黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

【西國巡礼】 観音正寺でも石段三昧 【太子巡礼】

2012-05-23 18:31:24 | 西国三十三所巡礼
長命寺を後にして次に向かうは第32番の観音正寺。きぬがさ山頂近くにある観音正寺には麓からいくつかの
登山参道があるけれど、今回も石寺地区から登る表参道で。ただ起点は車参道の入り口付近であるきぬがさ公園
から山をぐるって半周ほどしてからの登山にしました。途中にある「結神社」からも参道がある。
所要時間は50分だとか。
 

そして表参道石段を登りはじめる。さすがに一気にとはいなかくて何度も休みながら登る。最高にキツいのは
途中の駐車場付近からの最後の追い込みのところ。そして境内が見えた頃には汗だくだく・・・。30分ほどで到着。
 

本堂付近に自転車が数台置いてあったけど、車道参道から登ってきた人たちですね。下りは爽快だろうなー。


帰路は下の景色も楽しめる車道参道から。
 

今回はこれで終わり。帰ったその夜から筋肉痛が半端なかったです・・・。


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【西國巡礼】 長命寺参拝 808段に挫折… 【柳はいずこ】

2012-05-21 08:23:32 | 西国三十三所巡礼
今週は江州の2ヶ寺、長命寺と観音正寺を参拝。どちらも参道石段がキツいことでは西国屈指の札所ですね。
最初は長命寺から。今回は石段の数を数えながら登ってやるっ!と決意。そしてまずはかつて長命寺の
穀物倉だったという聖徳太子を本尊とする「穀屋寺」からお参りしてスタート!
 

1、2、3、…と段数を数えながら登っていく。・・・がしかし! 30ほどを数えたとこで気づいた。段数ではなくて
歩数を数えてしまっていることに!! どんだけ集中力がないんだか・・・。ここでもう挫折ですわな。
戻って数えなおす気もなく、そのまま登ります。でも途中、これは段数に数えるのか?数えないのか?と
迷わせる石段↓↓も次々と出現したため、いずれは挫折したんですけどねー
 

                                   途中の冠木門は倒木がそのままで無残な姿に・・・。
 

森林の中の石段だけど暑くて汗が噴出してくる。でも今回はうちわとタオルを持参していたので、
なんとかgdgdにならずに約25分ほどで境内に到着。




長命寺はご詠歌に「やなぎにながきいのちでら」とあり、また寺伝では武内宿禰が柳の木に「寿命長遠諸願成就」と
刻み、後に聖徳太子がこの柳の木で本尊を造ったとされるが、境内には目立つ柳の木は見当たらない・・・。





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【若狭】 高浜・中山寺 秘仏本尊拝観 【馬頭観音】

2012-05-17 16:58:26 | 若狭・丹後の寺社
西国巡礼の翌日にはお隣高浜の中山寺に参拝しました。
こちらの本尊馬頭観音は通常秘仏なのですが、33年に1度のご開帳があって、今回は平成22年5月から
平成24年5月20日までの2年間の開帳です。しかも残りあと1週間というギリギリセーフでの拝観でした。

中山寺は青葉山中にあり山号は青葉山、同じく青葉山中の舞鶴側には西国第29番のやはり山号が青葉山の
松尾寺があるわけであります。どちらもご本尊は馬頭観音。高浜にはさらに馬居寺という馬を寺名に冠した
やはり馬頭観音を本尊とする寺もあります。この並びは馬頭観音文化圏といってもいいエリアですが、
古代からの日本海の港であり海産物を都へ送る交通の要衝でもある地であるから、交通安全の馬頭観音が
ことさら信仰されたのでしょうか。

中山寺は青葉山の中腹にあります。松尾寺から林道を通っても行けるし、国道27線からも行けます。
道は舗装道路なので道幅は狭いですけど車での参拝も大丈夫。


中山寺の仁王門


金剛力士像は鎌倉時代の作像で重要文化財。こちらの仁王さんは阿形が両腕を下げて踏ん張る形で吽形が
腕を上げて威嚇する形です。
 

仁王門をくぐると石段があり、そこをのぼりきると右手に本堂が見えてきます。本堂はこれも鎌倉時代の建築で
重要文化財です。高浜・小浜一帯の寺院に見られる桧皮葺きの美しい本堂です。


石段をあがって左手に受付兼納経所があり、そこでまず入山料を支払ます。納経帳を預けていざ本堂へ。
本堂内の厨子の扉は開かれていて秘仏の馬頭観音がすぐそばで拝観できました。ご住職がやってこられて
中山寺の歴史、建物や仏像についての説明を約5分にわたって丁寧に説明いただきました。

さて秘仏本尊の馬頭観音ですが、中山寺のHPで見ることはできます→コチラ
大変迫力のある馬頭さんでしばらく見入っておりました。その時団体さんが来たので一旦後方へ退避・・・。
引率のツアコンの人が「私はこの観音さまは顔が怖いけど微笑みかけてくれてるように見えます…」と説明。
(ふ~ん、そんなもんかな、どれどれ・・・)とその団体さんがはけた後にじっくり見てみると、いやいや怖いお顔です!

たしか松尾寺の秘仏本尊馬頭観音は笑顔というかもはや笑い皺もあって大爆笑面でしたが、こちらの馬頭さんは
確実に怒ってらっしゃる。よく仏像のお顔は見ている自分の心の内を映す・・・などとも言われますが、
ということは私の心が怒りで満ちてるのか?それとも何かうしろめたいことがあるのか?それとも真理を
見通す達観ができてないのか?・・・どうなんでしょうね? 私は仏像にしろ絵画にしろ音楽にしろ、
芸術作品を見る場合には写実的にしか見る目を持ち合わせていないので、そこにある奥の深さとか真理とかは
正直わからんのです。でも私にはそれで充分です。迫力満点の怖いお顔の馬頭観音さまにお会いできて
感激感謝です。次も33年後かな~?またお目にかかれるかな?

さて中山寺、青葉山の中腹にあるだけあって眺めもよろしい。眼下に和田海岸を一望。




隣町なのにこの中山寺が初めての参拝。高浜も小浜もまだまだ未見のお寺がゴロゴロあります。
今後の楽しみです!


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【西國巡礼】 善峯寺の領地っていかほど??

2012-05-15 18:51:34 | 西国三十三所巡礼
光明寺を出て丹波街道を進んで、竹林道から始まる善峯寺道へ。途中には松本明慶仏師の工房もあり・・・。
 

この日は気温自体は20℃を下回っていたけど、さすがに登り坂を歩いていると暑くて汗もかいてくる。
でも木々竹林に覆われた道になると日差しが遮られて涼しくなり、頭にかいた汗がひんやりとして
心地よくなる・・・。「善峯寺領」の石碑のとこまでくればあとわずか。


ところで現代の善峯寺領はいかほど?と思い、とある本で調べてみると3万坪ほどらしい・・・。
ちなみにTOP3は三井寺の24万坪 醍醐寺の12万坪 円教寺の10万余坪。最下位は革堂の500坪・・・。
一山が境内のとこはさすがに広大ですな。昭和50年代の本なので最新情報ではないけれど。

閑話休題
光明寺を出て1時間ちょいで善峯寺に到着。


本当は桂昌院お手植えの桜が満開の頃に参拝の予定だったのですが、日程が組めずこの日になったけど
充分きれいです。


釈迦堂からの京都市内一望。ここでだいぶ時間を過ごした。


山々の緑も日光があたって濃淡がすっごくきれい。一羽のうぐいすがずっと鳴いてて山内に響きわたってた。


昼がすぎてお腹もぐうぐう鳴り出したので下山。このあと乙訓寺再訪と穴太寺参拝が控えていたので
今回は三鉆寺・十輪寺は門外からの拝礼のみ。
 


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【西山三山】 新緑いっぱいの光明寺

2012-05-14 18:24:52 | 京都の寺社・御所・離宮
乙訓寺を後にして西山三山のひとつ、西山浄土宗総本山の光明寺へ。
光明寺は紅葉で大変有名なお寺で秋の賑わいは相当なものだそうですが、5月の新緑もなかなか美しいです。

浄土宗開祖の法然上人が念仏を始めた地であり、平家物語で有名な熊谷次郎直実が年若き平敦盛を討った後に
無常を悟って出家し、念仏三昧堂を建てた地である。この念仏三昧堂で後に法然上人入滅の際に
荼毘に付されて、その棺から光明が放たれたために四条天皇が光明寺との勅額を遣わされたという由来を持つ寺。

総門前は駐車場を兼ねていて、参拝者はこの総門を通って境内へと入る。門前で食事をする人、座って
休憩をしている人などさまざまである。


総門をくぐると女人坂と呼ばれる江戸後期につくられた緩やかな石段。女人の参詣者も着物の裾を
気にしなくても大丈夫なようにつくられた石坂なので女人坂というらしい。


阿弥陀如来と法然上人をおまつりする御影堂。浄土宗系寺院では本堂にあたる。境内はもとより御影堂への
入堂も自由。


御影堂から下ると勅使門。紅葉の季節なら絶好の被写体でしょうな。




新緑のパワーを浴びて、このあと善峯寺を目指して善峯寺道を歩きます。


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