一日ひとつ 英語の豆知識 

【ドラ豆】(ドラマメ)と【今日豆】(キョウマメ)の2種類の豆知識シリーズ。毎日ひとつ英語の豆知識をものにしよう!

豆知識 『カウンティ』 #1232

2008年07月28日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)は、ひと晩は警察署に拘置されて、【police questioning】〔取調ベ〕
を受けたが、ケイトの行為が【legitimate (レジティメット) self-defense】 〔正当な自
己防衛〕にあたる、と判断されて翌日の昼ころに釈放されてメグミの家に帰ってき
た。

ところが、それから数日したある日、突然に【police car】〔パトカー〕 がやって
きて、ふたたび警察署へつれていかれてしまった。

あとで分かったことだが、ケイトによって【shot to death】〔射殺された〕男の家族
が、警察の判断が不公平だとして、ケイトに対して【filed criminal charges】
〔刑事訴訟を起こした〕のだった。

隣に住む主婦のシャロン(Sharon)が、ほとんど毎日のようにメグミの家へやって
きては、事件のなりゆきについて話し込んでいくようになり、それはメグミにとって
も、状況を理解するのに役立った。

きょうシャロンが言うには、もうすぐ、この地域を管轄する【county カウンティ】〔ア
メリカの州の下にある行政をつかさどる郡〕で、

  Sharon 【 Kate has to go through the grand jury. 】 と言う。

   メグミ 【......グラン・ジューリィ?.....通過する??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 go through the grand jury 】→〔 大陪審の判断を受ける 〕 
                             という意味ですよね~ (^o^) 
      
       
       以前にもふれたことがあるように、日本での刑事事件では
       警察が捜査したあとで、それを引きつぐ形で 検察官が
       『起訴』するかどうかを決めます。 ところが、アメリカでは
       その判断の中立性を保つため、

           【市民の代表】   または
           【裁判官が判断】

       が、その判断をする仕組みになています。

       そのため、日本でよく起きる警察と検察による共謀的な犯人
       のでっち上げや、99%という異常な有罪判決率で生じる、多く
       の冤罪の防止に多少なりとも役立っているといえます。

       これらの2つの方法のうち、【市民の代表】による方法が
       【 grand jury 】〔大陪審〕 と呼ばれているものですよね。

                                        (^^)v