ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

相変わらずの神頼み! vol.105

2011年07月22日 | 住まい

やっと台風6号も東の海に過ぎ去り、徐々に夏らしさが戻ってきましたね。

そういえば、斐川町内の小学校も、今日で一学期が終了みたいです。

子供達の待ちに待った、母親達がちょっと煩わしさを感じる、暑くて長い夏休みが始まりますね。

夏休みの開始と同時に、弊社では今年も地元にある小学校体育館の耐震工事を、今日から本格的に常務担当で行います。

今年の夏も昨年同様猛暑になりそうで、再び熱中症対策を考えていかなざるを得ないと言ったところでしょうか?

安全第一で工事を進めてもらいたい物ですね。

さてさて、今日は福岡にさらっと行ってきました。

10時過ぎの出雲空港発で福岡へ飛び、午後から始まる「とある試験」と90分間格闘し、夕方明るいうちに再び出雲空港に降り立つ。

ナント便利な世の中になったことでしょう。

さすがに50代後半突入ともなれば若い頃のようには行かず、日帰り高速道突っ走りは敬遠してしまったのです。

その分、狭いプロペラ機の中とはいえ、飛行中の1時間をたっぷりお勉強に当てることが出来ました。

今回の試験はネットで調べる限りでは合格率もかなり高く、楽勝ムードの筈でした。

それでも、500ページもある分厚いテキストを、毎朝の新聞を読む時間を削り、見続けました。

それでも足りず、先日の休日には一歩も外に出ず、一日中ひたすらページをめくっていました。

この2週間くらいは、柔軟性を無くし、石のごとく固まった我が脳みそに、刺激を与え続ける事になったのです。

古民家を主題としたこのテキストは、同じ建築でも、弊社の純平さんが向かっている建築士試験なんかとは、切り込み方が随分違う事に刺激を感じていました。

見る視点をちょっと変えるだけで、こんなにも色々なことが新鮮に映るとは、正直オドロキでした。

それと、漫然と解ったつもりでいたことが、実は根拠も何もなく、知ったつもりでいたことなど、一般レベルを超えた奥の方まで覗くことが出来ました。

久方ぶりに快い刺激を感じ、建築の仕事は奥が深いことを悟ったのでした。

っとまあ、解ったような解らないような、奥が深いようで何もなさそうな、釈然としないブログになってしまいました。

それは、この試験が想像以上に難しく、もしかしてちょっとやばそうな・・・

高い航空運賃を払い、タクシーで試験会場に乗り込み、それでも秋には資格取得者として、大手を振って斐川町内を歩く姿を想像してたヒゲ専務。

この計画が無惨にも、大きな音を立てて崩れ落ちる様を、いともたやすく想像できてしまう今!

たぶん、結果発表のある3週間後には、このページは削除されているかも知れません。

そして、何事も無かったように、毎日をやり過ごしているのでしょうね・・・。

って、いやいや、そんなことにならないよう、ヒゲ専務のためにみんなで神様に、朝昼晩とお祈りしましょう!

さあ、皆さんも遠慮せず、どーぞどーぞ!

ってことで、相変わらずの神頼みですか~?

ヒゲ専務にプライドは無いのですか~~?

では又っ


あきらめが肝心? vol.104

2011年07月19日 | 住まい

昨夜から吹き始めた台風6号君の風も、お昼過ぎにはかなりの強風となりました。

夕方になって若干おさまってきたとはいえ、まだまだ窓の外は風の音が激しく聞こえています。

気象庁によると、台風はこれから急激なターンをして、日本列島から離れていくらしいのですが、ホントかしら?

もしこのまま、まっすぐ突き進んできたらどうしようと、内心びくびくしているキモホソのヒゲ専務ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?

今年はもうこれ以上、自然災害に痛めつけられるのは勘弁して欲しいのが本音の日本列島なんですけどね。

でもデモ、やられても、蹴られても?あきらめずに前に出る精神を、「なでしこジャパン」が教えてくれましたね。

あれだけのパワーの差を見せつけられ先行されても、走り続け追いつき、そしてとうとう勝利をもぎ取ってしまう。

ちいさい娘たち、小さい日本人でも、団結力と精神力で高い壁も乗り越えてしまうのです。

大震災や原発事故や政治家に痛めつけられて、心が折れそうになっている日本中だからこそ、この勇気と金メダルが誇らしく思えるのでしょうね。

島根の片隅からでは有りますが、「なでしこジャパン」に、心から「ありがとうと」言わせて頂きます。

それはそうと、台風と言えば平成3年9月の19号台風を思い出しませんか?

瞬間風速50メートルを超える強風で、とても大きな被害をここ斐川町にも残していきました。

夕方から吹き始めた風は深夜まで続き、あらゆる物を吹き飛ばしました。

ちょっとだけ風が収まった頃、お客様の家々を車のライトで点検に廻り、瓦の必要性を感じました。

夜明け前から瓦屋の倉庫にトラックで乗り付け、瓦のパレットを慣れないフォークリフトで積み込み、一人で準備をしたのです。

そして、夜明けとともに職人達をかき集め、とりあえず雨漏りだけは防ごうと、瓦を小分けに積み込み、走り出しました。

私が先行で下見をし、電話で指示を出して次の屋根に上がり、又電話で指示を出す。

延々とそれを繰り返し、結局一週間は屋根から屋根へと渡り歩く生活でした。

まだ、瓦屋根だった弊社の作業場は、ほとんどのセメント瓦が飛ばされ、ついでに普通車のハコバンは川に落とされ、当時の事務所の壁とシャッターは飛ばされたままでした。

この近辺では最後まで、青シートが掛かっていたように記憶しています。

困ったときこその「工務店さん」で有り続けなければ、淘汰され、強風に吹き飛ばされてしまいますものね!

ただ問題は、「チーム西工務店」を引っ張るのが「澤」ではなく、怪しいヒゲオヤジである事。

火を見るよりも明らかなこの大差では、早々と諦めた方が良い場合だってあるのだ!

っと、さっそく敗北宣言の今夜のヒゲ専務には、「あきらめが肝心」の言葉こそお似合いなのかも?

では又っ!!


漏水の原因と対処法 vol.103

2011年07月11日 | 住まい

傘マークが消えたと思ったら、とたんに梅雨明け宣言が出されましたね。

気象庁も何をあわてているんでしょうか?

昨年同様これからしばらくは、過酷な暑さとの戦いが続くかも知れませんね。

それにしても、昨日の快晴にも関わらず海に行けなく、ちょっとくさり気味のヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

海が呼んでいるのに~とぼやきながら、朝からなぜか家族のアッシー君(古っ)をさせられ、午後からも予定が入りいつの間にか一日が終了してしまったのでした。

来週こそは・・・・気合いだ~っ!

それはさておき、前回からの続きです。

今回は漏水の原因と対処法を少し例を挙げて説明してみましょう。

もちろん漏水だって、様々な原因で起こります。

基本的には、地中や壁体内を走る給水管からの水漏れなのですが、実はそれ以外にも漏水の原因は有ります。

そのうちの一つが、トイレの便器からの水漏れです。

便器からの水漏れと言っても、トイレの床がビショビショになるのではなく、それなら逆に漏水もすぐに見つかるのですが、便器内での漏れなので発見が遅れるのです。

便器と言えば、洋式の腰掛け式便器が主流ですが、その腰掛ける便座の奥にあるロータンクという水をためるタンクで漏水が置きます。

必要量の水がタンク内にたまると、内部にある浮き玉により注水口が閉じる仕組みなのですが、時々その設定が狂い、わずかづつ水が出続けることがあり、そうなった時にはタンクから便器に、余分の水が流れる仕組みになっています。

そんな時は、便器内をのぞき込み、懐中電灯で照らしながらよく見ると、便座の奥の方から陶器の表面を流れる水を発見できたり、たまっている水の表面に小さな波紋が見えたりするのです。

それともう一つ、庭に出て地中に埋設されている汚水管の丸い蓋を開けて中を、これも懐中電灯で照らしてみてください。

誰も使っていないのに、少しの水がチョロチョロと絶え間なく流れていれば、どこかの便器に漏水があると思っていいでしょう。

その時の漏水対策は、ロータンクの蓋を開け器具を調整したり、時には給水口を取り替えたりすることになりますので、余り手を出したりせず、専門家に任せましょう。

また、それ以外では、屋根の上の太陽熱温水器が、同じ原理で漏水したり、水の詰まったパネルの継ぎ目や水抜きボルトあたりから漏れ出すことが有ります。

この場合は目視で確認が出来るので、10年以上経過した太陽熱温水器は、時々見上げて様子を見てくださいね。

それから、漏水で一番多い原因はもちろん給水管そのものからの漏水です。

古くなった給水管はある日突然、土中にあるなしにかかわらず、小さな亀裂が入り水が噴き出すのです。

ひどいときには、床下に耳を近づけるだけで、シューと水の噴き出す音を聞くことが出来ます。

でもそれは早期発見になるラッキーな方で、土中や最悪コンクリートの中では発見するのに相当の労力と時間を要することがあります。

最終的に漏水箇所を絞り込めない場合だってありますが、そんな時は怪しい箇所を含めた部分を切断し、給水管を別ルートで配管する、いわゆるバイパス工事をすることもあります。

どちらにしても、早期発見、早期治療は、人間と同じと思っていいでしょう。

でもでも、お役立ち情報はいいんですけど、文字多すぎません?ヒゲ専務さん!

もっと簡潔にしたいよね~!では又っ!!


漏水にご注意! vol.102

2011年07月02日 | 住まい

遠く、朝鮮半島の方に出かけていた梅雨前線君も、無事に日本列島の上空にご帰還となりましたね。

出来ればもっとのんびりとバカンスを楽しんで頂いてもいっこうに構わなかったのに、なんて律儀な方なんでしょ!

ってことで、梅雨真っ最中のここ斐川町なのですが、皆さんいかがお過ごしですか?

ジメジメと蒸し暑く、それでも節電を意識しているのかエアコンは一昨日の一日だけと言う弊社。

何だかみんなで我慢大会している感じになってます。

この前の日曜日に某大手家電店に行った当社の児玉が見たのは、扇風機コーナーに一台も扇風機がなかった驚愕の事実。

エアコンよりも消費電力を抑えることが出来ることで、注目の的となっているようです。

でも、我慢しすぎで熱中症にならないよう、皆さんくれぐれもご注意下さいね。

さて今日はそんな暑い話ではなく、対岸でもある水の話題です。

お昼前に、町内のSさん宅へガラス窓交換の打ち合わせの為にお伺いすると、「専務さん水道のこと解ります?」とおっしゃるのです。

お話を聞いてみると、最近水道料金が高いような気がするとのこと。

どこかで漏水が起きているのではないか心配なのだが、どうすればいいのか解らないと言うことでした。

そのときにS様にはご説明しましたが、漏水の有無は簡単に解りますので、皆さんにも情報公開をしておきますね。

よかったら参考にしてください。

まず最初に、自宅の敷地内に必ず一個はある、水道のメーター器を探してください。

最近の斐川町で設置されているのは、プラスチック製の四角い形をしていて、青い蓋が付いているはずです。

玄関の周辺で見かけたことが有ると思いますが、いかがですか?

見つけたらその蓋を開けてみてください。

中には配管のつながった丸く青い蓋(青が好きなのは水色だから?)が有りますので、更にそれを開けてみましょう。

すると、水道の利用量がカウントされるカウンターが丸いガラスの奥に見つかると思いますが、大事なのはそのすぐ横の小さく光る、謎の物体?

少しの量が漏水している程度では、カウンターの数字はまず動きません。

その代わりに、謎の物体である小さなコマが、きらきら光りながら動くのです。

鏡面である6面体のコマは、ゆっくりと回っても光の変化で回転しているのが解る仕組みになっています。

ゆっくり回っているということは、漏水の量もたかが知れているから、放って置いてもいいんじゃないかと思われる方が有るかも知れませんが、とんでもない大間違い!!

漏水の怖いのは24時間四六時中、一時の休みもなくもれているので、馬鹿に出来ません。

もし一ヶ月間放っておくとかなりの水量になるし、金額も相当な高額になってしまいます。

でも、漏水が原因での料金オーバー分は、申請をすれば幾らか料金のバックが有るようです。

かといって放置していい物では決してありません。

床下や壁の中が水浸しになってしまっては、シロアリの発生や腐朽菌の発生につながってしまいますからね。

でも、漏水も雨漏り同様、原因はさまざまなので、発見にはとても苦労する場合もあります。

逆に、簡単に発見できる場合も有りますので、具体的な事例を挙げて、次回にでも書いてみたいと思います。

お楽しみに・・・では又っ!!