新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

あめのそうしき

2014年04月29日 | 普段の日記
昨日は叔母の葬式でした。
叔母と言っても、現在家を間借りさせてもらっている入院中の叔母ではなく、その妹の方。
若い頃は、かなりの強欲だったらしく、入院中の叔母がかなり嫌っていて、「○○には財産を残そうごつなか!」と度々言ってました。
うちの母も生前は嫌いだったようで、「しゃくれ顎(昨日葬式だった叔母の顎がしゃくれてる)の嫁は貰うな!」と何度も言われました。

晩年は強欲も無くなってきたのか、「もう私は何もいらん。姉さんの財産もいらん。○○ちゃんが幸せになってくれるとそれでよか」と言ってくれていましたが、やっぱり元々持っている強欲な性格は健在だったようです。
それはなぜか。
時折訪れては、欲しい物を持って帰るから。
倉庫に置いてあった老人用の押し車もいつの間にか無くなってたし、洗剤やちり紙、洋服等も持って帰ってました。
タンスの中にあった旧千円札5枚も無くなっており、犯人はしゃくれ叔母とみて間違いないでしょう。
あと呆れたのが、たまに聞いてきてたんですが、「これ持って帰ってよかろ?姉には言うとくけん」と。そこまでは良いんですが、「これは元々私が姉にあげたやつだけん」と言って持って帰ってたんです・・・。
おいおい、一旦自分があげたのまで欲しがるかね・・・。
例えば、友人が入院中に家に訪れて「このCDは僕があげたやつですけん」と言って持って帰るようなもんだ。

入院中の叔母からも生前の母からも、しゃくれ叔母の強欲エピソード(ほんと凄いです。書ききれないほどの強欲)はたっぷりと聞かされてたので、もし入院中の叔母が亡くなったら財産分与の時にかなり揉めるだろうなぁと思ってたけど、こんなこというのは不謹慎だけど、少しホッとしました。
そんな強欲も棺に安置され、一切の言葉も発せず、ただの無欲なご遺体。
1時間半ほどの告別式の後、火葬場へ移り、またもや1時間半で火葬され、スカスカの骨。
葬式に立ち会う時にいつも思うのですが、ほんと人間ってあっけないなぁ。
ちなみに火葬場の係員に「体が大きいですけど自分は(焼却炉に)入りますかね?」訊いたら、「えぇ、それくらいのサイズでしたら入ります」とのこと。
バラバラにされることはないだろうけど、やっぱり入りたくはないですね。

それと、叔父(こちらは学校の校長を務めたほどの人格者)が事ある毎に泣いてたのが心に残りました。
なんだかんだで愛しておられたんだなぁと。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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