにしたい。
・さらに、ファイルやフォルダの作成もできるように。
・今回は、Windows7でコマンドプロンプトを使わないでも共有ができるようにする。

以上の機能を実現するために、設定ファイル/etc/samba/smb.confを修正する。修正点は以下。

#====Global Settings=======
[global]
##Browsing/Identification##
workgroup = WORKGROUP
 #この部分はデフォルトで記述されている。
 #Windows7の設定でも、ワークグループの名前をworkgroupにしておくこと。

##Networking##
interfaces = 127.0.0.0/8 eth0
 #例文の";"をアンコメントした。

###Authentification###
security = share
 #この記述で、Ubuntuサーバーへのアクセスがパスワード不要になる。
 # = user だと、Ubuntuサーバー上でsambapasswdコマンドを用いて、アクセスするユーザーのパスワードを設定しておく必要がある。

#====Share Definitions======
 #最終行に以下を追加した。
 #この部分が、共有するディレクトリを指定する。
[share]
comment = Ubuntu File Server Share
path = /var/samba/share
browsable = yes
guest ok = yes
read only = no
create mask = 0755

以上でsmb.confの修正は完了。
ただし、Ubuntu側で、/var/samba/shareのディレクトリを作成し、その持ち主をnobody、グループをnogroupとしておく。
$ sudo mkdir /var/samba/share # オプション-pがいるかも。
$ sudo chown nobody.nogroup /var/samba/share

参照:Ubuntu 10.04,10.10Server版にSambaサーバーを導入

以上を行ったあとで、sambaをリスタートする。
$ sudo /sbin/initctl restart smbd #sambaのプログラムであるsmbdを再起動する。

LANでつながっているWindows7側の操作は、エクスプローラーを立ち上げ、コンピュータ>ネットワークを見ると、コンピュータ名のところにUbuntuサーバー名のアイコンが表示される。
このアイコンをクリックすると、共有ディレクトリ「share共有」が見える。
このディレクトリに入ると、フォルダやファイルのコピーや作成も可能。


sambaサーバーを設定中

2011-09-29 00:08:46 | Ubuntu
ATOMで作った自作機Ubuntu10.04のハードディスクが満杯近くになってきたので、ファイルをどこかへ退避させたい。ちょうど、Windows7のノートPCを入手したので、Ubuntuのファイル群をWindows7へ(いったん)移動させ、Ubuntuマシンは改めて自宅サーバーとしての活用方法を探ることにする。

ファイルの移動については、UbuntuとWin7マシン同士でLANを組み、Ubuntuをファイルサーバーに、Win7をクライアントにする形で、迅速にコピペができたらいいなあ。と考えた。

Ubuntuマシンはデスクトップ機として使っているが、ここにsambaを導入し、sambaマシンとして動かすことにした。
sambaのインストール自体は、synapticを使って簡単にできた。
ただし、設定が一苦労だったので、概要をメモする。

googleで「samba 設定」とやると大量の記事がヒットする。それらには、設定ファイルである/etc/samba/smb.confの記述例も記載されており、大変重宝する。しかし、ユーザーごとにマシンの環境は異なる。特にWindows7については、以前のバージョンのwindowsとは挙動が異なることが報告されているようだ。内容については、複雑なので詳細割愛。

自分が行った設定は、googleや書籍「Debian GNU/Linux ネットワーク構築ガイド」でえられた例文を参考にしたもので、かなり基本的なものだと考えている。
しかし結果として、Windows7とUbuntuはつながらず(pingは互いに通っているのでネットワークは組めているのだが)、共有を指定したディレクトリが見えない。Ubuntu、Windows両方からだ。

ログをあたったところ、
sambaのログは、/var/log/samba/log.smbd および、 /var/log/samba/log.nmbdなど(他にも、sambaディレクトリ配下にいろいろある)。
/var/log/samba/log.nmbdを参照すると、以下のエラーログが頻発するのを発見した。
XXXX@yyyy:~$ nmblookup -B 192.168.X.251 '*'
querying * on 192.168.x.251
Packet send failed to 192.168.X.251(137) ERRNO=Operation not permitted
name_query failed to find name *

エラーの内容は、クライアントであるWindows7のIPアドレス(192.168.X.251)へパケットを送って通信しようとしているが、権限がないのでできない、ということのようだ。

Sambaが動作しないときの診断方法(日本sambaユーザ会)」を参考に、原因と対策を探ることにした。
これの診断チェックリストは18あり、それを1から順番にたどっていくこととされている。
すると、(7)nmbdの動作確認 までは正常に動作しているようだが、(8)コンピュータ名による名前解決 からうまくいかない。
もっとも、LANの環境はDNSサーバーを動かしてはいないので、名前解決はうまくいかないのは当然かもしれない、と思っていた。
しかし、Windowsマシンのエクスプローラー画面(?)にサーバーであるUbuntuマシンのアイコンを表示させるためには、名前がわからないとうまくいかない、のかも。

そこで、他のサイトも参照に、winsの設定(sambaサーバーにwinsサーバーの役目を持たせることと、Windows側の設定)を行う。
さらに、文字化け防止のため、日本語JISの表示にsambaを対応させる設定も追加。

しかしそれでも接続はできず、試行錯誤を繰り返す。
動かないのは、Linux側からのブロードキャストと、Windowsからコマンドプロンプトで行うnbtstatコマンド。

結果として、うまく行かないチェックの部分は飛ばして試していると、(16) Windowマシンからnet useコマンドを実行 のところはうまく動作した。
これを行うと、Windows7のエクスプローラー画面にネットワークフォルダが出現。「homes(\\server)(X:)」として、空き領域3.9GB/36.9GBが表示された。

結局、LANを組んでsambaを起動するとファイル共有が自動的に完成するのは無理だったが、Windowsのコマンドプロンプトから、
<実行例>c:> net use x: \\BIGSERVER\TMP
を実行することで解決した。

何だか中途半端な結果だが、ファイルの移動はできたので良しとする。
ファイル移動は、毎秒4~7MBの速度だった。9GBの画像ファイル群が約30分で移動。
構築さえできれば、ファイル共有は便利だということを実感。





ワイヤレスマウスとUbuntu10.04LTS

2011-01-22 23:57:07 | Ubuntu
1 使用するワイヤレスマウスの概要 
 家電量販店で購入した処分品のワイヤレスマウス。
 エレコム製、M-DY4DRWH、1,000円。
 パッケージに記載されている対応OSは、WindowsXP、Vista、7。MacOSXは非対応とのこと。

 コードが無い代わりに、電波発信部とマウス本体の2つの部分に分かれている。 
 電波発信部はUSBメモリのような形状と大きさをしており、PCのUSBポートに差し込んで使う。
 マウス本体は、単四電池二本が必要(特に記載はないがeneloop使用可能)で、少し大きめ。電源スイッチがついており、使用しないときは電源を切っておくことができる。また、電波発信部をマウス本体内部へ収納することもできる。
 マウス自体の性能は光学式、ホイール付き、5ボタン型。

2 Ubuntuでの使用感
 電波受信部をPCに差し込み、マウス本体の電源を入れてから、PCを起動させると、問題なくマウスを使えた。
 Ubuntuのログイン画面からマウスを使用できる。
 Ubuntuは自動でドライバ等を読み込んでくれるようだ。
 使い心地は、いたってふつうの光学マウス。
 モバイル用の小型USB有線マウスよりも、マウスポインタの動きがなめらか。ポインタが勝手に動くようなことはなく、快適。→高級な使用感?

 PCとの接続はUSBで、コードの部分を電波で代用しているだけ(電波送信部とマウス本体との通信はマウス側でだけ処理しており、PC側は無関係)なので、ふつうのUSB光学マウスとして使用できるのではないか。

 ウェブ上での情報によると、Ubuntuでは使えないワイヤレスマウスや、動作が不安定なものがあるという。
(Ubuntuのユーザー会でのWiki等の情報)

UbuntuでisoイメージをCDに焼く

2010-12-19 03:02:09 | Ubuntu
手持ちのCD-RWの内容を消去して、isoイメージをそれに焼き付ける話。

GUIで行う場合は、UbuntuにはBrasero(ブラセーロ、火鉢)というシンプルな外観のソフトがあり、比較的簡単に作業ができる。
まず、焼きたいisoイメージをファイルマネージャーNautilusから指定し、右クリックすると、「CDに焼く」というメニューが出るはず。
ただし、うちのUbuntu10.04には、8.04hardyからアップグレードしたせいかどうか、最初からは入っておらず、Synapticパッケージマネージャーで追加インストールした。
この場合、焼きたいファイルを右クリックすると、「Braseroで開く」というメニューが追加される。
目的のファイルを指定してやれば、ドライブにいれたCD-RWの内容を消去するか確かめてくれた上で、焼き付け作業をしてくれる。

CUIで行う場合。
Braseroを入れることを思いつかず、どうやってもファイルマネージャーNautilusからCDを焼くところに行けないので、CUIで試してみた。

GNOME端末から、cdrecordコマンドを使う。
まず、CDドライブを特定する。
$ cdrecord -scanbus
scsibus0:
wodim: Warning: controller returns wrong size for CD capabilities page.
0,0,0 0) 'E-IDE ' 'CD-ROM CR-850E ' '1.11' Removable CD-ROM
0,1,0 1) *
0,2,0 2) *
0,3,0 3) *
0,4,0 4) *
0,5,0 5) *
0,6,0 6) *
0,7,0 7) *
scsibus6:
6,0,0 600) 'HL-DT-ST' 'DVDRAM GSA-H42N ' 'RJ11' Removable CD-ROM
6,1,0 601) *
6,2,0 602) *
6,3,0 603) *
6,4,0 604) *
6,5,0 605) *
6,6,0 606) *
6,7,0 607) *
うちの環境では、外付けのDVDマルチドライブが、scsibus6として認識されており、そのドライブ番号?が6,0,0であることがわかる。

この番号を指定して、cdrecordコマンドで「消去」を命じてやることになる。
その前に、消去する目的のCD-RWをアンマウントしておくことが必要。
$ umount /media/cd
#/media配下の"cd"は、CD-RWの内容(例えば、Puppy4.0)。
多分、/media/**じゃなく/dev/cd-romの方をアンマウントすると、CDドライブそのものがアンマウントされて使えなくなると思う。
CDドライブにマウントされているCDをアンマウントする必要がある。

cdrecordで内容を消去。
$ cdrecord -v blank=fast dev=6,0,0
TOC Type: 1 = CD-ROM
wodim: Operation not permitted. Warning: Cannot raise RLIMIT_MEMLOCK limits.
scsidev: '6,0,0'
scsibus: 6 target: 0 lun: 0
WARNING: the deprecated pseudo SCSI syntax found as device specification.
Support for that may cease in the future versions of wodim. For now,
the device will be mapped to a block device file where possible.
Run "wodim --devices" for details.
Linux sg driver version: 3.5.27
Wodim version: 1.1.10
SCSI buffer size: 64512
Device type : Removable CD-ROM
Version : 0
Version : 0
Response Format: 2
Capabilities :
Vendor_info : 'HL-DT-ST'
Identification : 'DVDRAM GSA-H42N '
Revision : 'RJ11'
Device seems to be: Generic mmc2 DVD-R/DVD-RW.
Current: 0x000A (CD-RW)
Profile: 0x0012 (DVD-RAM)
Profile: 0x0011 (DVD-R sequential recording)
Profile: 0x0015 (DVD-R/DL sequential recording)
Profile: 0x0014 (DVD-RW sequential recording)
Profile: 0x0013 (DVD-RW restricted overwrite)
Profile: 0x001A (DVD+RW)
Profile: 0x001B (DVD+R)
Profile: 0x002B (DVD+R/DL)
Profile: 0x0010 (DVD-ROM)
Profile: 0x0009 (CD-R)
Profile: 0x000A (CD-RW) (current)
Profile: 0x0008 (CD-ROM) (current)
Profile: 0x0002 (Removable disk)
Using generic SCSI-3/mmc CD-R/CD-RW driver (mmc_cdr).
Driver flags : MMC-3 SWABAUDIO BURNFREE
Supported modes: TAO PACKET SAO SAO/R96P SAO/R96R RAW/R16 RAW/R96P RAW/R96R
Drive buf size : 1053696 = 1029 KB
Beginning DMA speed test. Set CDR_NODMATEST environment variable if device
communication breaks or freezes immediately after that.
Drive DMA Speed: 8533 kB/s 48x CD 6x DVD
Current Secsize: 2048
ATIP info from disk:
Indicated writing power: 6
Reference speed: 2
Is not unrestricted
Is erasable
ATIP start of lead in: -11078 (97:34/22)
ATIP start of lead out: 359849 (79:59/74)
1T speed low: 0 (reserved val 0) 1T speed high: 4
2T speed low: 0 (reserved val 5) 2T speed high: 0 (reserved val 12)
power mult factor: 3 5
recommended erase/write power: 3
A1 values: 02 3A B0
A2 values: 5C C6 26
Disk type: Phase change
Manuf. index: 11
Manufacturer: Mitsubishi Chemical Corporation
Speed set to 706 KB/s
Starting to write CD/DVD at speed 4.0 in real BLANK mode for single session.
Last chance to quit, starting real write in 0 seconds. Operation starts.
Performing OPC...
Blanking PMA, TOC, pregap
Blanking time: 48.036s

48.036秒で消去しました。ということだと思う。
CDを焼くのはBraseroを使ったので、コマンドは確認せず。





ubuntuzillaを使って最新版Thunderbirdを入れてみる

2010-09-13 23:59:29 | Ubuntu
Ubuntu10.04LTSには、メールクライアントとしてEvolutionが搭載されているが、Thunderbirdも同時に収録されている。
後者には、アドオンを導入することでカレンダー機能やtodo機能を追加させることができる。また、Evolutionと同じように、Googleカレンダーとの同期も可能だ。

試しに、Thunderbirdへカレンダープラグインである"lightning"を入れてみた。
ところが、現在公開されているバージョン1.02bは、Ubuntu10.04LTSに入っているThunderbird3.0.7には未対応だった。最新版の3.1.3になら対応しているらしい。

そこで、最新版のThunderbirdを入れてみた。
Ubuntu10.04LTSの公式パッケージにはないので、ubuntuzillaというソフトを用いて、最新版を入れてみることにする。
Ubuntuzillaの解説はこちら。http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ubuntuzilla/
Ubuntu10.04LTSへのインストール方法はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/currywhats/folder/1583176.html

ところが、インストール作業中に問題発生。
$ gpg: 署名を検査できません: 公開鍵が見つかりません
上記のメッセージが出て、何度やってもインストールが途中で終わってしまう。
あれこれ考えると、gpgの署名鍵をどうにかしないといけないようだ。
そこでぐぐってみると、下記のサイトを発見。
「GnuPGの署名を確認する」 http://www.confrage.com/security/pgp/pgp3_02.html

上記サイトを参考に、gpg公開鍵を鍵サーバーから取得してみた。

$ gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-key B47C54E5
gpg: 鍵B47C54E5をhkpからサーバーpgp.mit.eduに要求
gpg: 鍵B47C54E5: 公開鍵“Mozilla Messaging Inc. (Code Signing) <build@mozillamessaging.com>”を読み込みました
gpg: 絶対的に信用する鍵が見つかりません
gpg: 処理数の合計: 1
gpg: 読込み: 1 (RSA: 1)

最後から3行目の内容がなんだか不安だが、再度、ubuntuzillaを試してみる。

すると、無事成功。
Thunderbird3.1.3がインストールできた。

アドオン"lightning"も、googleカレンダーと連携させるアドオン"provider_google_calender"も無事にインストールできた。

好みの問題かもしれないけど、Thunderbirdのカレンダー画面の方が、evolutionよりも見やすい気がする。
また、予定の通知機能については、googleのモバイル通知がそのまま使える分、Thunderbirdの方が上だ。
懸念材料としては、Thunderbirdのバージョンアップに、アドオンがついてこれるかどうか、だろうか。





携帯電話とGoogleカレンダーの同期、ついでにEvolutionも

2010-08-22 16:16:31 | Ubuntu
ずいぶん更新の間が開いてしまった・・・

最近、スマートフォンの話題が私的ブームになっている。浅く理解した範囲では、iPhoneやAndroid携帯やWindowsMobileフォンを使えば、インターネットとシームレスにつながるため、GoogleやYahooなどが提供するPIMやメールなどのサービスと手間なく連携できるらしい。

普通のFOMA携帯で似たようなことができないかなあ。と考えてみた。
PDAのように、自宅のPCと予定やアドレス帳を共有できたらもっと素晴らしい。

調べてみると、パケット代はかかるものの、携帯のiアプリを利用すれば、Googleカレンダーと連携することができることがわかった。

そのiアプリはmobical。 http://mobical.jp/pc/index.html
GoogleカレンダーとMicrosoft Exchangeの、2つのグループウェアと連携できる。
使用には登録が必要で、無料で広告が挿入される「ライト」版と、年間3,000円で機能制限なし・広告なしで使える「プラス」版がある。
ライト版は、登録から30日間は広告の挿入なし。
Googleカレンダーは、携帯(imode)から閲覧はできるが、書き込みはできない。mobicalを使えば、書き込みが可能になる。プラス版なら他のユーザーとカレンダーの共有ができるとのこと。
使っている携帯(F704i)のせいか、iアプリの起動には少し時間がかかるが、起動しっぱなしにしておけば大丈夫(?)。なお、携帯内蔵のスケジューラーと連携させる術はないようだ。

これで、携帯とGoogleとの連携はできた。
そこでもう片方の、GoogleとPCの連携の方だ。

PCでは基本的にブラウザを介してGoogleとつながるわけだが、Ubuntu10.04のEvolutionは、Evolutionのカレンダーに作成した予定がGoogleカレンダーに自動で同期される。
やり方はこちら。http://sourceforge.jp/magazine/08/12/18/024224/2
Googleカレンダーにブラウザからアクセスして予定を入れると、Evolutionのカレンダーにもそれが反映されるようになっている。
いちいちブラウザを立ち上げなくても良いわけで、非常に便利だ。

これで、携帯-Google-PCと同期ができるようになった。
携帯が突然つぶれても、予定表だけはどうにか生き残れるようになったはずだ。

次に、携帯のアドレス帳とPCおよびgmailのアドレスの同期だが、これはまだ良い方法を見つけていない。
gmailと、gooメール・ドコモwebメールを介せば、メールやアドレスを同期(というよりコピー)させることが可能になるだろうか?
また調べてみたい。





Ubuntu8.04LTSを10.04LTSへアップグレード

2010-05-10 23:16:46 | Ubuntu
5月5日に、ubuntuの次期バージョンである10.04の日本語remix版がリリースされた。
今まで8.04のLTS版を使っていたが、アプリケーションの一部が少し古くなっていたためもあり、アップグレードを試してみた。

8.04から10.04へのアップグレード方法は、こちらを参考にした。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeLucid
「Ubuntuデスクトップのネットワークアップグレード(推奨)」を行うことにする。

アップグレードの前に、データのバックアップとして、homeディレクトリをまるごと、外付けハードディスクへコピー。約4.5GBあった。

アップグレードの手順は、まず、ALT+F2キーを押して「アプリケーションの実行ダイアログ」を出し、そこに
update-manager --devel-release
と入力することから始まる。
アップデートマネージャを動かして、8.04を最新にしてから、10.04へのアップグレードを行うことになるようだ。

システムの中身が自動で精査され、必要なファイルがインターネットごしにダウンロードされる。うちの環境では、ダウンロードが終了するまで約4時間かかった(寝て待っていたら朝になっていたので、実時間はわからない)。

ダウンロードの終了後、インストールの工程に自動で進むのだが、キーボードのタイプを選ぶ画面で一時停止していたのに気がついた。
キーボードは無名のメーカー製なので、"Gneric 105-key(Intl)PC"を選んだ。

インストール作業を再開させると、以下の4つの設定ファイルを書き換えるかどうかを問われた。
/etc/services
/etc/login,defs
/etc/gnome/default list
/etc/scim/config
思案の結果、8.04で使っていたvmware-serverに関わっていそうな、
/etc/services のみを現状のまま残すこととし、残りは全て10.04のデフォルトのものに置き換えた。

この場面を過ぎると、インストール作業は止まることなく進行。古いパッケージ150を削除したのちインストールは完了し、再起動を促す画面へと至った。

再起動させると、起動時間がとても短くなっている。2倍くらい速いような印象がする。
無事に再起動したのちに、「アプリケーション」メニューからソフトを起動しようとすると、画面が完全に固まってしまった。
マウスも受け付けなくなり、ハードディスクのアクセスランプも思い出したように光るだけになった。やむなく電源ボタンの長押しでマシンを止め、再度電源オンさせると起動したが、同じことを何度も繰り返す。
ふと思いついて、デスクトップマネージャを「GNOME」から「FailSafe GNOME」へ代えてログインすると、今度は無事に動くようになった。

次に「日本語環境セットアップヘルパ」を起動させる。19個のパッケージが入れ替わり、これでアップグレードの作業は終了した。

アップグレード自体は、ややまごつくところはあるものの、比較的簡単という印象を持った。
10.04LTSになり変わってからは、起動の速さ、動画のなめらかさが改善され、使いやすくなったように思う。
特に、Google Earthの動きがはっきりとスムーズになったのには驚いた。

使い勝手の大きな変更については、アプリケーションの「最小化・閉じる」ボタンがウィンドウの右側から左側へ変更されたことがある。
次期バージョンで、ウィンドウの右側に新機能ボタンが追加されるためらしいが、慣れないとかなり違和感がある。
しかしどうやら、「テーマ」を変更することで、従来のボタンの位置へ戻すことができるらしい。時間ができたときにいじってみようと思う。








pidginをソースからインストールしてみる

2010-04-19 22:18:05 | Ubuntu
Ubuntu8.04に入っているインターネットメッセンジャー、pidginのバージョンは2.4.1。
先ごろ、yahooメッセンジャーの通信方法が変更され、pidginでのログインができなくなったようだ。チャット部屋にも入れない。
あれこれネットを検索すると、どうも最新版の2.6.6なら使えるらしい。
そこで、pidginの最新版をソースコードからインストールしてみた。

pidginのサイトから、ソース pidgin-2.6.6.tar.bz2をダウンロードし展開する。
ソースは/tmp配下において作業した。
$ cd /tmp/pidgin-2.6.6
まずコンフィグしてみるが、エラーにより失敗してしまう。
$ ./configure
端末に表示されるエラーメッセージを頼りに、不足しているプログラムをインストールして行く。
apt-getコマンドでもって、至極簡単ではあるが手間がかかる・・・
ライブラリを1つインストールしながら./configureを行い、不足していると言われるものが全てインストールされるまで繰り返した。
$ sudo apt-get install xxx
$ ./configure
インストールが必要だったのは、libgtk2.0-devやopenssl-dev、libgnutils-dev などなど、開発用ライブラリのヘッダー部分(?)がほとんどだった。

やがてコンフィグのエラーが変わり、
「パッケージxxxがないので、--disable-xxxとしなさい」という内容になった。
それに従い、指定されたオプションをつけてコンフィグを実行していく。
$ ./configure --disable-xxx
disableオプションをつけたのは以下の通り。
--disable-screensaver スクリーンセーバーとの連携(?)
--disable-gtkspell   スペルチェック機能
--disable-gstreamer  音声やビデオを扱うためのプログラムとの連携
--disable-vv      音声とビデオを使わなくする
--disable-idn      国際化ドメイン名(IDN)の対応
--disable-menuwhile   LotusSametimeクライアントへの対応(?)
--disable-avahi     ローカルで動くクライアントを見つける機能
--disable-perl      perlスクリプトとの連携
--disable-tcl       tclのサポート

以上のオプションをつけると、エラーを出さずにコンフィグが終了した。
ここでコンパイル。
$ make
エラーなく終了。
$ sudo make install
インストールも、エラーが表示されたものの、正常に終了(?)
新しいpidginは、/usr/local/binの下にインストールされる。
古い方は、/usr/bin/の下に温存されている。

早速、新しいpidginを動かしてみる。
端末から、
$ /usr/local/bin/pidgin
すると、以下のエラーが表示され、起動できなかった。
pidgin:symbol lookup error:pidgin:undefined symbol: purple_theme_loader_get_type
おまけに古い方のpidginまで起動できなくなっている!!

仕方がないので、新しい方をアンインストール。
$ sudo make uninstall
これで、新しい方(/usr/loca/bin/pidgin)を削除できた。

古い方のpidginの修復は、synapticを使って、「再インストール」することで復活できた。

結論。
4月29日に、新しいバージョンのubuntu 10.04が出るので、それを待ってシステムを入れ替えた方がよさそうだ。

Firefox3へMoonlightを導入

2009-04-06 00:33:21 | Ubuntu
最近、Silverlightというものがwebサイトでよく使われているとか。
MSがリリースしたものだけど、NOVELが追従し、Linux用のFirefoxプラグインが出ている。
ちょっと古い記事のリンク。

このサイトから、Linux版Firefox用のプラグインをダウンロードできる。
4月4日現在使えるのは、Moonlight1.0.1らしい。

さっそく入れてみた。
インストールの後、Silverlightを用いているサイト(オバマ大統領のサイト?)にアクセスしてみると、
コーデックのダウンロードをするかどうか問いかけるダイアログが現れる。
yesを選択すると、自動でコーデックがインストールされ、ビデオが再生された。

Firefox上で、WindowsMedia形式のファイルが再生できるらしい。