野中寺を出て、次に古市の西琳寺へと向かう。西琳寺は古市駅から徒歩でほんの5分程度の所にあるのだが、
10年前はまさかの道に迷って周辺をさまよい歩き、人に道を尋ねながらグダグダになりながらたどり着いた
思い出がある。しかし今回はささーっと到着。住宅地の並びにあるからなかなかわかりにくい場所ではある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/74/ccc1950bfdca144c5a32f599f9a6ff0a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/17/07d5f046f3a26c2c2d9ce4037b5a8891.jpg)
こちらも飛鳥時代に起源をもつ古刹。欽明天皇の勅願寺というから仏教伝来とほぼ同時期に建立されたことに
なり(当時は向原寺と称する)、まさに門前の石標にある「本朝佛事最初」の寺である。白鳳時代には七堂伽藍
を有した大寺であったが、それは境内に残る五重塔心礎の大きさから充分に想像できる。重量28tだとか。
小鳥かひよこの顔(・o・)のようなユーモラスな外観の礎石だが、意図してそうなっているわけではないらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/11/8e42feaee8adc4fe531ab16fe4c2916b.jpg)
しかし現在は住宅地にとけこんだ感のある小さいお寺。本尊は薬師如来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7d/088ebd07571c2acd40a7a3b07e012e80.jpg)
境内には西大寺復興で有名な叡尊上人などの供養塔である鎌倉時代の石造五輪塔が残る。これは室町初期に
守護畠山氏による高屋城構築の際、土塁下に埋没され行方不明であったところ昭和33年に600年の時を経て
偶然発掘されて移転復元安置したというもの。(西琳寺しおりより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/10/ca0fe66208400a6b1b9622e0a07849d6.jpg)
納経所は本堂脇にあるが誰もいないので住職の住居のインターフォンを押す。すると年配の女性が出てきて
応対してくれた。10年前も確かこの人が応対してくれた記憶がある。そのときと同じくわざわざ納経所を
開けてもらってご朱印を頂いた。時はちょうど正午前。近所の住宅の開け放たれた部屋の窓からテレビの音が
境内にも聞こえてくる。そんな環境に今はある日本で最も古く、そしてかつては大寺であった西琳寺である。
野中寺と西琳寺のご朱印。いずれもご本尊薬師如来のご朱印。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/58/de2d5326c92067ae340d687963cb4ee8.jpg)
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思い出がある。しかし今回はささーっと到着。住宅地の並びにあるからなかなかわかりにくい場所ではある。
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こちらも飛鳥時代に起源をもつ古刹。欽明天皇の勅願寺というから仏教伝来とほぼ同時期に建立されたことに
なり(当時は向原寺と称する)、まさに門前の石標にある「本朝佛事最初」の寺である。白鳳時代には七堂伽藍
を有した大寺であったが、それは境内に残る五重塔心礎の大きさから充分に想像できる。重量28tだとか。
小鳥かひよこの顔(・o・)のようなユーモラスな外観の礎石だが、意図してそうなっているわけではないらしい。
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しかし現在は住宅地にとけこんだ感のある小さいお寺。本尊は薬師如来。
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境内には西大寺復興で有名な叡尊上人などの供養塔である鎌倉時代の石造五輪塔が残る。これは室町初期に
守護畠山氏による高屋城構築の際、土塁下に埋没され行方不明であったところ昭和33年に600年の時を経て
偶然発掘されて移転復元安置したというもの。(西琳寺しおりより)
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納経所は本堂脇にあるが誰もいないので住職の住居のインターフォンを押す。すると年配の女性が出てきて
応対してくれた。10年前も確かこの人が応対してくれた記憶がある。そのときと同じくわざわざ納経所を
開けてもらってご朱印を頂いた。時はちょうど正午前。近所の住宅の開け放たれた部屋の窓からテレビの音が
境内にも聞こえてくる。そんな環境に今はある日本で最も古く、そしてかつては大寺であった西琳寺である。
野中寺と西琳寺のご朱印。いずれもご本尊薬師如来のご朱印。
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