たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

White Box Enterprise Linux3.0インストールツアー

2004-12-29 14:39:44 | Weblog
WhiteBoxEnterpriseLinux(WBEL)3.0は、Redhatコンパチということで、参考資料としてはFedoraCore1やRedhat9のインストールガイドがそのまま使えるらしい。
参考サイト:2ch Linux Biginners
そこで、LaVieへいれてみることにする。
WBEL3.0のインストールCDは3枚必要で、理科学研究所やKDDlaboのFTPサイトから入手可能だ。
CDイメージ:liberation-respin1-binary-i386-x.iso
ダウンロードサイト:http://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/whitebox/3.0/en/iso/i386

家のネット接続環境では、600MB以上のCDイメージをダウンロードするのに1時間30分から2時間は必要だ・・・

ようやく3枚分を入手しCDへやきつける。NO1のCDからPCへいれ、ブートさせると、簡単にインストーラーが動きだす。インストール手順は、Vine3.1とほぼ同じである。DiskDruidなるパーティションツールがあるのも同じ。違うのはブートマネージャがGRUBなことだろうか。

インストールは、CDを差し替えながらも簡単に終了した。
PCを再起動させると、ブートマネージャGRUBからWBEL3が動き出す。
しかし。Xの設定で問題が発生。
画面の解像度が800x600のままで、どうやっても1064x760にならない。800x600でも使えないことはないが、使われているフォントがとても汚くて見づらい。XF86Configファイルをエディタで編集してみるが、やはり修正できず。そのうちに、マウスが使えなくなってしまった。。。

ビデオカードは正しく認識されているようだ。Neomagic128XDとして、リストに現れている。

結論。WBEL3.0はRedhatコンパチとして使える(かも知れない)が、ハードウェアを選ぶようだ。
おかしくなる前の段階でも、全体的に動作が重く、遅い。
Vineなら2.6r4でもこんなことはなかった。インストールするためには、比較的最近の機種で、マシンの性能が良いものを選ぶ必要があるのではないだろうか。



プリンタcc600PXとの適合

2004-12-29 14:17:58 | 印刷関連
EpsonKowaのwebページを見ると、CC600PXの動作確認がされているLinuxディストリビューションは、
CUPS版ではRedhat9,TurboLinux10Desktop,TurobLinux8.0である。
これらなら、印刷環境の整備(Ghostscriptの入れ換え)なしでも快適に動作するはず?だ。
しかし、Redhat9とTurboLinux8は、既に無償サポートが終了しており、セキュリティパッチが提供されてない。

Redhatd9はFedoraLegacyProjectなる組織がセキュリティパッチの提供を行っているが、活動は低調らしい・・・・。

無償で提供されているディストリビューションで、セキュリティパッチが提供され続けているものを条件にあげると、RedhatコンパチブルのWhite Box Enterprise Linux 3.0だ。(正しくはRedhat Enterprise Linux WS 3.0のコンパチブル)。
これはRHEL3.0とは99%同じ物で、オープンソースライセンスのコードを用いて作られているそうだ。
それなら、CC600PXのドライバが調整無しで動くかも知れない?

ものはためしだ。実験機1号と化したLaVieLW36H/8で試してみることにする。

AcrobatReaderの深刻な脆弱性が判明

2004-12-17 17:13:13 | Weblog
win/mac/Unix各プラットフォームのAdobeAcrobatReaderに、深刻なセキュリティホールがあったそうだ。12月16日付けのitMediaの記事に記載されている。
バージョン5.0.9以下なら、早急に5.0.10にアップグレードする必要があるとのこと。参考:
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0412/16/news012.html

さっそく、アドビ社のホームページから、バージョン5.0.10のreaderを持って来る。
いまのところ、英語版のものしかない。
ダウンロードページから、言語はenglish,プラットフォームはLinuxを選んでダウンロードを行う。
ファイル名は、linux-5010.tar.gz
$ tar zxvf linux-5010.tar.gz
このファイルを上記コマンドで展開すると、ディレクトリinstallerが現れ、そのなかにシェルスクリプトであるINSTALLファイルが含まれている。
管理者権限で、このファイルを実行する。

$ su -
# cd /var/tmp/installer
#./INSTALL
注意:管理者権限で./INSTALLを実行しないと、途中でインストールが進まなくなってしまう。

以上のコマンドでインストールが開始され、途中で英文のライセンス条項が数ページに渡って表示される。全部読んだら"accept"と入力すること。
あとは、必要に応じてエンターキーを押せば、インストール作業は終了する。

なお、先のinstallerファイルには、インストールの注意事項を記したファイルREADMEが含まれている(英文)。この中に、「日本語を表示するためのフォントキットをインストールすること」という注意書きがある。ファイル名はjpnfont.tar.gz
ダウンロードするためには、アドビ社のホームページ内をいろいろと探し回る必要があるようだ。。
なおダウンロードするには、氏名、住所、電話番号、メールアドレスをフォームに記入しアドビ社へ送信しなければならない。
ダウンロードしたら、jpnfot.tar.gzを展開する。するとディレクトリJPNKITが現れ、中にはインストール用シェルスクリプトINSTLANGがある。
これを実行すると、インストールが行われる。

以上でインストール作業は終了。
なお、私の環境は旧バージョンがはいっていたためか、シンボリックリンクをはりなおす必要はなかった。
$ acroread
以上のコマンドで新バージョンのAcrobatReaderが起動する。

RealPlayer10.0.1GOLD

2004-12-10 23:50:34 | Weblog
サウンドが鳴るようになったついでに。
2004年9月に脆弱性情報が流れ、その後ほどなくしてマイナーバージョンアップ?が行われたRealPlayre10だが、バージョンは10.0.1になってるようだ。
これをインストールすれば、.rmファイルを開けられるようになる。また、Mozillaプラグインに登録すれば、rm形式のファイルをダブルクリックすると勝手にRealPlayerが起動して演奏なりビデオ上映なりをしてくれるようになる。
synapticパッケージマネージャには、Helixplayerなる、母体?となるプレイヤーが登録されていて導入可能だが、残念ながらRealPlayerはない。
RealPlayerを導入するには、これを作成したコミュニテイであるHelixCommunityのホームページを訪れるのが必要だ。ここのトップページには、ダウンロードページへのリンクがひっそりと存在する。
Helix Community ホーム https://helixcommunity.org/
ダウンロードページから、rpm形式、installer形式、tar.bz2圧縮ファイルのどれかをダウンロードするわけだが、アットマークアイティの記事などを参照して、insatallerをダウンロードする。
これをインストールするには、まずinstallerファイルに実行権限をあたえ、インストール する。
$ su -
# chmod a+x RealPlayer10GOLD.bin
# ./RealPlayer10GOLD.bin
これで、インストーラーが起動し、ダイアログに答えていくとインストールが無事に終了する。

インストール終了後、$ realplay
のコマンドを端末画面から入力すれば起動する。初回起動時にはダイアログが表れ、ガイドにしたがって作業する必要がある。

ALSAドライバの導入-何度目だろう?

2004-12-10 23:26:07 | Weblog
Vine3.1の環境になったLaVie LW36H/8だが、カーネルをアップグレードしたのに伴う作業として、鳴らなくなった音を再び鳴らすようにすることが必要となった。
なんでこんなに面倒なことになるのか、というと、LW36H/8に搭載されている音源はESS-SOLO1 マエストロ1938というもので、このサウンドドライバが同梱されていないためだ。
(しかしその一方で、VAIO QR1SBPのi810マザーボードに搭載されているサウンドボードは、サウンドドライバを追加導入しなくても音がちゃんとなるのだが)
しかたがないので、ALSAなるサウンドドライバを入手しインストールしなければいけない。
このALSAドライバは、Linuxのカーネルなる部品に組み込まれるようになるため、セキュリティアップデートなどでカーネルを入れ換えるたびに、再インストールが必要になるのだ。

ところで、Vine3.xになってから、便利なパッケージマネージャsynapticが装備され、インストールできるVine専用パッケージを眺めてチェックできるようになった。その中に、ALSAドライバの一部をなすalsa-libとalsa-utilsの2つのパッケージが含まれている。しかし肝心のalsa-driverはない。
つまり、alsa-driverだけは別のところから持ってこなくてはいけないわけだ。
そこで、ALSAドライバの本家本元である、ALSAプロジェクトのホームページを訪れてダウンロードする。Adbanced Linux Sound Architecture-ALSA http://www.alsa-project.org/
ALSAドライバにはバージョンがたくさんあって、最新版は1.0.7のようだ。しかしVine3.xに用意されているのはバージョン1.0.5なので、alsa-driverもバージョン1.0.5を入れることにする。
いつものように/var/tmpへダウンロードし、圧縮ファイルを展開する。
$ cd /var/tmp
$ tar jxvf alsa-driver-1.0.5.tar.bz2
以上で展開は成功。次はインストール。
$ su -
# cd /var/tmp/alsa-driver1.0.5
# ./configure
# make
# make install
以上でインストールは終了する。本来なら、これからさらにalsa-lib,alsa-utilsをダウンロード、インストールすれば、無事に音が鳴る。ところが、synapticを利用してalsa-libとalsa-utilsを導入しようとしたところ、"libasound.soがない"旨のメッセージが表示され、どうしても導入ができない。
パッケージのなかに足らないファイルがあるらしい。
困った挙げ句ネットを探索したところ、同じような症状をていするケースが多いらしい。
そこで、やけになってALSAプロジェクトのダウンロードページから、バージョン1.0.5のパッケージを手当たり次第にダウンロードし、インストールしてみた。
パッケージの種類には、先の3つの他にTools,Firmware,OSS Compat.Libraryの3つがある。
まずToolsを展開すると、その名のごとくいろんな設定ツールが含まれるディレクトリがたくさんできた。しかし、configureやMakefileは見当たらない。はずれだ。
次にOSS Compat.Libraryを展開してみると、これはどうやらインストールができそうだ。
展開後、./configure ; make ; make install で一気にインストール。
そしてalsa-driver,alsa-lib,alsa-utilsのソースコードを持ってきて(synapticは使わずに)、これらをインストール。すると、無事に全てのインストールが終わった。
これから、ドキドキの正念場。導入したALSAドライバを、alsaconfなるコマンドで調整する。
# alsaconf
すると、サウンドカードデータベースを作成しはじめた。。。成功だあ。
ESS SOLOのサウンドカードもきちんと認識され、ダイアログでこれを選ぶと、調整は終わり。
あとは、PCを再起動させて、GNOME2.4の画面の右上隅にあるボリュームコントロールで音を出すように調節する。
これでやっとサウンドが復活した。ふう。



vine3.1へのpipsドライバ導入の試み

2004-12-08 00:36:14 | 印刷関連
vine3.1をインストールしたPC(3.0からアップグレードしたもの)について、pips600ドライバを導入してみる。
参考は、EpsonKowaのサイト。
ここの掲示板で、エプソンPM-930用のpipsドライバを導入した成果が公開されている。
これにならって、pips600-2.6.2.tar.gzを導入してみる。

cups-devel
openssl-devel
gtk+-devel
libpng-devel
libjpeg-devel
libtiff-devel
zlib-devel

以上のパッケージをapt-get installで導入する。
そして、tarパッケージを展開・インストールを行う。
$ tar zxvf pips600-2.6.2.tar.gz
$ cd pips600-2.6.2
$ su -
# ./configure
ここまでは成功。"cups-configがない"旨のエラーも発生しなかった。

# make
以上のコマンドでコンパイルを試みるが、エラーが発生しコンパイルが止まってしまった。
まだパッケージが足りないのか、ソースコードを調整しなければいけないのか。

エラーメッセージは以下のようなもの。

make[2]: *** [dtrfilter] エラー 1
make[2]: ディレクトリ `/opt/pips600-2.6.2/dtrfilter' から出ます
make[1]: *** [all-recursive] エラー 1
make[1]: ディレクトリ `/opt/pips600-2.6.2' から出ます
make: *** [all-recursive-am] エラー 2



3.1へアップグレード後の印刷について

2004-12-03 23:55:52 | 印刷関連
VineLinux2.6r4から3.0へアップグレードし、これをさらに3.1へアップグレードした環境では、印刷ができなくなっていた。
Vine2.6r4のインストール時に印刷環境を構築したのだが、Vine3.0のときにはこれがうまく引き継がれていて、印刷に問題はなかったのだが。
そこで、いろいろと設定ファイルをいじったのだが、うまくいかない。
しかし、問題は基本的なところにあったようで、印刷システムを切替える操作を間違えていたのが原因だったようだ。
以下のコマンドを実行したところ、印刷環境が無事に復活した。

$ su -
# /sbin/update-alternatives --config print
すると、以下の表示が表れる。

There are 2 alternatives which provide `print'.

Selection Alternative
-----------------------------------------------
* 1 /usr/bin/lpr.lprng
+ 2 /usr/bin/lpr.cups

Press enter to keep the default[*], or type selection number:

ここで、選択する印刷システムを数字で選ぶ。
LPRngなら、1を押すことになる。

以上で設定完了。