黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

大晦日

2009-12-31 17:33:16 | 仏教・神道・寺社一般
今年も残すところあとわずかとなりました。

わが地元はどうやら雪降りの年越しと

なりそうです。

この1年、当ブログに訪問して頂き

ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。


黒駒 寺院参拝記 管理人:黒駒


京都 知恩院 除夜の鐘 - Kyoto Chionin Temple watch-night bell -


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今年の寺院参拝総括

2009-12-30 19:30:24 | 仏教・神道・寺社一般
今年も1年、多くの寺社を参詣しました。西国札所の秘仏公開がありましたので、やはり西国巡礼が中心と
なりました。それでは今年参詣した寺社をすべてあげてみます。年初めは初詣を兼ねて斑鳩・南都へ。
そして初めての七福神巡りから始まりました。

 1月10日(土)法隆寺・春日大社・東大寺・興福寺(奈良)
 1月11日(日)萬福寺・東寺・妙円寺・赤山禅院・革堂・六波羅蜜寺・京都ゑびす神社(以上、都七福神)
 1月31日(土)豊国神社・方広寺(京都)

 3月14日(土)四天王寺(大阪)
 3月20日(金)補陀洛山寺・青岸渡寺(和歌山・西国)
 3月28日(土)革堂・六角堂(京都・西国)因幡薬師平等寺(京都)

 4月11日(土)智恩寺(京都宮津)成相寺(京都宮津・西国)

 5月 3日(日)岡寺・壺阪寺(奈良・西国)橘寺(奈良)
 5月 4日(月)松尾寺(京都舞鶴)
 5月 9日(土)清水寺(京都・西国)
 5月23日(土)宝厳寺(滋賀・西国)明通寺(若狭小浜)
 5月30日(土)清水寺(京都・西国)三千院門跡(京都)

 6月13日(土)滋賀院門跡・円満院門跡(滋賀)
 6月20日(土)円教寺(兵庫・西国)鶴林寺(兵庫・太子霊場)
 
 8月 9日(日)華厳寺(岐阜・西国)
 8月10日(月)松尾寺(京都舞鶴・西国)
 8月11日(火)仁和寺門跡(京都)

 9月19日(土)中山寺(兵庫・西国)
 9月20日(日)石山寺(滋賀・西国)
 9月22日(火)総持寺・勝尾寺(大阪・西国)

10月 9日(金)妙楽寺・神宮寺(若狭小浜)
10月17日(土)長命寺・観音正寺(滋賀・西国)松尾寺(京都舞鶴・西国)
10月31日(土)三室戸寺(宇治・西国)醍醐寺(京都・西国)

11月 2日(月)一乗寺・播州清水寺(兵庫・西国)
11月20日(金)三井寺(滋賀・西国)青蓮院門跡(京都)
11月21日(土)長谷寺・法起院・南円堂(奈良・西国)
11月28日(土)施福寺・葛井寺(大阪・西国)叡福寺(大阪・太子霊場)

12月 5日(土)岩間寺(滋賀・西国)
12月26日(土)矢田寺(京都)革堂・六角堂(京都・西国)

以上、延べ62ヶ寺。こうして見ると今年は斑鳩へは1回だけ、東京はゼロとなりました。
来年はまだ手付かずの奈良・京都の尼門跡巡りや若狭小浜の古刹を精力的に参詣したいと思っております。
もちろん西国巡礼の三巡目も並行して行い、できる限り歩きたいと思っています。

願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成佛道    合掌 

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西国巡礼 二巡目結願

2009-12-27 17:20:27 | 西国三十三所巡礼
昨日26日に京都の西国第十八番六角堂の参拝で西国巡礼二巡目を結願しました。平成20年4月28日の
第一番青岸渡寺を皮切りに約1年半の巡礼でした。今回は花山法皇1千年忌記念として各札所で
秘仏本尊の開帳が行なわれましたので、それに合わせて参拝したところがほとんどです。そのうちご本尊開帳
に合わせられなかったのは施福寺・葛井寺・南円堂・勝尾寺・華厳寺の5ヶ寺で、このうち以前拝観した
ことのある本尊は葛井寺・南円堂で、まだ拝観したことのないのは施福寺・勝尾寺・華厳寺となります。

どの札所のご本尊とも縁が結ばれて有難いことですが、次回のご開帳が未定のところや数十年後と
されるところもありますので、今回は大変貴重な拝観が叶ったと思います。

今回はできれば歩き巡礼を・・・と思っておりましたが、本尊開帳に合わせての強行日程を組んだこともあり
最後の方はけっこう車を使いました。三巡目こそは歩き巡礼をできるだけ実践したいと思います。

今回のご開帳に合わせて各札所では従来の黒印刷の本尊御影に代わって、彩色も大変きれいなカラー御影が
登場し、また一字散華に代わって、梵字札が配布されることになり、それらの収集もまたひとつの楽しみと
なりました。また先達としての巡礼なのでご詠歌護符もすべて収集できました。






<今回の巡礼日程>

青岸渡寺 20年4月28日参詣   
紀三井寺 20年10月12日参詣
粉河寺  20年10月12日参詣
施福寺  21年11月28日参詣
葛井寺  21年11月28日参詣
壺阪寺  21年5月3日参詣
岡寺   21年5月3日参詣
長谷寺  21年11月21日参詣
南円堂  21年11月21日参詣
三室戸寺 21年10月31日参詣
上醍醐寺 21年10月31日参詣
岩間寺  21年12月5日参詣
石山寺  21年9月20日参詣
三井寺  21年11月20日参詣
今熊野  20年11月23日参詣
清水寺  21年5月9日参詣
六波羅寺 20年11月23日参詣
六角堂  21年12月26日参詣
革堂   21年12月26日参詣
善峰寺  20年10月25日参詣
穴太寺  20年10月25日参詣
総持寺  21年9月22日参詣
勝尾寺  21年9月22日参詣
中山寺  21年9月19日参詣
御嶽清水寺21年11月2日参詣
一乗寺  21年11月2日参詣
円教寺  21年6月20日参詣
成相寺  21年4月11日参詣
松尾寺  21年5月4日参詣
宝厳寺  21年5月23日参詣
長命寺  21年10月17日参詣
観音正寺 21年10月17日参詣
華厳寺  21年8月9日参詣

今年の9月から12月はけっこう急ぎ足でした。すでに三巡目は始めています。春が近くなれば
京都洛中5ヶ寺の1日歩き巡礼もやりたいと思います。南無大慈大悲観世音菩薩。合掌。


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今年最後のお参りは~西国第十九番革堂と第十八番六角堂~

2009-12-27 13:23:45 | 西国三十三所巡礼
毎年末恒例ですが、お礼参りを兼ねて西国第十九番の革堂行願寺と第十八番の六角堂頂法寺を参詣しました。
まずは革堂から。年の瀬ということもありますが、団参もいなくて大変静かな境内になります。
通りがかったついでにお参りする近所の人が数人たまにくるぐらいで、西国巡礼の人もあまりいないです。
年越ししたら七福神めぐりで再び人でごった返しますけどね。


つづいて寺町通りを南下して京極通りに入り、途中商店街の中にある矢田地蔵尊にもお参りして、六角通りを右折して
六角堂へ。もう歩きなれた道筋です。こちらはまだ人通りが多い地区なんで革堂よりかは人もいましたけど
それでも通りがかりの人がついでに寄ったって感じの人ばかりで比較的ひっそりと静かな境内でした。
本堂だけでなく、太子堂と不動堂にもお参りして、最後にもう一度本堂で勤行。さらに納経所内の
西国三十三所本尊写しが安置されている厨子の前でも観音経偈を一巻読誦しました。そうです、この六角堂を最後に
西国三十三所巡礼の二巡目が結願しました。次回、二巡目を振り返ります。




革堂と六角堂のご朱印・ご詠歌護符・ご本尊御影・梵字札








参拝日時:革堂  平成21年12月26日(土)午前11時15分~午前11時45分 
      矢田寺 平成21年12月26日(土)午後0時00分~午後0時05分
      六角堂 平成21年12月26日(土)午後0時15分~午後1時00分 

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西国第十二番 岩間山 正法寺 ご本尊開帳参詣 その2

2009-12-06 12:04:37 | 西国三十三所巡礼
正法寺(岩間寺)は縁起によると創建が奈良朝時代の養老6年(722)である。ご本尊は千手観音菩薩。
普段は三重の厨子の内深くに安置されている秘仏で、前回の開帳は19年前の平成2年でその前の開帳と
なるとさらに365年前だったということであるから江戸時代初期以来平成まで人の目に触れなかった
ご本尊である。(※1)

午前10時に内拝開始と日程表には記されていたが、午前9時半すぎには内陣への扉が開かれた。
雨がしとしと降っている境内には自分以外の参拝者はおらず、静寂な雰囲気の中、内陣へと入る。
まず始めに焼香を行い合掌。内陣は狭いために勤行は控えていただきたいということである。

そしてご本尊の前へと進む。正法寺ご本尊千手観音菩薩。伝えでは奈良朝の女帝である元正天皇の念持仏
で、インドのエンブ川の砂金で造られたという三国伝来の金銅仏である。したがって和製ではない仏像で
ある。4寸8分(約14.5cm)というから大変に小さい。そして黒色化しているので表情や細かな造形
までははっきりと目視できない。厨子の前に拡大した写真のパネルが置かれているのでその画像と
実際のご本尊を何度も見比べる。大変小さいが非常に精巧に造られた仏像であるのがわかる。顔の輪郭は
ふっくらとしていて大変穏やかな表情が印象的だ。公式ガイドブックには柔和な童子のような表情である、
と解説しているがまさにそのとおりであった。

お寺の僧侶がいろいろ解説してくれたので、こちらからもいくつか質問をしてみた。写真でみると
光背は幾分金箔が残って見えたので後補ではないかと思い聞いてみると、約800年前(鎌倉時代)
に造られたものだそうだ。また三重になっている厨子のうち、外と真ん中の厨子は現在の本堂が造られた
頃に製作されたということなので近世のものである。ちなみに真ん中(二重目)の厨子の扉には
四天王が描かれている。そしてご本尊を直接納めている一番内の厨子は約600年前(室町中期)のものだ
ということである。

伝えによると、元々のご本尊は桂の木で彫られた千手観音で、その胎内仏として現在のご本尊である
金銅仏が納められていたという。毎夜厨子を出て地獄を巡り、苦しむ人々を救済して早朝に戻る頃には
汗びっしょりになっていた・・・という話から「汗かき観音」とも言われている。

今回の開帳は12月17日までで、次回は来年4月17日から5月17日まで、その次の開帳は未定であるそうだ。
また再び数百年は厨子の扉が開かれることなく人の目に触れることはないかもしれない。
しばらくして本堂の外が賑やかくなった。どうやら団体参拝が来たみたいで狭い本堂はたちまち人で
立錐の余地もないほど溢れ返った。また次回の開帳でのご縁を願いつつ、合掌礼拝をして境内を後にした。

(※1)公式開帳以外には開扉されている。昭和45年発行の本にはご本尊の写真も掲載されている。

ご朱印・御詠歌護符・ご本尊御影・梵字札・内拝の時に授与されたお守り。




参拝日時:平成21年12月5日(土)午前9時~午前10時

さて、今回の正法寺参詣で西国巡礼2巡目も2ヶ寺(六角堂・革堂)を残すのみとなりました。
六角堂・革堂には1年の御礼も兼ねて毎年末に参拝するのを恒例としていますので今年末で2巡目結願となります。

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