ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

一年間の感謝を込めて  No190

2014年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム
お昼まではとってもいいお天気で、春のような陽気でしたが、午後になり徐々に雲が出てきて、小ぶりの雨も降ってきたここ斐川町。

そんな天気の中、弊社佐藤君と二人で、現場の片付けをして来ました。

午前中の天気が良かったおかげで、年末ぎりぎりに現場の足場が落せたのです。

さっそく、足場のなくなった現場周辺を片付け、ごみを拾って帰りました。

せっかくのお正月を迎えるのに、ゴミだらけではかわいそうですからね。

このお家は、一期工事として年内に増築部分を終え、来年早々からは二期工事としてDKなどをリフォームするという、長期の間の工事となります。

寒い中では有りますが、とても親切なお施主様に恵まれて、継続してお仕事をさせていただいています。

毎年思うのですが、たくさんのお施主様に可愛がっていただき、こうして一年間働かせていただけることは、感謝でしかないのです。

それと同時に、私たち工務店の役割や価値と言った、基本の部分を常に考えながら、仕事を進めていかなくてはならないと感じています。

私たちの仕事上での考え方が、そのままお施主様に影響を与えてしまうことの危うさを、認識していなければいけならないと思っています。

素敵なお家や、感動リフォームをご提供すると同時に、社会にどうかかわり、どんな価値を提供できるかを、もう一度考えてみるべきでしょうね。


さてさて、時々更新のふつつかなブログに、一年間お付き合い頂き、誠に有難うございました。

来年こそは、時間の使い方を工夫して、内容にこだわりながら、週一の更新を目指してまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。

それではみなさん、良いお年を~~!




架空の「ヒゲ専務硝子博物館」 No189

2014年12月15日 | レトロ硝子
いつの間にか今年も残り2週間あまりとなってしまいましたね。

暖冬の筈のこの冬なのに、毎日寒さで震え上がっているヒゲ専務ですが、皆さんの心と身体は冷え切っていませんか?

積雪は無いにしても、時々降るアラレやミゾレ交じりの冷たい雨と強い風に、不満いっぱいの日々を過ごしているのは私だけでも無いと思いますよ。

この斐川町に吹きすさぶ、北西の季節風には慣れているとはいえ、さすがに閉口していますが、今週はさらに冷えて、マイナス3度ナンテとんでもない予報が出ていますね。

暖冬の予報も外れたんだから、ついでに気温予報も外れて欲しい~と、つくづく思っているところですよ。

その寒い北風の中、先週の土曜日から不要になった物置の、解体工事をしています。

私たちと同世代の人たちが考えることは同じで「次の世代に負の遺産を残したくはないな。自分に体力があるうちに、処分出来るものは今のうちに処分してしまいたいものだ!」と思うのです。

今回もそんなところからの計画なのですが、田舎の大きな敷地に建つ必要以上の建築物は、だれもが重荷に感じているので、快く協力させていただきました。

しかし、当然のごとくここでも、調査の段階から気になっていたレトロ硝子の問題が生じてくるのです。

と言っても、問題視しているのはこのヒゲ専務だけだったりするわけですが、とはいえ無視はできませんよね。

さてさて、家の北側に残された小さな物置小屋に、不自然に取り付けられた一枚のドア。

その窓には定番の小さな窓があり、そしてそこに入れられていたのが、なんと以前からこのヒゲ専務の憧れの的だった「菊」だったのです。

小屋はこんな感じで建っていました。正面に見える小さな小窓が「菊」で、右側に見えるドアの縦長の窓ガラス3枚は「銀河」でした。



そして「菊」部分のアップがこれになりますが、これでも魅力は伝えきれません。


そこで、大事に持ち帰ったガラスを、この寒さの中無謀にも水洗いしてみました。

なんとこんなにも輝きます。

いかがですか?この細やかな菊花模様のデザインは芸術の域に達していると思いませんか?

そしてこちらが「銀河」、長いガラス板だったので、一部カットして、事務所に持ち込み撮影してみましたが、これもなかなかでしょう?

はるか宇宙の彼方にまたたく星達が、見事に表現されていますよね。

これによく似た「夜空」というのも有りますが、いまだ「ヒゲ専務硝子博物館」(実は、そんなものは存在しません!)に確保されていませんが、機会があればまた紹介してみたいと思います。

お楽しみに~、ではまたっ!!



これぞ究極のレトロガラス!! No188

2014年12月04日 | レトロ硝子
12月の声が聞こえた途端、急に寒くなってきましたね。

そんなにあわてなくても良いのに~と思いながら、寒空を見上げているヒゲ専務ですが、皆さんはどんな空を見上げていますか?

昨日と一昨日は、小雪も舞っていたここ斐川町ですが、全国的にもかなり冷え込んで居るみたいですよ。

そんな寒風をものともせず、2度の延期をくぐり抜けやっと「はやぶさ2」がはるかな旅に出発しましたね。

日本中のみんなが「がんばれっ!」の気持ちを空に放ち、H2Aを押し上げ、引っ張り上げたんじゃないかと思っています。

6年後にはまたあの感動を再現してくれるのかと、ついつい期待してしまいましたが、今度は「もうドラマはいらない!」がテーマだなんだそうですね。

こうなりゃなんでもいいから、無事にミッションを終えて、元気な姿を見せてくれることを、心から願っているヒゲ専務なのですよ。

がんばれ「はやぶさ2」そして日本の誇るJAXAのみなさ~~ん!!。


さてさて、この地上ではそれ以上の感動が、弊社事務所を襲いましたが、皆さんご存知でしたか?

先日、新築予定の現場敷地に建っていて、解体されるのを待つばかりの物置小屋から、一つの命がヒゲ専務の手により救い出されました。

その物置小屋は、最初の調査時にはこんな感じで、たくさんの古い家庭ごみで埋まり、奥の方にもいけない状態でした。



先日お邪魔をすると、家族で頑張って片付けをされたらしく、随分家庭ごみは無くなっていました。

何かに導かれるように、ふとそこに入ってみると、奥に何やら食器棚らしきものが見えていました。

その食器棚には、小さなガラスの扉が2枚建っていたのですが、そのうちの一枚が不気味な光を放っていました。

それがこんな感じなのですが、なにか不思議な力を感じたヒゲ専務なのでした。



よく見ると右側のガラスだけが、とても複雑に光を反射しているでは有りませんか?

あわてて近づいてみると、見たこともないレトロ硝子がそこに鎮座していたのです。

さっそくご主人に「貴重品ですから、ぜったに壊したり傷をつけないでくださいね!絶対ですよ!!」と懇願しておきました。

ところが、ご主人曰く「気になって片付けも出来ないから、さっさと持って帰ってくれないか?ワシはいらんから・・・」と一言。

何たることだ、これを持って帰れとおっしゃるか?そんな馬鹿な~~と思いながらも、さっさといただいて帰りましたとさ。

そしてこれが弊社の事務机に、なぜか無造作に置かれた「究極のレトロガラス」入り建具なのですよ。



そして昨日、さっそくそのガラスを木枠から外し、仕事そっちのけっで、必死で洗剤をつけ漂白剤をぶっかけ、ピカピカに磨いた結果がこれです。



それでも何となく見えにくいので、もう一度木枠におしこめ、垂直に建ててみました。



いかがですか?後光が差しているのが解りますか?

そして、ガラス部分のアップがこれです。



どうです?さすがに感動したでしょ?

そうでしょ、そうでしょ、涙なんかも出てきたでしょうね~!わかりますよ~!

でもこれは、来年春のリフォーム祭りまで、金庫の最奥にしまいこんで置きますから、誰も取りに来ないでくださいね~!

事務所にはちゃんと警備もかかっていますから、窃盗はあきらめてくださいね~!(頼んだぞっ、あるそっく君!!)

それでは、この「究極のレトロ硝子」にお目に掛かれるのを唯一の楽しみにして、厳しい冬を乗り切り、無事に春を迎えましょうね~皆さん!

ではまたっ!!