ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

「otona(大人)心の栖」完成

2008年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は久々の快晴となり、雪も溶け始めていますが、それにしても毎日寒いですね~

でも、この寒さ、もうしばらく続きそうみたいで、自転車通勤も、春まで封印しときましょうか?

ここ斐川町の田んぼが、数日間連続して雪に埋もれているのを見るのも、何年ぶりでしょう?

でも、私たちの子供の頃は、冬は普通に雪景色だったように記憶しています。

田んぼの水が凍り、スケートリンク状態になっていて、所々出ている稲の切り株につまづきながら、みんなで夢中になって滑っていた子供の頃を、思い出しました。

手がかじかんでくると、急いで家に駆け込み、祖母があたっていた掘り炬燵に潜り込み、雨戸の隙間から降りだした雪を見ていた。

そんな記憶の中の風景が、一瞬よみがえってきたひげ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

前回の投稿からちょうど一ヶ月過ぎましたが、この間、私の周りは随分いろんな事がありましたよ。

まず、物置小屋を趣味の部屋にリフォームした、A邸の完成撮影会。

元の物置小屋と、今回南北に少しずつ増築をした部分を含めても、わずか6.5坪の広さしかないのですが、屋根なりに天井を高くしたことと、床を厚さ3センチのパイン材(ベイマツの一種)、壁も同じく1.2センチのパインの羽目板を天井まで貼りあげたことで、何ともいわれぬ空間ができてしまったのです。

そこに、当社のデザイナー岩田さんのスケッチを元に、大工の多久和君と私とで桐材にて組み上げ、私がバーナー仕上げをし、ペンキ屋さんに塗装をかけてもらい完成した、すてきな飾り棚を置きました。

もう一つ、施主のAさんが物置から出された、使い古された、木の椅子。

どこかの高校で、長い間使われていたらしく、黒ずんでゆがみも少しあるような代物でした。

それを一生懸命水洗いをし、一晩扇風機に当て乾かし、バーナーで木目を浮き出させ、仕上げにかけた塗装を、反乾きの状態で、古さを出すためにサンドペーパーを当て、一部削り取り、とても長い時間をその椅子一つに費やしてしまったのは、誰でもない、この私です。

こんな時の私は、たぶん目の色が変わっていたのではないかと思われます。

どんな用事があろうと、古ぼけた椅子一つ見たとたん、メラメラと私の中の何かが燃え上がり、生き返らせることにのみ神経が集中してしまうのです。

はいっ!はっきり言って病気です。

でもその椅子が、柔らかいパインの板で張り巡らされた玄関の正面に、そっと座っているのを見ると、とてもうれしくなってくるのです。

小さなその小屋リフォームの作品(?)に名前を付けました。

それは・・・「otona(大人)心の栖」・・・です。

  家族のためにと自分の時間を犠牲にし

  長いこと走り続けた

  そんな自分を

  褒めてやりたい時もある

ホームページトップにコラージュした写真を貼り付けて見ました。

JPG画像ですが、少し荒れてしまいました。ごめんなさい。

いつか、ホームページ内に完成した現場の写真館を作りたいと思っています。

綺麗にとれた写真を眺め、私たちだけ楽しんでいたのでは申し訳ありませんものね。

さて、冒頭にいろんな事があった一ヶ月と言っておきながら、小屋リフォームのことしか書けませんでしたので、近々再投稿するつもりです。

お楽しみに・・・予告「tokyoは遠い!」