ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

“木育”の心を持って

2007年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

きのうの日曜日には、久しぶりの土砂降り雨が降りましたね。

今日、斐伊川も水量が随分増え、梅雨に入って始めて、砂地が隠れるほどの水が流れていました。

これでなんとか、渇水も逃れられそうで、少しホッとしています。

斐伊川のおかげで、他の地域が水不足であっても、斐川町だけは常に不足することのない水量を確保しているとはいえ、近隣市町村の心配も少しはしているんです。

えっ?大きなお世話?失礼しました。

そんな、土砂降りの雨の中、今年も地元の出東小学校の木工教室に、常務と2人出かけていき、ご指導をさせて頂きました。

8時半から準備をし、9時からスタート。

親子の、特にお父さんとのふれあいを目的にした、家庭教育部の活動としての企画で、今年で3回目の参加となりました。

普段は忙しいお父さん達も、この日ばかりは子供達と楽しい時間を共有してもらえたのではないかと思っています。

2/3はお父さんと、それ以外は、工作苦手そうなお母さん達でしたが、総勢33名の児童とその保護者の方に、図面と材料を準備し、今回は桐の木でイスを作ってもらいました。

と言っても、昨年の当社の夏休み木工教室でのイスと同じという、ちょっと手抜きではありましたが・・・

以外と好評でしたので、再度皆さんにチャレンジしてもらいました。

2時間という時間制限の中、何度か失敗をし、組み直しをしてもらい、ぎりぎり出来た親子も何組かはありましたが、今回もおかげさまで救急箱のお世話にならずに済んだのが、幸いでした。

ホント、ケガだけはして欲しくなかったので、正直ホッとしています。

やっと完成したイスに腰掛けて、笑顔で話をしている親子を見かけると、とっても嬉しい気分になりましたよ。

最後に「とっても上手に出来ました」と褒めてあげたついでに「木はプラスチックや金属と違い、幾らでも再生でき、地球環境に優しい素材です」

「身近には木で出来た物がいっぱいあります。大切に使って下さい」と付け加えておきました。

こんな機会に、木と森と、地球環境に関心を持ってもらえれば、出かけた甲斐も有ると言ったところでしょうか?

皆さん<木育>という言葉をご存じですか?

北海道から生まれた言葉らしいのですが、「木とふれあい、木に学び、木と生きる」なのだそうです。

ちょっとステキな言葉だと思いませんか?


夏風邪にご用心

2007年06月20日 | インポート

蒸し暑い天気が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?

とうとうこの山陰も、本格的に梅雨に入りましたね。

幾ら山陰に梅雨がお似合いとはいうものの、どんよりとした曇り空が続くと、さすがに体調を崩す人も出るのではないでしょうか?

などという私自身、じつは先週、夏風邪をもろに頂き、とてもつらい一週間を過ごさせて頂きました。

週の後半から日曜日に掛けて、ひたすら眠るという、とってもいっぱいの充電時間を頂きましたよ。ありがたやありがたや!!

布団の中から「仕事がしたいー」と叫び続けていたような、うなされていたような・・・?

それでも、先週は数度の打ち合わせと、集金にも伺う最低限の仕事だけは、だるい身体を引きずりながらでも、こなしたのですが、その集金先でのお客様とのうれしい会話を少し紹介します。

初老(ちょっと失礼かも・・?)のご夫婦のお家のサッシと庇2ヶ所の取り替えと、外壁の一部をリフォームをさせて頂いた、割と小さなリフォームだったのですが、ことのほか喜んで頂きました。

ご主人からの依頼でしたが、当初奥様は、あまり会話もされず、機嫌悪そうにされていたのですが、支払いをして頂き、領収書も切り終わり、お茶をおよばれしていると、突然その奥様が話し始められました。

「西さん。あんたの所に頼んで良かったわ。直して貰ったところが気になってしょうがなかったけど、何処に頼んで良いのか迷ってしまってて」

「以前の業者は二度と頼みたくなかったし、かといってこれといったあてもなく、困ってたのに、ホントに良くやって貰って・・・」

そんなありがたいお話を、延々として頂きました。

リフォーム工事と言っても、大小様々ありますよね。

大規模になれば数百万から数千万円までと高額になり、小さければ数万から数十万円まで、或いは数千円で済むことだって、当然あります。

とかく大がかりな工事に力が入り、小さな工事は、なおざりになりかねないのですが、それでもお客様に満足して頂くことを基本として、いつもやって来たつもりです。

そんな、当たり前のことを当たり前としてやって来たことが、こんなに喜んでもらえる事を改めて感じ、初心に返り、膝を正した自分がそこにいました。

布団の中から「仕事がしたいー」と叫び続けていたのは、たぶんこの出来事があったからかも知れませんね。

体調管理を万全に、これからも地域の皆さんに喜んで頂けるよう、走り続けていきますので、応援してやって下さいね。

もし、道を外しそうになったり、初心を忘れそうになった私達を見付けたら、めいっぱいしかってやって下さい。

よろしくお願いします。

ちなみに、私の夏風邪の原因は、ちょっと涼しかった(?)夜に、窓をめいっぱい開けて、布団も掛けず、ふるえながら寝ていたとか!

かみさんにめいっぱい笑われてしまった、情けないヒゲ専務なのでした。


シロアリと黒アリの関係?

2007年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム

夏日になったと思ったら、涼しいを通り越して、肌寒い天気が続いたりと、不安定な天気が続くこのごろですが、皆さんいかがお過ごしですか?

私の廻りにも、風邪で咳をしている人が増えています。

黄砂にのどをやられたとか、中国からの汚染された大気が流れ込んだとか、皆さん色々と言い訳をしていますが、基本は自身の体調管理の悪さであることは、気づいているんですよね。

梅雨を前にしたこんな時期には、潜んでいた虫たちが動き出すものです。

前回のシロアリに続いて、黒アリの話を少し・・・

先日有るお客様より、家の中に黒アリが出てきて困っていますと電話を受けました。昨年軒下であった場所に、トイレを作りちょうど一年ほどになります。

早速おじゃましてみると、トイレの隣の、和室と縁側の境の柱の元に、殺虫剤で退治された黒アリの死骸が無数に転がっていました。

畳を取り、床板をはぐり、のぞき込んでみましたが、アリたちがどこから出没し、何処に隠れたのかは知りませんが、床下はとても状態が良く、まさしく“アリの子一匹いない”状態なのです。

殺虫剤は身体に良くないし、一時的な“その場凌ぎ”にしかなりません。ホームセンターに売れている、巣ごと退治するアリノスコロリでも置いて、様子を見て下さいと言って帰りました。

シロアリの生態はそこそこ知識があるのですが、黒アリに関しては全くと言っていいほど知識が無く、会社に帰りインターネットで<黒アリ>を検索してみました。

そこには多数の情報が散乱していましたが、幾つかのサイトを覗いてみて、始めてシロアリの天敵が<黒アリ>で有ることを知りました。

シロアリの巣ごと黒アリが征服することもあるようです。

「虫一匹いない世界は、人間の住める場所ではない」との書き込みにうなずき、薬剤による虫ゼロの世界より、天敵を上手く利用した、共存(シロアリとはしたくないが・・・)の方策を探るべきかも知れないと、社内で一人納得した、ヒゲ専務なのでした。