吉住健一・地域活動レポート

 新宿区議会議員、東京都議会議員としての地域活動を掲載しています。

12月7日 都議会~代表質問

2010年12月09日 | 02.都議会・2010

 各会派の代表が本会議で質問をします。自民党からは、都議団総務会長の高橋かずみ都議が質問に立ちました。
 60分の質問の中で、今回注目した部分は「生産緑地を残していくための新たな制度を創設しては」という部分で、都内の貴重な生産農地が相続の度に減少していくことに歯止めをというものでした。
 地価の高い土地に無理やり残すことはないという意見もあるとは思いますが、「都市農業は隣接したところに人家があるがゆえに農薬を使えない。」と名シェフ三國清三氏が語り、自らの店で東京産食材を調理し提供していますが、食べてみると本当に美味しかったとのことです。
 美味しいだけでは、緑地を残す理由にはなりませんが、温暖化対策や地域環境を守るうえでも、ただの緑地としてではなく、農地として積極的な利用をしながら残していく施策は東京の魅力を作るうえでも重要な観点だと思います。
 その他、全会派が触れたものとしては「青少年健全育成条例改正案」でした。大人しく聞いていたのですが、知事の「あなたの子供に読ませられるのですか?」という問いかけに、表現の自由を害するという立場から反対を訴えていた側から「そういう問題ではない!」と反応があり、思わず「そういう問題でしょう」と反応してしまいました。
 表現する側からすれば、「表現は規制するべき対象ではない」、行政からすれば「規制等の措置をせずに被害が出れば責任が生じる」、子を持つ親からすれば「子供が判断力をつける前に、知らないところで倫理観がマヒしては困る」と立場ごとに主張する土俵が違うのでなかなか話はまとまらないなと感じました。