新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

国見岳(山都町)(くにみだけ)

2013年05月13日 | 登山
昨日、日曜日に山都町と宮崎県の県境にある国見岳に登ってきました。
登って気が付いたんですが、先日登ったブログに書いてた阿蘇・高岳(1592.4m)ですが、熊本最高峰ではなく、こっちの国見岳(1738.8m)の方が熊本最高峰でした(約150mほど高い)。
今回も、登山口まで時間がかかると予想し、友達に8時に迎えに来てもらい、出発。
広河原登山口から登って、杉ノ木谷登山口へ下りる予定なので、緑川ダムの奥へ。
途中まで順調だったのですが、内大臣川への分岐点へさしかかると、3km先通行止めの看板が。
でもとりあえず行けるところまで行ってみようということになり、行ってみましたが、とにかく凄い悪路。
友人の車は軽自動車のため、落石が底にゴリゴリと当たること数十回。
そのため、ゆっくりと走らさるを得ず、時間がかかりましたが、幸いにも通行止めもなく、3時間かけて午前11時に、やっと登山口到着!
3時間など今まで最長で、登山口に着いただけで友達は疲れてました。


午前11時15分、登山開始。


意気揚々と登り始めたのですが、いきなりの超急斜面の洗礼・・・。
たぶん、登山を始めたばかりで、しかも一人で来てたら、この時点で帰ってると思います。

最初に見つけた目印。


超急斜面は抜けたものの、それでも急斜面は相変わらず。
重い体で、どうにかこうにか登っていると、巨木も増えてきて、見渡す限りの原生林。

さすがにこんな山奥だと景色が違うなぁと感動していると、何か違和感・・・。
人が通った跡がないし、何より目印のピンクリボンが見当たらない・・・。
そこでスマホのGPSと持参の本で位置を確認してみると、全く違う方向へ進んでいることが判明!
遭難中の画像↓

とりあえず位置確認が出来たので、登山道のあるであろう方向へ原生林の急斜面を下りていると幸いにも登山道発見!
もうマジで初めて来る山ではピンクリボンが何よりの目印ですね。
ピンクリボンの安堵感たるや、ハンパないっす。

正規の登山道にある目印。


途中、何箇所か水場があります。がぶ飲みは腹をこわすかもしれないけど、喉を潤すだけなら十分です。


いくつかある緑川の最源流のひとつ。


分岐点とレスキューポイント。


偶然発見した羽化したてのセミ。(名前不明。ハルゼミ?)


イチイの巨樹。


下↓の画像の葉っぱがたくさんいたる所に生えてました。

うるいかと思いましたが、後で調べてみたらどうやらバイケイソウという毒草らしいです。食べなくて良かった。

頂上付近に群生しているシャクナゲ。たくさん咲いてました。


もうまもなく頂上だ!という辺りで野生の鹿発見!逃げる前に慌てて撮ったので、若干ボケてしまいました・・・。


16時45分、5時間半もかけて頂上到着!


てか、ガイドには下山まで4時間40分と書いてあったのですが、登るだけで5時間半・・・。
途中遭難しかけたとはいえ、なぜこんなに時間かかったのかマジで疑問。
知らぬ間に宇宙人に拉致られて2~3時間ほど記憶を消されたとか・・・?
道が違うと気が付くのも早かったし、正規の登山道に戻るのも時間かからなかったし、昼食も何十分も休憩してないし、何で5時間半もかかったんだろう?

宮崎県方面。


熊本市内方面。


何と国見岳から阿蘇五岳がはっきりと見えました!知らなかったので超感動。


もっと頂上でゆっくりしたかったけど、もう既に午後5時。
早く下りないとヤバイので、急いで下山開始。


大規模崖崩れの跡。


杉ノ木谷登山口到着。この時点でカメラのデータによると、午後7時。


辺りはかなり暗くなってましたが、もう杉ノ木谷まで来ればあとは車道を広河原登山口まで歩くだけなので迷いようが無く、一安心。
車に辿り着いたのは、推定午後7時15~20分くらい。
GPSを使いすぎたため、スマホの電池が消耗激しく、残り12%の時点で電源を切っていたので詳しい時間はわからず。
ちなみに友達の携帯も早々とバッテリー切れとなってました。

帰りもまた悪路を底を擦らないように帰っていると、大きなカエルが道路に!
ウシガエルほど大きくなく、茶色だったので、ヒキガエルだったのかも。
その後、大きな鹿のペア発見!
鹿は、斜度70度くらいありそうな、ほどんど崖な斜面を凄い勢いで登って逃げていきました。
そういえば、山を下るとき、先行してた友達は10頭以上の鹿を見たらしいのですが、ほとんど逃げた後で、僕は合計6頭ほど見ただけ。
他には、イノシシやハクビシンとか居ました。
どうやら山都町は野生の王国みたいです。

途中、友達が家に電話をしないと家族が心配するというので、残りわずかな電池のスマホに電源を入れ電話。
その時、ちょっと行けば民家がありそうな舗装道の道端に止まったんですが、車の明かり以外、辺りは明かり一つ無い真っ暗闇。
一人だとかなり心細かったでしょうね。

そんなこんなで家に帰り着いたのは午後9時20分。
登山時間約8時間。車で移動時間約5時間。
紛れもなく今まででどれも最長。疲労度も今までで最高でした。
あー、疲れた・・・。

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