ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

揺れる家は危険な家?  vol.119

2011年11月25日 | 住まい

日に日に寒さも身にしみるようになってきて、その上日照時間も削減され、冬の訪れを肌身で感じているヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

ねえねえ皆さん、今朝の地震気づきましたか?

月曜日に起きた広島北部地震の余震だったみたいですね。

早朝、まだ明けやらぬ頃の地震って、眠いのと、怖いのと、めんどくさいのが一気に加速してしまいますよね。

どうせすぐにおさまるのに、何でこんな時間に揺らすんだよ!!って言いたくなりません?

デモこれは、大地震を経験していないから言えることなんでしょうけどね。

そう言えば、月曜日の本地震の時には、仙台の姪っ子が「おっちゃん大丈夫?」と、すぐに電話をして来てくれました。

大丈夫なのを確認すると「そっちで地震なんて、絶~対珍しいよねっ!」なんておどけていましたが、地震の本当のこわさを知っているからこその反応なのでしょうね。

ではでは、せっかくですから今回は、建築業界で考えられている、地震に対する考え方の一つを紹介してみましょう。

それでは皆さん、地震に強い家はどんな家だとお思いですか?

揺れない家が強い家で、揺れる家は危険な家であると思っている方が殆どではないでしょうか。

それでは、古民家などが多く残っているここ斐川町は、危険いっぱいの住宅地帯か?と言えば、割とそうでもなかったりするのです。

もちろん、新興住宅街の今風な建物は、年々厳しさを増す耐震基準に合格させるために、たくさんの筋交いや金物、更にパネル等でガチガチに固め、めいっぱい強度を上げています。

基準強度以上の数値を自慢しているハウスメーカーもありますよね。

しかし、先に書いた古民家は、昔風の建て方ですから筋交いもろくに入っていません。

それどころか、壁が少なく、コンクリートの頑丈な基礎もありません。

それではどうして、地震に揺らされても倒れないのでしょうか?

それは、これらの家の造りには、免震の技法が採り入れられているからなのです。

木の持つ粘り強さを利用し、揺れることで地震のエネルギーを吸収しているのです。

斜めの筋交いが無い代わりに、たて方向の柱とその柱を貫通している横方向の貫(ヌキ)とが、絶妙な力のバランスを生み出すのです。

そう言えば、私が大工の弟子の頃、師匠であった父が「昔の家は筋交いなんて入ってないから揺れるけど、絶対大丈夫!」と言っていたのを思い出しました。

昔の職人の「からえばり」程度にしか聞いてなかったのですが、知識を入れれば入れるほど、納得せざるを得なくなって来たのは、さすがに参りましたね。

しかし注意しないといけないのは、そのころの主流は軽い草葺きの屋根であったこと。

その作りのままでわらを取り除き、瓦屋根を乗せたお家を時々見かけますが、もしかすると最も危険な作りになっているかも知れませんので、注意が必要です。

長くなりそうなので、次回に続けます。

お楽しみにっ!!


床暖房施工のポイント   vol.118

2011年11月17日 | 住まい

昨日より、冬を感じさせる天気となり、気温もぐっと下がりましたね。

思えば11月も半分過ぎ、あと2週間ほどで恐怖の年末、12月が迫ってきているではありませんか!

何がどうというわけではありませんが、何となくやばいな~と感じてしまう今日のヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

今朝のニュースに冠雪の富士山が映し出されていましたね。

その美しさに見とれるとともに、今年も厳しい冬が訪れそうで、そろそろ寒さに対する覚悟を心に芽生えさせなくてはいけないな~と思っているところです。

さてさて前回に続き、そんな覚悟とは裏腹の「ほんわか生活」を迎えるための、床暖房続編をお届けします。

おかげさまで、実績が出来るにつれヒゲ専務なりに気づいた、床暖房施工の注意点を書いてみようと思います。

まず一つ目は、しっかりとした断熱を施すこと。

「床面温度が25度以上になりません」と前回書きましたが、それは裏を返せば熱量が小さいと言うこと。

大切な熱を逃がさないためには、床・壁・天井と窓を含めた部屋の周囲を、しっかりと保温してやる必要があるのです。

その為には、外部に面した窓をペアガラスにすることは必須なのですが、それ以上に注意するのは隣室との境にある木製建具です。

私達が施工する床暖房は、リフォームに併せて採用するので、一軒の家全体ではなく部分的な施工なのです。

キッチンリフォームの時に、LDKとそれに続く居間に設置することがとても多いのです。

なぜなら家族が集まりやすく、なおかつ長時間いたくなる空間にすることが、床暖房を入れる究極の狙いなのですから。

デモもし、快適なはずのLDKの周囲が、壁面よりも襖や障子の建具が多ければ、そこから熱はどんどん逃げてしまいます。

ガラス戸であれば大丈夫と思っている方もあるかも知れませんが、ガラスは熱伝導率が高いので、まったくあてにはなりません。

出入り口は必要最小限にとどめ、それでも明るく不自由のないプランニングを心がける事が、とても大切になって来るのです。

二つ目に、床暖房パネルを敷き込むときに、床面積の70%以上敷き詰めることをお勧めします。

少ないと、床面に触れた足が冷えを感じるだけでなく、絶対熱量が不足してしまう危険があるからです。

可能であれば、80%の敷き込み率を確保できれば、安心ですね。

そしてもう一つ、先に書いた部屋の周囲を断熱する時に使用する断熱材ですが、これにも施工の際に注意が必要です。

殆どの場合、断熱材は部屋の内側から外部に向けて貼り付けるのですが、その時なるべく室内側に密着するように取り付けないといけません。

もし、断熱材と内壁材に隙間があると、そこの空気が流れることで、貴重な熱を逃がしてしまうことがあるからです。

特に床下の断熱材の施工には細心の注意を払ってください。

床暖房パネルの中を通う温水が発する熱を、床上ではなく床下に放ってしまってはなんの意味もありませんからね。

割安になってきたとはいえ、まだまだ高価な買い物である床暖房。

施工ミスで「無用の長物」にしてしまわないよう、工務店の技術力アップが必要なのです。

などなど、ヒゲ専務の適切なアドバイス?により、これからたくさんの「ほんわか家族」が生まれると良いですね。

ではまたっ!!


床暖房スイッチオン   vol.117

2011年11月08日 | 住まい

先日の日曜日あたりから、最高気温も20度を超えることも無くなり、秋らしく毎日が推移していますね。

11月に入って一週間も過ぎましたので、さすがに冬の気配を感じる季節となるのも頷けます。

ここ斐川町も冬になれば、東北ほどではないにせよ、氷点下の日も記録するなど寒さもそこそこ厳しく、もちろん雪も結構つもります。

そんな寒さがすぐそこまで来ていると思うと、欲しくなるのがコタツやストーブなどの暖房器具ですよね。

最近増えつつある、オール電化で生活されている皆さんは、どんな手段で暖を取っていらっしゃいますか?

せっかくのオール電化契約なので、夜間にはランニングコストの低い電気を利用した器具を選択される方も多いのでしょうね。

特に、エアコンの暖房機能にお世話になる方が多いように感じますが、いかがでしょうか?

しかし、人によってはそのエアコンから吹き出される熱風や乾燥した風が、顔に当たるのを好きになれない方も多いと思います。

かく言う私も、おかげさまで今年初め頃からドライアイの症状が出始めましたので、エアコンの乾いた風が大の苦手です。

実は本来、そんなかわいそうなヒゲ専務などに最適なのが、今回紹介する床暖房なのですよ。

いいらしいんだけど、良くわからないな~と言う方に、床暖房の魅力を少しだけ紹介してみようと思います。

っと、こんな記事を書こうとしている最中に、一昨年床暖房を設置され、その後2年近くも毎月報告をして頂いているK様より、ぐっど・Good・グッドタイミングでFAXが届きました。

今朝より床暖房、スイッチオンだそうです。

「本日より、ほんわか生活開始です!」と書かれるように、床暖房の魅力を十分堪能されているK様は、ランニングコストの低さにも、満足されているようです。

それにしても、いつも私達を気に掛けて頂いているK様には、感謝の言葉もございません。

失礼かとは思いますが、紙面を借りて心よりお礼申し上げます。

さてさて、床暖房システムも幾らかの種類がありますので、生活に合った器具を選ぶのも大切なポイントです。

ヒゲ専務おすすめなのは、ヒートポンプ式の熱源を持った、温水式の床暖房システムなのです。

ヒートポンプ式とは、大気の熱を利用した方式で、電気温水器のエコキュートも同じシステムで熱を作っています。

消費するエネルギーの数倍の熱エネルギーを得ることが出来るので、とても省エネタイプと言えるのです。

その熱エネルギーを利用して、水や不凍液を暖めて温水を作ります。

そして、フローリングの下に設置された細いパイプの中を、その温水がぐるぐる回りながら、床全体を暖めるのです。

そうすることで、室内の温度ムラが無くなり、均一に暖めることが出来るのです。

さらに、床面温度も25度以上には決してなりませんので、子供や老人にも優しい暖房器具といえるのです。

室内の空気も汚さず、乾燥させたりホコリを舞上げることもなく、静かに床下で活躍するこの床暖房は、まるで縁の下の力持ち「ヒゲ専務」そのものではないでしょうか?

しっ、失礼しました。。。。。。。!

ただし工事をする際に、私なりに気づいた注意点がいくつかあります。

が、長くなりそうなので、次回にでも施工編として書いてみようと思います。

お楽しみに。


余りにも理不尽!  vol.116

2011年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日あたりから再び天気も回復し、秋晴れの続くここ斐川町は、出雲市との合併が完了して早一ヶ月。

新しい議員さんの選挙も終わり静けさを取り戻し、何となくホッと一息のヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

そう言えば、弊社の秋祭りが終わって、あっという間に2週間が過ぎ去りましたね。

そしてナント、今度の日曜日は斐川町商工祭りが開催されます。

きょうは、仕事の合間を縫って工作教室の部品を作成していました。

取引のある製材所で、直径12センチほどのヒノキ丸太の切れ端を頂き、近所の木工所へ持ち込み、大型の電動丸ノコを借りて輪切りにする。

それに、山で拾って帰った5センチほどの小径木も一緒に、こちらは45度の角度をつけて輪切りにする。

一時間余りの作業で、5~60枚の部品が出来、常務の拾ってきたドングリと合わせれば、ばっちりドッキリ準備完了!!っとなるのです。

ところが、なぜか日曜日だけが再びみたび雨マークとなっているのはなぜなんでしょう?

一昨日の日曜日も、その前の日曜日も、このところ休日ねらい撃ちのぐずつきお天気君。

何考えているのでしょうか?不思議です!

何はともあれ、今年も商工祭り出店で、だ~れも誉めてくれないけど、連続12回目の快挙~!なのだョ。

そう言えば昨年は突然、出店業者の方は順繰りステージに上がり、一言アピールをして頂いても・・・

などの話があり、即興で何か話したように記憶していますが、今年もあるんでしょうか?

でも、今年は「安来のおじ&おがっち」が来るとか来ないとか・・・?

せっかくのヒゲ専務のステージコメントを、安来のおじに取られてしまうのでしょうか?

余りにも理不尽です!

ってことで、悲しみに沈むヒゲ専務を励ましに、是非お出かけ下さいませ。

こっころより、お待ち申し上げますデス。

では又っ。

・・・このところ、お役立ち情報がご無沙汰で、とってもご免なさい~なのだ。

ガンバッ!!