被災地に行くというと、政治活動の装飾として使うためだと言われかねないので、あくまでも地元産品を食し、地元で地元の方と過ごし、あの時何が起こったかを聴かせていただくというシンプルな企画を立てて実行しました。
いわき市選出の福島県議会議員に清水敏男先生という方がいらっしゃいます。大学時代の部活の先輩で、今回の研修日程のコーディネートをしてくださいました。
また、福島市を訪問した際には、福島県連青年部長の吉田栄光県議(双葉郡選出)が、発災直後の出来事と、自分が取り組んだことを説明してくださいました。
百聞は一見に如かずといいますが、やはり実体験した人の話を聞かせていただくほど実感できることはありません。非常時に機能する、住民支援の在り方を学ばせていただきました。
「やらなくてはならないこと」、「今できること」、「悩むより実行すること」が重要だと感じました。非常事態に行動できるよう、心構えをしっかりとしておきます
初日の行程は、東京都被災地支援福島県事務所、いわき市社会福祉協議会を訪問させていただきました。
夜は、通常営業を出来ずにいた現地の旅館に宿泊し、通常営業復帰の第一号のような形になりました。夕食の前の時間をいただき、清水県議の発災直後の活動を時系列で説明をいただき、マスコミも福島から撤退した後の情報不足の中での日常と活動についてお聞きしました。
二日目は、清水県議のご案内で津波の痕跡を視察し、時折出会った人からお話をお聞かせいただき、昼食会場に向かいました。途中の漁港で、漁業組合の方から 、自分たちの近隣で取れた魚からは放射性物質は検出されなかったというデーターをいただきました。
昼食会場付近も、だいぶ津波の被害の跡が残されていましたが、とにかく前進するんだという雰囲気が町じゅうに滲み出ていました。
午後は、アクアマリンふくしま を訪れ、震災で壊滅した水族館が復興している姿を見せていただきました。いずれ、我が子も連れてきたいと考えています。
とにかく、私たちにできることは無理のない範囲で現地の産品を消費したり、現地で観光をすること。そして、無知による非常識な差別をしないことだと痛感しました。