新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

たのしみだった

2007年04月07日 | 普段の日記
阿蘇の一心行の大桜を毎年見に行くのが楽しみだった。
なぜ、「だった」、すなわち「was」だったのかというと、2004年の台風で大きな幹が折れて、すっかり形が変わってしまい、ずっと僕の頭の中にある一心行の大桜のイメージ、いや、理想というか、それとかけ離れてしまったこと。それと、その幹が折れた姿が痛々しくて見ていられないこと。
なので、明日の日曜日にでも、見に行こうかと思ったが、やっぱりやめた。
テレビでCMをやっているが、それも僕の心を萎えさせる。
あんな姿の桜の木を見せ物にして荒稼ぎしているようで、なんか、いやらしい。切なささえ感じる。
入場料こそ取らないが、駐車場は乗用車500円、バイク200円。便乗商法とも受け取れる物産市。桜がほとんど散ってても駐車場代はキッチリ取りやがる。駐車場代、ハッキリ言って高い!!
昔は規模も大きくなく、菜の花畑から見る桜が本当に綺麗だったのに、今では客を当て込んで、菜の花畑も潰され、足場も整備され、完全な見せ物状態。南阿蘇村にとって正に金の成る木だろう。
「飼い殺し」という表現が合ってるかどうかわからないが、南阿蘇村が、死にかけの奴隷に鞭を打ち、無理矢理働かせる看守のように見える。
もうそっとしておいてやれよ。そこまでして儲けるか?って感じ。
ほんと、あの桜が可哀想でならない。
たぶん来年も、自分から進んで見に行こうとは思わないだろう。