ごろりんブログ

雫石鉄也のブログ

クイック&デッド

2024年02月19日 | 映画みたで

監督 サム・ライミ
出演 シャロン・ストーン、ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、レオナルド・デカプリオ

 西部劇である。ほこりっぽい街。ガラの悪そうなおっさんたち。なにかというと拳銃をぶっぱなす。ここでは人より銃を早く抜けことが生きる条件。こんな街に女が一人やって来た。この女ただもんではない。いい女だが、そのへんの男には負けない度胸と銃の腕を持っている。この女、こんなガサツな街に何をしにきたのか。
 銃がすべてのこの街で早撃ち大会が開かれる。1対1で対峙して撃たれたら負け。負けたら死ぬ。トーナメントで優勝すればばく大な賞金がもらえる。賞金を出したのは街のボス。女もボスもボスの息子も早撃ち大会に出る。
 酒場でボスに首を吊られようとしている男がいる。ボスがイスの足を撃つ。ガタン。男の首が絞まる。女があざやかな銃さばきでロープを切って男を助ける。男は牧師でボスににらまれている。
 西部劇でおなじみの決闘シーンがふんだんに出てくる。対峙したガンマンが撃ちあうだけだが、実に様々な決闘シーンを見せてくれてたいくつさせない。女がこの街に来た目的もすぐ判り、最後はボスを対決することになるが、一本調子で判りやすいシナリオだが、最後までみせる工夫があって佳作の西部劇であった。シャロン・ストーンはきれいだし、ジーン・ハックマンのボスはさすがの存在感。売り出し前のラッセル・クロウやレオナルド・デカプリオが若いのがおもしろい。