自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

オタゴ半島はエコツアーのメッカ

2005-04-07 09:28:09 | ニュージーランド

先週末ニュージーランドから帰国した。先月に続き連続添乗。
でも大好きなNZなら・・よろこんで!
今回は南島中心で読売新聞環境作文コンテストの入賞者中高生を
エコツアー体験として毎年春休みに案内している。
オタゴ半島はエコツアーのメッカ。
ハワードマクグルーサさんが経営するペンギンプレイスロッジを
訪ねたのはこれで3回目だが、また、ロッジに泊まることにした。
とても立派とはいえないが、ゆっくりペンギン保護をする人たちとの
時間を共有できるのがいい。早朝、参加者の渡辺君(高2)と周辺をジョギングした。
渡辺君は農業高校生だがさすがに体力があり、環境にも熱心。毎日、付き合ってくれた。

風車160基

2005-03-06 10:03:04 | ニュージーランド

南島の人口10万足らずの町パーマストンノースは風力発電に熱心だ。
今回、お会いした鉄の女サッチャーさんのような女性市長さんは
環境政策が評価されて当選したとのこと。町の電力はもちろん、
NZの他の町の分をも供給できるようまだまだ風車設置計画が進んでいるとのこと。
風の強いこの町のデメリットをメリットに変えて、経済効果を得ている。
水力発電が盛んで、電気代も安いNZではあまり見かけなかった光景が
突然、想像をはるかに越えるスケールで眼前に開けた。

今夜は楽しかったニャー・・・

2005-03-02 00:38:19 | ニュージーランド

ニュージーランド最大の湖タウポ湖。こんな清らかな水のような
ブログ仲間の集まりだった。宮古島の慣わしに基づき、盃かため
の儀式は大遅刻の自分にとっては、早く回ってこないかなーと
薄めながらも、逆ババ抜きのような楽しいひとときでした。
皆さんお疲れ様でした。
明日からビリにならないようにブログを書くことをここに誓います。
おやすみなさい!

バランススクール自分の壁画

2005-02-27 23:31:14 | ニュージーランド

子ども達は自分の描いた絵の前に立った。
日本から来たおにいさんも、おねえさんも一緒に


このおじさんも入ろうかなーと思ったら
もう飽きてしまったらしく、子ども達は飛び出していった。
光陰矢のごとし。

そうだね・・・思いっきり遊んでおいた方がいいね!

バランススクール

2005-02-27 00:09:02 | ニュージーランド

環境教育に熱心な学校はバランススクールという小学校。
町はずれに風力発電用風車は160基を設置したパーマストンノース市にある
この元気な学校を訪ねた。低学年のクラスではまさに「熱烈歓迎」を受けた。
風車の絵が教室のそこここに貼られ、協同工作での作品は風車群のパッチワークだった。
やんちゃな連中が先生からお行儀よくしなさい!と言われて私たちを
待っていた。合唱とスピーチ。ここまでされるとは・・・先生のギター演奏も
なかなかよかった。ありがとう!

ニュージーランドのふたつの富士山

2005-02-25 06:32:48 | ニュージーランド

ニュージーランド(NZ)に行ってきました。最近は年に3,4回往復しています。
今回は環境NGOの皆さんをお連れしました。目的は研修。
NZの環境NGO、教育機関、自治体、政府関係を10箇所以上訪ねました。
目的が「研修」である以上、よくある単なる視察ではなく、毎回、質問事項を
事前に先方に渡し、本番での言葉による障害をできるだけなくす工夫もしました。
旅はハプニングが当たり前、という逃げ文句もいうことができず、事前準備に
ここまで徹底したツアーはあまりありません。
何しろ出発前1ヶ月前にはテレビ会議をし、NZの大学の教授やコーディネーター
とも打合せをしました。
そんなツアーの中でも、ほっとするような時間がときどきあるものです。
写真は北島の世界遺産トンガリロ国立公園でのトレッキング中に見えた
富士山そっくりの円錐形の火山ナウルホエ山です。季節が逆で、NZは今が晩夏。
雪のない富士山にそっくりでしょう。もう一つ、映画「ラストサムライ」で
富士山役をした山が同じ北島の東海岸にあります。タラナキ山。こちらは
海に面しているので、もっと富士山に似ていると思います。

まあ、こんないい天気の中でのトレッキングがいかに気持のいいものであったかは
ご想像ください。

何度来ても新しい感動を与えてくれる国(旅先では多感になることが旅を充実させる
秘訣?と思っていますが・・・)の紹介をまた、勝手に書いてみようかな---。
興味がある人は書き込みください。

パーマカルチャー食料製造機の黒豚

2005-01-14 00:21:03 | ニュージーランド

ジョーさんと毛並みのいい黒豚はなかなか雰囲気のいい
カップル・・・いや失礼!労使関係・・・だった。
残飯処理をしながら最後は自分が食料になる。
ベジタリアン兼動物愛護者の中には、残酷だと怒る人がいるかも。
ジョーさんはいつかはありがたくいただくそうだ。
感謝の気持ちを込めて。


パーマカルチャーなNZの暮らし体験

2004-08-26 11:06:40 | ニュージーランド

名実ともにスローライフを実践するパーマカルチャー農園を訪問してきました。
 パーマカルチャーとは、permanent aguriculcureの略語で、循環型社会のモデルとしていま注目されています。発祥はオーストラリアのクイーンズランド州クリスタルウォーターで、すでにここには大きなコミュニティが形成されています。
 今回訪れたのはオークランドから車で北に1時間半ほどの、「レインボーバレーファーム」。冬でも温暖な丘陵地帯を通過したノースランド地方の一角にある「七人の小人の家」です。オーナーのジョーさんとトリッシュさんの二人で経営する農園はオーストラリアとは対照的にこじんんまりとまとまっていて、中央に位置する母屋が可愛らしいおとぎの国の家に見えます。
 二人がここに移り住んだのは1988年。現在20ヘクタールの土地に1000種類におよぶ果樹を中心に様々な植物が栽培されています。もちろん化学肥料などは一切使用せず、先祖伝来の有機農法を上手にとりいれています。
 ミルク、ヨーグルト、チーズを作るための牛、羊毛をとるための羊、食肉のための丸々太った黒豚、鶏、アヒル、七面鳥などの糞尿も肥料に利用されています。
 鶏小屋は暖かくなるので温室として野菜栽培にも利用され、鳥が屋根に糞をして、そこから植物が育ち、屋上緑化も自然に行われています。その外観はのどかでおとぎ話の世界を連想させてくれます。
 屋内は断熱保温の設計により少量の電力で過ごすことができ、外のピザ釜を使って、焼きたてのピザやパンとオーガニックな食品を使ってガーデンパーティを楽しむこともできるそうで、来年1月に計画しているスローライフ体験ツアーでは、ぜひ皆で美味しくて快適な一時を楽しみたいと考えています。
 一般の観光旅行や団体旅行には不向きですが、ジョーさんからは少人数のエコツーリストであれば受け入れられると言われました。ちょっと手前味噌になりますが、こんな雰囲気を喜んでもらえる人たちと、ぜひ、もう一度訪れたいと思っています。



ニュージランドでもオーガニックな和食

2004-07-02 14:07:18 | ニュージーランド
先月はニュージーランドの南島クライストチャーチから車で3時間南下、オアマルという小さな町に滞在した。目的は日本人夫婦がに始めるB&B(日本のペンションみたいなもの)を下見することだった。何故こんなところまで来たと言うと、料理担当の奥様の手作り料理の評判を聞いたからだ。

サラリーマン時代は外食ばかりだったが、独立以来、パーティー等がない限り、1日3食、家内の料理をいただいている。当然、昼は弁当持参となる。家計は楽ではないが、オーガニックな食材にはこだわっている。

海外出張の時には苦労する。納得いくものを食べられる場所がなかなかない。だから、今回もわざわざここまでやって来た。(私がプロデュースする旅では、できればオーガニックな食事をふるまいたい。)

今回たずねたB&Bは、日本人観光客はほとんど来ないところある。彼らは頑張って広い牧場を購入し、一軒の素敵な家を建てて、こだわりのオーガニック食をふるまっている。ここでは、昼ご飯をご紹介したい。



メニューはこんな感じ。

煮豆(花豆)京都産
いりこのマリネ 山口産
人参キンピラごまソース 人参バイオダイナミック
シルバービートのおかかまぶし 自家製
豚肉と大根の欠く煮物 大根自家製
Fetaチーズ、アボガド、黒オリーブ
ワカメと青ねぎの生姜ニンンク炒め 青ねぎ自家製
プラムのシャーベット
お味噌汁(小松菜、油揚げ) 小松菜自家製
ご飯(オーガニック玄米6分づき)
こんにゃくとピーマンのピリ辛煮

昼食にしてはボリュームがありすぎるが、ぺろりと
たいらげた。美味かった。ゆっくりと4人で話しながら・・・。
そして午後はペンギンのコロニーを見に出かけた。