『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

いわき市暮らしの伝承郷 その2

2007年03月10日 | 歴史
暮らしの伝承郷に移築、復元された民家の一つ、
旧樋口家住宅(いわき市指定有形文化財)は、
江戸時代後期に建築された茅葺き民家で、
暮らしの伝承郷の民家のなかでは最も古い時代のものだ。

旧樋口家住宅は、いわき市内の遠野町入遠野から移築されたもので、
樋口家ではかつて養蚕や和紙作りを盛んに行っていた。

この民家の土間には、「かまど柱」と呼ばれる柱がある。
この柱は「かか隠し」「嫁隠し」などとも呼ばれる。
しかし、土間に柱があると、土間での作業の邪魔になるため、
時代が下がるに従い、姿を消した。

旧樋口家住宅の庭先には、赤と白の梅が対に植えられている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする