一日ひとつ 英語の豆知識 

【ドラ豆】(ドラマメ)と【今日豆】(キョウマメ)の2種類の豆知識シリーズ。毎日ひとつ英語の豆知識をものにしよう!

豆知識 『犯罪恐怖社会』 #1238

2008年08月11日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)の裁判は、思ったよりも日数が長くかかった。

メグミや、おとなりに住む主婦のシャロン(Sharon)も 【witness】〔証人〕 として
【witness-box】〔証人席〕へ呼び出された。メグミは、生まれて初めて、【swear
an oath】〔宣誓する〕という儀式を体験した。

メグミへの質問時間は長く、とくに【prosecutor】〔検察官〕からの質問は、細かく
てしつこかった。明らかに【leading question】〔誘導尋問〕と思われるような内容
が多かったが、ケイトの不利にならないようにと、けんめいにつたない英語で説明
をこころみた。微妙な内容の質問だと、意味が理解できていても、分からなかった
ふりをして、時間をかせいで、答えの内容と英語を考えた。

ついに、【jury (ジュリイ)】〔陪審員団〕による【verdict】〔評決〕の日がきた。

裁判官は、【jury (ジュリイ)】にむかっていくつかの注意事項を伝え、12名の【juror
(ジュウラー)】 〔陪審員〕は、別の部屋に移動していった。 裁判官の説明のなかに、
「弁護側は、無罪を証明する必要はない」、というのが、メグミの印象にのこった。
アメリカでは、検察側が、「有罪を証明する必要があり」、それができなければ、ど
んなに灰色にみえても無罪なのだ。

そうしたことから、疑いの多さを判断に入れないようにと、裁判官が注意した。

陪審員団のくだした評決は、【not guilty】〔有罪ではない〕だった。

メグミは、この裁判を通じて、アメリカという社会が、いかに犯罪の多さに恐怖感を
もっているかを知らされる思いがした。ケイトへの評決も、結局このことの裏返しで
誰かを銃で撃ち殺した結果責任よりも、危害をくわえられる可能性の恐怖のほうが
優先されたのだ。

その晩、ケイトとシャロンとメグミは、メグミの家で豪華な【catering service】〔仕
出し料理〕をとりよせて、3人だけのお祝いパーティを開いた。

陽気なシャロンが、ケイトがお酒好きなのを知っていて、たっぷり注がれた大きな
ワイングラスを持ちあげて、

  Sharon 【 Down the hatch ! 】 とさけぶ。

   メグミ 【......ダウン?.....ハッチ、ひながかえる??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 Down the hatch ! 】→〔 乾杯! 〕 という意味ですよね~ (^o^) 

       
       
       もともとは、海事用語から来ている表現で、ここでいう
       【 hatch 】は⇒〔 船の甲板の昇降口 〕という意味です。

       ここにお酒を流し込むように、どんどん飲もうぜ、という
       こと表現ですよね。つまり、『たくさん呑もうよ!』、と
       いう場合の乾杯の音頭のひとつで、シャロンがケイトに
       じゃんじゃん呑ませようとしているんですよね。

                                         (^^)v

●次回から、しばらく 【今日の豆知識】に変わります。


豆知識 『デューティ』 #1237

2008年08月08日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)に対する【 plea bargaining 】〔 答弁取引 〕 がおこなわれた。

ここで、ケイトが罪を認めれば、裁判をおこなわない代わりに、通常よりも軽い刑
が裁判官によって決められる。そして、その刑期だけ服役することになる。

もちろん、ケイトは無罪を主張した。この時点で、この地域を 管轄する【county
カウンティ】〔州の下にある郡〕の裁判所で、ケイトの裁判が開かれることが決まった。

それから1ヶ月後に、第1回目の裁判が開かれ、12名の【juror (ジュウラー)】
〔陪審員〕を決める手続きからはじめられた。

一般市民からえらばれた50名ほどの中から12名を選び出す。

質問用紙がくばられ、陪審員の役割や、これからおこなわれる選出方法について
長い説明があり、その後、検察と弁護側の両方が、ふさわしくないと思う候補者
を拒否して、最終的に12名に絞られた。

メグミと、おとなりに住む主婦のシャロン(Sharon)は、その後の裁判もかかさず
【sat in on】〔傍聴した〕。メグミは一般市民からえらばれた12名の【juror 】
〔陪審員〕が右側の席にずらりと並んでいるのが珍しくて、ちらちらそちらを見て
いた。

シャロンに、【Are they volunteers?】〔あの人たちボランティアなの?〕 と聞く
と、シャロンは、


  Sharon 【 They are on jury duty. 】 と言う。

   メグミ 【......ジューリィ?.....デューティ??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 jury duty 】→〔 陪審員として勤める義務 〕 という意味ですよね~ (^o^) 


        アメリカの裁判での陪審員は、素人の一般市民のなかから
        無差別に、約50名ほどの候補者を選び、そのなかから
        正式に12名が特定されます。陪審員になると、裁判の始め
        から終わりまで法廷の陪審席にいて、証拠や証人の供述を
        見聞しなくてはなりません。

        なので、ときには長期に及ぶこともあります。

        判決にあたっては、法廷での弁護士や検事の説明を聞いて
        あとで別室で全員で協議し、原則として全員一致で決めます。

        この決定をことを【verdict】〔評決〕と言います。

                              (^^)v


豆知識 『バーゲン』 #1236

2008年08月07日 | ドラマの豆知識
アメリカで、裁判がどのようにおこなわれるかを、今回のケイト(Kate)のケースで
簡単に追ってみると、

   ①〔刑事訴訟を起こされた〕→【filed criminal charges】

      すると、ほんとうにこの訴訟が審議に値するものなのか
      どうか、つまり、裁判をおこなって黒白をつける必用が
      あるのかどうか、を決めるために:

   ②〔罪状認否手続き〕→【 arraignment 】

      がおこなわれる。つまり、罪があるかどうかを問う
      ために、訴訟された人物を法廷に召喚するのだ。

ここで2つの方法に分かれ:

        ● たいした事件でもないので、専門家の『裁判官』
          に決めてもらう。【preliminary hearing】
          (プリリミナリ・ヒアリング)〔予備審問、予審〕。

        ● 裁判官個人に決められてしまうのはいやなので、
          多数の市民の代表に集まってもらう『大陪審』を
          開催して決めてもらう。【 grand jury 】 (グラン
          ジューリー)〔大陪審〕。
          
前にもふれたように、日本での刑事事件では警察が捜査したあとで、それを引きつぐ
形で 検察官が『起訴』 するかどうかを決めるが、アメリカではその判断は、この
ように、【裁判官の判断】または 【市民の代表】=〔 大陪審 〕のいずれかが選べる
ようになっている。

その結果、裁判をおこなって有罪か無罪かを審議する必用があるという結論がくださ
れると、訴えられた人は、【 being indicted (インダイティッド) 】〔 起訴される〕こと
になり、そのことを、【 indictment (インダイトメント) 】〔起訴〕と言う。

メグミは、おとなりに住む主婦のシャロン(Sharon) から、そうしたプロセスを聞き
ながら、ノートへ図を描いて理解しようとしていた。ケイトは、【 grand jury 】
(グランジューリー)〔大陪審〕で審議された結果、【 indicted (インダイティッド) 】〔 起訴さ
れた〕のだった。

そこまで説明して、メグミが描くチャートを見ていたシャロンは、【To be exact...】
〔もっと正確に言えばね・・〕、と言い、【Before the arraignment...】〔罪状認否
手続の前にねぇ・・〕と、チャートを指差しながら、

  Sharon 【 There was a plea bargaining.】 と言う。

   メグミ 【......プリーバーゲン?....早めの安売り??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 plea bargaining 】法律用語で→〔 答弁取引 〕 
                         という意味ですよね~ (^o^) 

       
       
      【 arraignment(アレイメント) 罪状認否手続】に入る以前の段階で、
      アメリカでは、ふつう被告人側と検察側とで 取引(bargain)
      が行われます。これを【 plea bargaining 】→〔 答弁取引 〕
      といって、よく言われる司法取引のことです。

      犯罪の多いアメリカでは、被告人が有罪を認めるかわりに
      刑を軽くしてもらうなど、いわゆる取り引きを行うことに
      よって、処理の簡素化を図っています。

      そして、刑事裁判の大部分がこの司法取引で行われている
      という実態があります。
                                (^^)v
                             

●ここのところ、話の内容が専門的な分野に片寄ってしましましたね。  m(_ _)m

      ケイト(Kate)の裁判がどうなるか見極めおわったら、しばらく
      【ドラマによる豆知識】シリーズは中断して、もっと気楽に
      書き込みのできる【今日の豆知識】シリーズを再開したいと
      思いますので、よろしくお願い致します。

                                    (^^)v


豆知識 『アレイン』 #1235

2008年08月01日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)に対する【grand jury】〔大陪審〕というのが開かれた結果、シャロン
(Sharon)によれば、ケイトは裁判を受けることになったという。

メグミにも、すこしづつアメリカの裁判のおこなわれ方が分かってきた。

ケイトは、【filed criminal charges】〔刑事訴訟を起こされた〕ため、まず、裁判
をおこなうかどうかを決める手続きの【grand jury】〔大陪審〕というのが開かれ
たのだった。この【grand jury】では、一般市民からえらばれた16名の【juror
(ジュウラー)】〔陪審員〕が、ケイトを告訴するがわの【prosecutor】〔検察官〕の説
明を受け【 indict (インダイト) 】〔 起訴する〕かどうか、つまり有罪のうたがいが
あると みとめて裁判を開くか、あるいはその疑いはないので起訴しない、かの
いず れかを、多数決で決めるのである。

この【grand jury】には、告訴された側の弁護人は参加できないしくみになって
いるため、ほとんどの場合は、【prosecutor】〔検察官〕の要請どおり、【 being
indicted (インダイト) 】〔 起訴される〕ことになるのだそうだ。

メグミが、シャロンに、【What's next?】〔次はどうなるの?〕と聞いたら、シャロ
ンは、

  Sharon 【 The next process is arraignment (アレイメント). 】 と言う。

   メグミ 【......アレイメント?.....アレイって??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

    【 arraignment 】→〔 罪状認否 〕  という意味ですよね~ (^o^) 

       
        発音は〔 アレイメント 〕で、【 g 】は発音しま
        せん。また、【 n 】は、ほとんど聞こえません。

        動詞は法律用語の【 arraign 】で、発音は
        こんどは〔 アレイン 〕で、【 n 】をはっきり
        発音します。意味は、

          ⇒〔 被告人に罪状の否認を問うため
                      法廷に召喚する 〕

                            ですよね。  (^^)v


豆知識 『スローター』 #1234

2008年07月30日 | ドラマの豆知識
ケイトに対する【grand jury】〔大陪審〕が開かれることになり、16名の【juror
(ジュウラー)】〔陪審員〕が、一般市民のなかから選ばれたということを、メグミは
おとなりに住む主婦のシャロン(Sharon)から聞いた。

なんでも、無差別に選ばれた50~60人のなかから、どうしても参加できない
理由のある人が排除され、残った中から16名が選出されたという。

この【grand jury】〔大陪審〕は、非公開で、【prosecutor】〔検察官〕が証拠物
件などを示しながら事件の説明をして、その後、【juror (ジュウラー)】〔陪審員〕
が【 indict (インダイト) 】〔 起訴する〕かどうか、つまり有罪のうたがいがあると
みとめて裁判を開くか、あるいはその疑いはないので起訴しない、かのいず
れかを、多数決で決めるのである。

その結果がでた日、シャロンがメグミ宅へとびこんできた。

全員一致で、【 indictment (インダイトメント) 】〔起訴〕されることに決まったと
いう。

そして、その【charge】〔罪状〕についてシャロンは、

  Sharon 【 Charged as manslaughter ! 】 と言う。

   メグミ 【......マァンスローター?.....スローター??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 manslaughter 】法律用語で→〔 故殺罪、または過失致死罪 〕 
                            という意味ですよね~ (^o^) 


         間単に言えば、〔人を殺してしまった〕ということ。
          【slaughter】は→〔大量に殺す・家畜を殺す〕
         という意味がありますが、法律用語では、単に
         〔殺人〕をあらわします。
             
         もうすこし詳しくしく言うと、アメリカでの殺人罪
         には、3種類あって:

          (1)【First-degree murder】〔第一級殺人〕

               複数人の殺人や警察官・裁判官・証人
               などの殺人。または計画的で卑劣な殺人。

          (2)【Second-degree murder】〔第二級殺人〕
              
               第一級殺人罪と似ているが、それより
               も凶悪性がやや低い殺人。

          (3)【Manslaughter】〔故殺または過失致死〕

               計画性のない殺人や、誤って人を殺し
               てしまった場合など。
                                  ですよね  (^^)v


豆知識 『大陪審』 #1233

2008年07月29日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)が、ふたたび警察署へつれていかれたのは、射殺された男の家族が
ケイトに対して【filed criminal charges】〔刑事訴訟を起こした〕ためだった。

そのあたりの状況を、おとなりに住む主婦のシャロン(Sharon)が教えてくれる。と
きどき、彼女がひんぱんにやってくるのに疲れをかんじることもあるが、いろいろ
と教えてくれるので、その分を差し引いてもありがたい存在なのだ。

シャロンが、もうすこししたら、ケイトに対する『大陪審』というのが、この地域を
管轄する【county カウンティ】〔州の下にある郡〕で開かれる予定だという。

ケイトが刑事告訴されたために、最初は警察の判断で【legitimate (レジティメット)
self-defense】 〔正当な自己防衛〕とみなされて釈放されたが、また【taken into
custody】〔収監される〕ことになってしまった。

メグミは、アメリカの裁判制度についてほとんど何も知らないので、シャロンに、
『大陪審というもので、何を決めるの?』、と質問したら、シャロンは、

   Sharon【 Whether indictable or not ! 】 とちょっとあきれたように言う。

   メグミ 【......インダイタボゥ?.....何それ??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 indictable 】→〔 起訴されるべき 〕 という意味ですよね~ (^o^) 


        発音は〔 ダイ 〕を強く発音し、【 c 】は発音しない
        ので注意ましょう。
       
        ここでは、【 whether indictable or not 】と言って
        いるので、→〔 『起訴』されるべきかどうか 〕という
        意味になります。

        前回でもふれたように、日本での刑事事件では警察が
        捜査したあとで、それを引きつぐ形で 検察官が『起訴』
        するかどうかを決めますが、アメリカではその判断は
        【市民の代表】=〔 大陪審 〕、または【裁判官の判断】
        のいずれかで決められます。

        日本語の〔 起訴 〕にあたる言葉は、【 indictment 】
        で、発音は、(インダイトメント)。 ここでも【 c 】は
        発音しないので注意。

        〔 起訴する〕にあたる言葉はという動詞は【 indict 】
         発音は、(インダイト)ですよね。
                                     (^^)v


豆知識 『カウンティ』 #1232

2008年07月28日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)は、ひと晩は警察署に拘置されて、【police questioning】〔取調ベ〕
を受けたが、ケイトの行為が【legitimate (レジティメット) self-defense】 〔正当な自
己防衛〕にあたる、と判断されて翌日の昼ころに釈放されてメグミの家に帰ってき
た。

ところが、それから数日したある日、突然に【police car】〔パトカー〕 がやって
きて、ふたたび警察署へつれていかれてしまった。

あとで分かったことだが、ケイトによって【shot to death】〔射殺された〕男の家族
が、警察の判断が不公平だとして、ケイトに対して【filed criminal charges】
〔刑事訴訟を起こした〕のだった。

隣に住む主婦のシャロン(Sharon)が、ほとんど毎日のようにメグミの家へやって
きては、事件のなりゆきについて話し込んでいくようになり、それはメグミにとって
も、状況を理解するのに役立った。

きょうシャロンが言うには、もうすぐ、この地域を管轄する【county カウンティ】〔ア
メリカの州の下にある行政をつかさどる郡〕で、

  Sharon 【 Kate has to go through the grand jury. 】 と言う。

   メグミ 【......グラン・ジューリィ?.....通過する??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 go through the grand jury 】→〔 大陪審の判断を受ける 〕 
                             という意味ですよね~ (^o^) 
      
       
       以前にもふれたことがあるように、日本での刑事事件では
       警察が捜査したあとで、それを引きつぐ形で 検察官が
       『起訴』するかどうかを決めます。 ところが、アメリカでは
       その判断の中立性を保つため、

           【市民の代表】   または
           【裁判官が判断】

       が、その判断をする仕組みになています。

       そのため、日本でよく起きる警察と検察による共謀的な犯人
       のでっち上げや、99%という異常な有罪判決率で生じる、多く
       の冤罪の防止に多少なりとも役立っているといえます。

       これらの2つの方法のうち、【市民の代表】による方法が
       【 grand jury 】〔大陪審〕 と呼ばれているものですよね。

                                        (^^)v


豆知識 『ジェリー』 #1231

2008年07月25日 | ドラマの豆知識
警察に連行されていったケイト(Kate)が、ひょっこりもどってきた。

ひと晩は警察署に【retained in custody (カスタディ)】〔拘留され〕て、くわしく
【placed under investigation】〔取調べを受けた〕が、今朝の昼ちかくになって
係官がやってきて、【set free】〔釈放になった〕と言って、持ち物を返され、そ
のまま警察署のそとへ出されたのだそうだ。

係官の説明によれば、撃たれて死亡した相手の男の犯罪歴に、なんども【stalking
assault】〔ストーカー行為による暴行行為〕があり、今回のケースは、その危険性
が十分にみとめられ、ケイトの行為は、【legitimate (レジティメット) self-defense】
〔正当な自己防衛〕にあたる、と判断されたのだという。

後日、事はそう簡単にはおさまらなくなってしまうのだが、まだそうした状況になる
ことを知らない2人は、【a feeling of relief】〔安堵感〕で、【welled up with
tears】〔涙があふれ出してきて〕止まらなかった。

ケイトは、立つのもやっとのように、メグミにしがみついて、

  Kate 【 I can feel my legs're becoming jelly. 】 と言う。

   メグミ 【......脚が?.....ジェリーになる??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 become jelly 】→〔 力が抜けてガクガクになる 〕 
                         という意味ですよね~ (^o^) 

       
         【 jelly 】は食べ物の ⇒〔 ゼリー 〕のことで、
          みなさんもよく経験しているように、たとえば
          コーヒーゼリーのふたを開けて、食べる前に
          ちょんちょんとスプーンでつついていると、
          ゼリーがぷるんぷるんと小さく揺れることが
          ありますよね。

          ちょうどこの状態のように、【 become jelly 】
          とは、身体や手足などが、

           →〔 力が抜けてゼリーのように小さく震える〕
           →〔 へなへな・フラフラ・ガクガクになる〕

                     という表現ですよね。
                                     (^^)v


豆知識 『チャージ』 #1230

2008年07月24日 | ドラマの豆知識
ケイト(Kate)は、刑事と警官によって【take away】〔連行され〕ていった。

メグミは、夫が出張中のため、急に家の中にたったひとり取り残されてしまった。
食事をする気にもならないので、事件前にケイトと【"room"-warming party】を
開いていたため、まだ飲みかけになっていたワインがグラスに残っており、それ
を【take a gulp】〔グッと飲む〕した。

翌朝、テレビのニュース番組をずっと見たり、この地方の新聞である「サンフラ
ンシスコ・クロニクル」を、くまなく読んでみたが、昨夜の事件のことはどこにも
触れられてなかった。

メグミは、最初はなぜだろう、と不思議におもったが、よく考えてみればアメリカ
社会では、銃による殺人事件など日常茶飯事であり、昨夜ていどの事件では、
ローカル新聞にさえ無視されるのだ。

お昼になり、そろそろなにか【lunch】〔昼飯〕を作らなくちゃ、と思っていたら
表に車のとまる音がして、ひょっこりケイトが帰ってきた。

びっくりしたメグミが、【What happened!】〔どうしたの!〕と叫ぶと、ケイトは
つかれた表情で、ボソッと、

  Kate 【 I was not charged. 】 と言う。

   メグミ 【.....チャージド?....料金を請求される??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 not charged 】ここでは→〔 刑事事件として告発されなかった 〕 
                          という意味ですよね~ (^o^) 

       
       【 charge 】には:
                →〔 突進する 〕
                →〔 代金を請求する 〕
                →〔 告発する 〕
                →〔 充電する 〕
                →〔 つけで買う 〕
                →〔 委ねる、課する 〕
                →〔 非難する、責める 〕
                →〔 火薬を詰める 〕
                →〔 犬が命令で座る 〕
          
          というように、さまざまな意味があって
          状況に応じて、どういう意味で使われた
          のか、とっさに判断する必要があります
          よね。
                              (^^)v


豆知識 『愛し合う』 #1229

2008年07月23日 | ドラマの豆知識
刑事が、最後に確認したかったのは、ケイト(Kate)が、どの段階で彼女の【hand-
gun】〔拳銃〕を手にしたか、だった。

男が来る前からすでに【bearing the gun】〔身につけていた〕のか、男をみてから
手にしたのか、ということだった。

もちろん、ケイトに聞けば分かることだが、刑事は、【third person's testimony】
〔第三者による証言〕を得ておきたかったらしい。

ケイトが席をはずしたときに、メグミの方に向き直って、
  【Maybe you can help me....】〔ちょっと教えて頂きたいのですが・・〕
と言いながら、ケイトが【handgun】をいつ手にしたか、心当たりがあるかどうか
聞いてきた。

メグミには、ちょっと見当もつかない質問だったが、ふたりでパーティをはじめた時
には、身に着けていた様子はないので、男が車で乗りつけてきたのを見たケイトが
いったん自分の部屋に行ったあと玄関へから外へ出るのを見たので、きっと、その
ときに手にしたのではないか・・と 【mumbled】〔ボソボソ話した〕。

刑事は、ケイトが【bathroom】〔化粧室〕から帰ってきたので、その話は切りあげ
メグミに向かって、【I hope you don't mind...】〔気にされないで欲しいのです
が・・〕、と言い、

  Detective 【 Our lab team is gonna check out her room. 】 と言う。

   メグミ 【......ラブティーム?....愛し合うティーム??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 lab team 】ここでは→〔 警察の鑑識課のひとたち 〕 
                         という意味ですよね~ (^o^) 

       

       【 lab 】は、ここでは⇒〔 crime lab 〕という意味で
                   →〔 crime laboratory 〕の略。

        日本語にすると、〔 犯罪の科学捜査研究部、鑑識課 〕
        ですよね。

       【 laboratory 】→〔 研究所、研究室、実験室 〕で、

        ときどき、【 lavatory 】→〔 洗面所、トイレ 〕と
        混同するひとがいるので、注意しましょうね。

                                      (^^)v


豆知識 『ラップシート』 #1228

2008年07月22日 | ドラマの豆知識
刑事は、ケイト(Kate)から死亡した男について、だいたいのことを聞き終えると、そと
にいた警官を読んで、この男の名前を告げて【Look up his rap (ラップ) sheet.】
〔かれの犯罪歴を調べてくれ〕と命じた。

     (【rap sheet】については、豆知識『包み紙』#872を参照のこと)

そして、こんどはメグミの方に向き直って、
  【Ma'am...were you a witness (ウイットネス=目撃者) to what she just did?】
   〔あなたは、ケイトがしたことを目撃したのですか?〕と聞いてきた。

メグミは、 【stutteringly】〔しどろもどろになりながら〕、ケイトとパーティをはじめ
たことや、急に電話がかかてきたこと、男が車で現れたこと、ケイトが玄関の外へ
でたことなど、を刑事に聞かれるままに答えていった。

話を聞き終わると、刑事は、 【I think I got most of it.】〔だいたい分かりまし
た〕、と言って、手帳に書き込んだ内容を、あたまから 【skim through】〔拾い
読みし〕はじめた。

そして、終わりのほうまで来たとき、ちょっと【inclined (インクライン) his head】
〔首をかしげて〕から、ひとりごとのように、

  Detective 【 Uh...Let me tie up some loose ends...】 と言う。

   メグミ 【......タイアップ?....ルースエンズ??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 tie up loose ends 】→〔 やり残したことを仕上げる、やり終える 〕 
                              という意味ですよね~ (^o^) 


       【 loose ends 】は直訳すれば ⇒〔ルーズな端っこ〕
        つまり、→〔ブラブラしているヒモの端っこ〕のこと。

        それを、【 tie up 】〔 しっかり縛る 〕ということなの
        で、まだくくりつけられずにぶら下がっている紐の
        端っこをしっかり縛る、というイメージから、

          →〔 やりかけの仕事などを仕上げる〕
          →〔未処理の部分を仕上げる、完成させる 〕

        という意味で使われる表現ですよね。
                                   (^^)v


豆知識 『ギャザー』 #1227

2008年07月21日 | ドラマの豆知識
やってきた【 homicide 】の刑事によれば、倒れこんでいた男は、すでに死亡して
いるという。

刑事はケイト(Kate)にむかって、【Ma'am...did you know who he was?】〔彼が誰
だか知ってましたか?〕と聞いてきた。すでに、そとにいる警官からあらましを聞い
ているらしい。

ケイトは、【swollen eyelids】〔泣きはらしたまぶた〕を持上げるようにして刑事
を見あげ、彼女が知っているその男の【identity】〔素性〕をひとこと、ふたこと話
し始めた。

刑事は、ケイトが言うことを、【jotting (ジョッティング) down in his notebook】
〔手帳に書き留めながら〕、ときどきケイトを見あげては、話の先をうながすよう
な視線を送っている。

刑事はさらに、【outside the front door】〔玄関先〕に、小型の 【handgun】
〔拳銃〕が落ちていたが、と言い、またケイトを見あげて、

  Detective 【 I gather it's yours. 】 と言う。

   メグミ 【......ギャザー?...集める??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 gather 】ここでは口語表現で→〔 ~であると推測する 〕 
                          という意味ですよね~ (^o^) 


       【 gather 】はもちろん⇒〔 かき集める、収集する 〕と
        いう意味ですが、

          【 gather information or evidence 】
                →〔 集めた情報などに基づいて 〕
                    →〔 ~であると推測する 〕
     
        という感じで使われます。


       『推測する』を意味する単語は、いくつかありますが:

         【 guess 】→〔 まったく根拠もなしにただ推測する 〕
         【 speculate 】→〔 根拠は不十分だがそう憶測する 〕
         【 surmise 】→〔 たぶんそうだろうと推測する 〕
         【 suppose 】→〔 かなり高い確率でそう思う 〕
         【 infer 】→〔 見聞きしたことから推測する 〕
         【 gather 】→〔 集めた印象・観察などから推測する 〕

              だいたい、こんなところですよねぇ~。 (^^)v


豆知識 『ホミ側』 #1226

2008年07月18日 | ドラマの豆知識
隣の家のおばさんのシャロン(Sharon)が、たまたま手にしていた【mobile-phone】
〔携帯電話〕で、「911」の番号へ電話してくれたのだった。

アメリカでは緊急ダイヤルは「911」で、日本では緊急通報ダイヤルとして「110番」
と「119番」が別々にあるが、ここでは両方とも「911」でよい。つまり、アメリカでは
警察、消防署、救急車へ【emergency dialing】〔緊急ダイヤル〕する場合、すべて
同じ番号なのだ。

「911」へ電話すると、まず犯罪や交通事故などの事件なのか、それとも救急医療
が必要なのか、などと聞いてくる。

2台の【police car】〔パトカー〕のそれぞれから、2人づつの【police officer】
〔警官〕が降りてきた。そのうちの1人は女性だった。

ざっと状況を調べると、家の周囲に黄色いテープを張りめぐらせて、事件と直接に
は関係なかったシャロンは自宅へ帰された。ケイト(Kate)とメグミは、家の中に
入るように言われ、玄関から入ってすぐ右手にある【living room】〔居間〕のソファ
へ座らされた。

しばらくすると、車の到着する音がして、私服の男が玄関から入ってきた。ケイトと
メグミのそばに来ると、

  Detective 【 I'm from homicide. 】 と言う。

   メグミ 【......ホミサイド?.....ホミ側の人??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 homicide 】ここでは→〔 警察署の殺人課 〕 
                       という意味ですよね~ (^o^) 

       
        この単語は、映画好きな人にはおなじみの言葉ですよね。

       【 homi- 】は⇒【 homo 】と同じで【 man 】〔 人 〕
                      をあらわします。

       【 -cide 】は⇒【 kill 】と同じで〔 殺す 〕
                      をあらわします。

          【 suicide 】→〔 自殺 〕
          【 genocide 】→〔 大虐殺 〕
          【 pesticide 】→〔 農薬で殺す 〕
          【 insecticide 】→〔 殺虫剤 〕
          【 germicide 】→〔 殺菌剤 〕
          【 matricide 】→〔 母親殺し 〕
          【 patricide 】→〔 父殺し 〕
          【 fratricide 】→〔 兄弟・姉妹殺し 〕

       1991年のアメリカ映画に、『Homicide』という題名の映画
       がありましたよね。

                                   (^^)v

豆知識 『コードン』 #1225

2008年07月17日 | ドラマの豆知識
グミが玄関のドアを開けて外へ出てみると、ケイトが泣き崩れてきた。

数メートル先の芝生のうえに、男が片手で胸をかかえるようにして崩れ落ちている。
もうほとんど動かない。顔は芝生につっこんだままで、どんな顔の男なのかもメグ
ミには判らなかい。

【uncanny vibe】〔異様な空気〕を察知したのか、隣の家の玄関があいて、ここに
住んでいる家族のなかの、おばさんのシャロン(Sharon)が出てきた。まだ、何が
おきたのかは知らない様子で、遠くから、【Need help?】〔手伝いがいる?〕と
呼びかけながらスタスタと近づいてくる。

ところが、すぐそばの【dimly-lit darkness】〔薄暗がり〕のなかに、男が前のめ
りに倒れているのに気づくと、飛び上がらんばかりに驚いて、両手を顔にあてなが
ら【Oh, my gosh!】〔うわっ、なによ!〕、とさけんだ。

2台の【police car】〔パトカー〕がやってくるのに、15分とはかからなかった。
ただ、メグミにはその15分が、1時間にも感じた。

警官のひとりが、男がすでに死亡しているのを確認すると、メグミたちに向かって

  Police officer 【 We need to cordon off this area. 】 と言う。

   メグミ 【......コードン?.....オフ??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【 cordon off 】ここでは→〔 黄色いテープで非常線を張る 〕 
                          という意味ですよね~ (^o^) 

       
       【 cordon (コードン) 】は、
               ⇒〔 非常線、警戒線、交通遮断線 〕

        今回のケースでは、現場に黄色いテープを張りめぐら
        せて、警察関係者以外は【keep out】〔立ち入り禁止〕
        にする措置をとったわけですよね。

       【cordon off】で、
           ⇒〔~に非常線を張る、~への交通を封鎖する〕

                                (^^)v