黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

聖徳太子ご遺跡霊場 飛鳥

2007-08-14 23:09:34 | 聖徳太子巡礼
第七番 霊鷲山 世尊寺 奈良県大淀町 曹洞宗
「南海夜光之霊木」
奈良県の大淀町の比曽という人家少ない田舎にある現在は曹洞宗のお寺ですが
太子が父帝用明天皇のために建立したと伝わる寺で境内は国指定史跡です。
大津の三井寺にはこの世尊寺にかつてあった東塔が移築されて残っています。
写真は境内の太子堂。



第八番 佛頭山 橘寺 奈良県明日香村 天台宗
「太子誕生所橘之宮」
太子誕生の地とされる橘宮跡にたつ橘寺です。まわりはのどかな田園です。
新西国観音霊場でもありますね。



第九番 定林寺(跡)奈良県明日香村
「太子建立第六院」
太子建立七ヶ寺(『聖徳太子伝略』)のうちのひとつですが現在は廃寺で
写真のような跡地があり国史跡に指定されています。でもなんか薄気味悪い
ただの草っぱらでしたけど・・・。手前に小さなお堂があります。
ご朱印は近くの「専称寺」で頂戴しました。



第十番 医王山 金剛寺 奈良県明日香村 浄土宗
「鞍作止利創建寺」
聖徳太子の時代に活躍した仏師止利一族の建立の寺院と伝えられますが
現在は明日香村の斜面にある小さなお寺です。車で坂道を登っていくと
とんでもない細道に入り込みにっちもさっちもいかなくなったことが
思い出されます・・・。



第十一番 鳥形山 飛鳥寺 奈良県明日香村 真言宗
「止利佛師丈六釈迦」
明日香村観光コースで絶対に入る日本最古の本格寺院です。
ご本尊は日本最古の「飛鳥大仏」
最古ですが傷だらけなので国宝ではなくて重文です。
でもそんなことどうでもいいんです。傷だらけだけど銀杏形のやさしいまなざしで
参拝者を迎えてくれます。とっても近くで拝観できて写真もOK!
寺を出てすぐに蘇我入鹿の首塚があるのも歴史舞台ならでは・・・。
写真は飛鳥大仏を安置する本堂。



第十二番 太子山 向原寺 奈良県明日香村 浄土真宗
「佛法根源精舎」
明日香村の甘樫丘にあるお寺です。かつて蘇我稲目の屋敷があり、後には太子が
摂政として政務をみた「豊浦宮」が建てたれた地とされています。



第十三番 日向寺 奈良県橿原市 浄土宗
「太子造寺九院之一」
太子霊場は大変小さなお寺が多いのですが、ここは極めつけでした。
普通の家です、外観は。しかもご住職は兼任らしくて行った時は誰もいなくて
住んでいる気配すらなかったです。後日封書にてご朱印を送って頂きました。



以上、飛鳥の七ヶ寺でした。
コメント
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