ひょんなことから身分不相応なライオンズクラブに入会して10年になろうとしています。今晩は、友好クラブの40周年のお祝いが早稲田のリーガロイヤルホテルにて開催されました。
席上、同クラブが支援活動を続けている福島県相馬市の市長さんがゲストとして、東日本大震災時の自治体当局としての体験や取り組みについてスピーチされていました。
本業はお医者様ということで、非常に分析的かつ端的に当時の政策対応や、考え得る処方箋を明解に説明されていました。
震災後の取り組みとして、震災孤児への対応や、二次的な死亡者を出さないための対策などを分かりやすく説明してくださいました。特に、避難誘導の為に相馬市で命を失った消防団員の遺児に対する思いには、指導者としての責任感に尊敬の念を持ちました。
30分ほどのスピーチの中で、最後に話された備蓄倉庫の意義には本当に感銘させられました。自分達の為の備蓄ではなく、今回お世話になった他地区が被災したときに物資を送る前提で備蓄倉庫を整備し、物資の収集を進めているということでした。
自分達が苦しいときに他人を思える自治体を造っていきたいと改めて思いを強くさせていただきました。