たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

VMware-server上にVine4.2をインストール

2008-09-29 23:31:57 | Weblog
VMware-serverには仮想マシンとしてOSをインストールできる。おおまかな手順を以下にメモ。

VMware-serverをUbuntuへインストールすると、GNOMEメニュー「アプリケーションーシステムツールーVMware server console」にアイコンが登録される。
これをクリックすれば、VMware-serverが動作する。

まず最初に、下図の「local」を選択してエンター。


次に、「create a new virtual machine」をクリックする。

すると、「New Virtual Machine Wizard」の画面に移る。この中の、「Virtual Machine Configration」の「Typical」にチェックを入れて、Next。

次に、Wizardの「Select a Guest Operating System」の2.Linuxを選択。Version欄にはRed Hat Linuxを選ぶこと。Vine2.4はRedHat系なので。Other 2.6 Linuxを選ぶと、インストールに失敗した。
「Name」には適当な名前を入れる。「Location」は初期設定値のまま。
さらに、「Network Connection」の「Use bridged networking」にチェックを入れ、Next。

「Disk Size」のDisk Sizeを選ぶ。初期設定値は8GBだが、ケチって4GBとした。(結果的には、少し足りないようだ・・・)
「Allocate all disk space now」にチェックを入れ、「Split disk into 2GB files」のチェックは外した。
ext3ファイルシステムに仮想マシンを構築する場合は、Split・・・のチェックは不要?

以上で、設定は終了。「finish」ボタンをクリックする。
すると、仮想マシンのためのディスクが作成される。しばらく待ってこれが終了すると、「Red Hat Linux」のタブがConsoleの画面に出現。
これで仮想マシンができた。

次に、これにVine4.2をインストールする作業を行う。
ISOイメージを焼きつけたCD-ROMがあるなら、CDをトレイに入れて、Consoleの画面の「Start」ボタンをクリックすればインストールが始まる(はず)。

今回は、ISOイメージをダウンロードしてハードディスクの/tmp/に置いた。なので、ISOイメージをそこから読み込むようにする。
「Red Hat Linux」タブを開き、「Edit virtual machine settings」をクリックする。
Device欄のCD-ROMをクリックすると、画面右側にDevice Statusが開く。


この部分の「Connection」の初期値は「Use a physical Drive」にチェックが入っているのだが、「Use ISO image:」にチェックを入れる。
そして、ISOイメージのありか(/tmp/)を「Browse」で選択する。

以上で設定は終了。Consoleの上部にある「Start」ボタンをクリックすると、/tmp/からISOイメージを読み込み、インストールが始まる。

インストール自体はごく普通に行われる。
しばらく待てば、Vine4.2が仮想マシン上に現れるのだ。。


仮想マシン上のVine4.2を使う上で、VMware-toolsをVine4.2へインストールすると、マウスポインタがVMware Consoleと仮想マシン上をスムーズに移動できて便利だ。また、vmxnetというネットワーク用ツールもインストールされる。

注意点として、仮想マシンを終了する場合は、VMware Consoleのメニューにある「Power Off」ボタンをクリックすること。仮想マシンを普通にシャットダウンしてはいけない。これをすると、VMware-toolsがうまく動かなくなってしまうのだ。vmxnetも使えなくなり、ネットワークに繋がらなくなってしまう。

VMware-serverをインストール

2008-09-25 23:08:21 | Ubuntu
一度やってみたかったのが、仮想マシンをインストールして、複数のディストリビューションを起動させることだった。ハードウェアが新しくなったのを機会にやってみた。
仮想マシンにはいろいろあるようだが、メジャーっぽく見えるVMware-serverに決定。
以前、VMwarePlayerを使ったことがあるのだけど、「仮想マシンの新規作成」が難しそうだったのであきらめたことがある。事前に用意されていた「Browser Appliance」は、古いハードウェアのせいで動きが遅かったし・・・

VMware-serverのインストールには、こちらこちらを参考にした。有益な情報に感謝します。

Ubuntu8.04.1LTSには、VMware-serverをインストールする前にパッケージを追加しておく必要がある。
いるのは、 build-essential linux-kernel-devel linux-headers-generic xinetd の4つ。
これらをaptコマンドでインストールする。
$ sudo apt-get install build-essential linux-kernel-devel linux-headers-generic xinetd
すると、合計31個のパッケージがインストールされた。

次にVMwareのサイトから、VMware-server1.0.7のtarファイルをダウンロード。
このときに、ユーザー登録と、それに伴うシリアルキーの発行が行われる。シリアルキーは忘れずにメモしておくこと。VMware-serverのインストール時に必要になるので注意。

ダウンロードしたファイルを/usr/src/に置いてから展開した。
$ sudo tar zxvf /usr/src/VMware-server-1.0.7-108231.tar.gz
すると、以下のディレクトリができる。
/usr/src/vmware-server-distrib
この中にある、インストール用プログラムvmware-install.plを起動させることでインストールが開始される。
$ cd /usr/src/vmware-server-distrib/
$ sudo ./vmware-install.pl

すると、英語でいろいろと設定ファイルの置き場所などを聞かれるのだが、すべて初期設定値のままエンターを押しつづけた。
途中で、ライセンスの承諾を求められるほか、シリアルキーの入力をすることになる。
シリアルキーを間違えると、エラーメッセージが出て、改めてvmware-install.plを動かすことになる。。

インストール作業が終了したら、以下のシンボリックリンクを設定すること。
$ sudo ln -sf /usr/lib/gcc/i486-linux-gnu/4.2.3/libgcc_s.so /usr/lib/vmware/lib/libgcc_s.so.1/libgcc_s.so.1
$ sudo ln -sf /usr/lib/libpng12.so.0 /usr/lib/vmware/lib/libpng12.so.0/libpng12.so.0
こうしないと、vmware-consoleが起動しないそうだ。

以上でインストール作業は完了した。
すると、GNOMEメニューに「アプリケーション-システムツール-vmware-console」の項目が生成され、メニューからvmware-consoleを起動させることができるようになった。

これで仮想マシンを作成することができるはずだ。
とりあえず、Vine4.2をVMware-server上にインストールしてみようと思う。







AtomとUbuntu

2008-09-17 19:07:28 | Ubuntu
自作機がどうやら完全に壊れたので、生きている部品を活用しつつ、作り替えることにする。
まともなのは筐体だけ…
中身をそっくり入れ替え。

CPUは低消費電力のAtom、これを中心に考える。これを搭載したマザーボードは激安という。メモリも、対応したものを新規に準備。ハードディスクは少しケチってATAPI接続のものとする。
CD-ROMドライブは、動きが多少おかしいのだが、だましだまし使うことにする。

件のCPUを最初から搭載したマザーボードは、MicroATXのフォームファクタに対応した型である、MSI Wind Boardにした。ただしファンレスなので温度上昇が不安だ…
パーツ類を九十九電機のネットショップで入手し、いざ組み立てを開始。ドライバー1本で、2時間くらいで組み立ては完了した。
配線をし終わって電源を入れてみるが、動かない…??
よく見ると、CPUへ電力を供給するコネクタに電源コードが刺さってない。というより、電源からのコードが足りない。これで、以前からの電源は使えないということが判明!

慌てて、対応する電源を買いに走ることに。結局、450Wの「剛力」を入手。これには太いコードがタコの足のように突き出ていて驚く。
これを組み込んで、どうにか組み立て完了。電源をONすると、AMI BIOSの起動画面が現れた。とりあえず問題は無いようだ…

KNOPPIXで動作テストをしてみる。
CDドライブへKNOPPIX5.3.1を入れてマシンを再起動。
するとKNOPPIXは無事に起動した。しかも動きが速い。さらに、最初からCOMPIZが動いていて、派手なデスクトップの効果を見せてくれる。ハイパースレッディングなATOMと1GBメモリのおかげかな。KernelはUbuntuと同じ2.6.24だから、Ubuntuも大丈夫?!

早速、Ubuntu8.04.1LTS日本語版をインストールしてみる。
CDブートLinuxとして起動させてみると、画面の解像度がモニターと会わずヘンだ。GNOMEのメニューから、1024×760へ変更するとOK。起動した状態から、インストールのアイコンをダブルクリックして、インストーラーを起動させる。
ところが、キーボードを選択する場面でインストーラが固まってしまった。仕方なくマシンを再起動して、Ubuntu本体を動かす前の段階からインストーラを動かす。
インストール作業自体は比較的簡単で、ハードディスクのパーティショニングでやや引っかかったものの、簡単に終了した。LANは最初から使えるし、サウンドも問題ないようだ。

次に、日本語セットアップヘルパをメニューから選んで、flashやAdobe Readerを導入する。そんなことをしている内に、自動アップデートが動き出して、大量のファィルをダウンロードしていった…
インストールが全て終わったのは深夜になっていた。ああ疲れた…

grubの再インストール

2008-09-11 19:19:36 | Vine4.x
起動しないのは、そもそも、何らかの理由でブートローダーがおかしくなったのが原因かも知れない。
とりあえず、grubの設定をやり直すためにはVineを起動させることが必要だろう。そう考え、フロッピーディスクからの起動を試してみる。
grubをインストールしてある、いわゆる緊急起動用フロッピーからの起動だ。Vine4からはインストール時に起動ディスクを作るオプションがなくなったので、別に用意したものだが、ここに来て役に立つ。
起動ディスクを入れてマシンを再起動すると、grubのプロンプトが現れる。
grub>
ここにオプションを入力して、OSを起動させる。無事に起動したなら、
#/usr/sbin/grub-installコマンドを使って、プライマリハードディスクのMBRへgrubをインストールする計画だ。
問題なのは、プライマリハードディスク/dev/hdaの具合がどうやらおかしいこと。もし物理的にだめになっていたら、このやり方は使えないだろう。
準備は、マシンの起動順序をフロッピードライブからにしておくこと、grubの設定ファイルの内容をメモしておくこと。設定ファイルは/boot/grub/grub.confまたはmenu.lstだ。

grub>root (hd0,0)
grub>kernel /vmlinuz
grub>initrd /initrd.img
grub>boot
以上が基本的な、起動のためのコマンド。2行目と3行目の末尾に、必要なオプションを加える。
入力の内容を間違えると、kernel panic!を表示して停止してしまう。

設定ファイルmenu.lstの内容を注意して正確に入力、bootさせると、Vine4が無事に起動!
つぎは、grubをMBRへ再インストールする工程だ。
$sudo grub-install --root-directory=/ /dev/hda1
上記のコマンドを入力し、MBRを書き換える。
しばらくのあいだ、HDDの書き込みに時間がかかる。端末の表示が戻ってきたら、作業終了。
マシンを再起動してみる。
ところが、Vineは起動せず、grubのプロンプトが再び表示された。エラーメッセージは、"error 2"
不正なブロックが選択された、というエラーのようだ。grub-installのオプションを間違えたのかも知れない。
起動の仕組みをおさらいしてみる必要がありそうだ。

起動不能 その2

2008-09-09 00:04:13 | Vine4.x
起動しなくなった自作機に、KNOPPIX5.3.1を入れて再起動。
調子のおかしいCD-ROMも無事に動き、KNOPPIXが動き出した。
画面の遷移がつっかかるのが気にかかるが・・・
KDEが立ち上がったところで、端末から下記のコマンドを実行。
$ sudo e2fsck -p /dev/hda
すると、/bootの入っている/dev/hda1は、なにごともなくチェックが終了。
特に問題はなかったようだ。
しかし、Debian Etchの入っている/dev/hda2は、何やらエラーメッセージが・・・
自動での修復は無理だから、手動でチェックせよ、ということだ。
$ sudo e2fsck /dev/hda2
しかしこれを実行すると、とてつもない時間がかかる。
いちいち、rewrite?などと聞かれるのだ・・・
数時間トライして、根負けして終了。

あらためて検索してみると、e2fsckでエラー修復を試みた場合、ファイルシステムが壊れる(!?)という記事を発見。ほんまかいな??
それよりも、既にハードディスクが物理的に壊れていることの方が、確率としては高いような気がするのだが・・・

物理的に壊れていれば、e2fsckだろうがfsckだろうが、エラーの修復は不可能だ。
となると、grubそのものを直してみるのはどうだろう?

ハードディスクのパーティション構成は、
/dev/hda1 : /boot
/dev/hda2 : Debianのルート
/dev/hdb1 : VineLinuxのルート
となっている。
ダメなのは/dev/hda2だけのようだから、このパーティションをつぶすか、grubの設定を変えてしまえばOKではないだろうか?!

まず、/dev/hda2のDebianを削除してみることにする。パーティションごとフォーマットだ。
KNOPPIXでQTPartedを起動させ、/dev/hda2の領域を削除、そしてext3形式でフォーマットしてみる。
特にエラーも出ず、/dev/hda2はまっさらなext3領域になった、はず。
これで再度、Vine4.2を起動させてみた。
・・・しかし、結果は起動せず。
考えてみれば当たり前で、grubの設定自体を書き換えないといけないはずだ。Debianのboot用ファイルは消えてなくなったわけだから、Vineの/bootパーティションにあるmenu.lstの内容を反映させてやればいいはずだ。








起動不能 grub error:16

2008-09-05 23:29:55 | Vine4.x
先日、Linux機を立ち上げたときに、画面の動きが固まったと思ったら・・・
起動不能。
機械が動き出す手前のブートローダーのところで、止まってしまった。

エラーメッセージは、
grub error:16

あれこれ調べると、ハードディスクの不調が原因とも思える。
中古品ばかりで作った自作機だからなあ・・・
マザーボードは1999年製だし。。

動かないことには手が出しようがないので、KNOPPIXでブートを試みることにする。
ブートできたなら、ハードディスクをfsckする予定。