鳩山政権が出来て、都政としてもっとも直接影響を受けたものの一つに外郭環状道路の整備の問題があります。
アジアの諸国では、あっという間に整備し、世界的な都市として力をつけてきているのに、今の政権は目先の子供手当のためには、経済や都市の発展は関心がないようです。
今日は、都内の経済団体など20団体の皆さんと議員連盟との会合をもちました。
この要望を実現するための手段として、話し合った結果、民主・公明・自民と三会派からそれぞれ意見が出され、要望書を政府宛に出そうということになりました。
外郭環状道路に関する活動は民主党の大沢昇幹事長が議員連盟の幹事長として、超党派で取り組んでいます。
国土交通大臣との面会なども大沢幹事長経由で議連としてお邪魔したようですが、大臣が「必要なものは作りますよ」と話してくれた二日後に予算が凍結されて、視察や様々な要望活動を行っています。 今の内閣は、舌の根も乾かないうちに前言を翻しますので、最後まで分かりません。
12月16日 平成20年度東京都決算不認定
すったもんだの挙げ句、史上初の決算不認定となりました。考え方の違いがあるので、議論しても仕方がないという気がしますが、多数をとったら好きなことをしていいという人たちに判断を委ねることの危険さを感じました。
議会で議決した予算に従ったことが否定されるのならば、職員は何に従って業務を執行すればいいのか分からなくなることでしょう。
民主党は「決算の新しいあり方」を作ったと自賛していましたが、議会構成が変わるたびに、このようなことが繰り返されたら、議会の議決に従うことが空しくなると思われます。選挙で多数をとった私たちがすべて正しいというロジックは時間が経てば正しかったのか間違っていたのかわかることでしょう。
(修正済)