ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

キッチンのリフォーム計画、其の三   vol.146

2012年06月30日 | 住まい

昨夜から今朝に掛けて、空気が湿気を十分に含んでいましたね。

身体が重く感じられたのは、きっとその重たい空気のせいだろうと感じている、今日のヒゲ専務ですが、皆さんの身体は重くないですか?

そして今まさに、事務所で久しぶりの雨音を聞いています。

おかげで今朝は、ゴーヤ君への水やりをさぼることが出来ましたよ。

それにしても、栄養が不足しているせいか、我が社のゴーヤ君達の葉っぱは、なぜかうす緑色。

デモ今日のこの雨と、先日与えた「花工場」の栄養ドリンクで、シャキッとした緑色になってくれるのを、期待しているところです。

さてさて、それでは前回の続きを行ってみましょう。

前回は、台所の室内には電源がないと動かない、電気器具がたくさんあると書きました。

そして、これらの電気機器を動かせるだけの、電気容量が確保できるかどうかが、キッチンでの電源プランの鍵なのです。

電気は電線を通って各家庭に届けられます。

それでは、皆さんのお家の電気が、どの電柱から引っ張り込まれた線で送られているのか、見たことがありますか?

気にし無くても電気来てるから良いんじゃないっ・・・と言わず、一度確認されることをお勧めしますよ。

わかりにくければ、各家庭に1ヶは必ずある電気メーター器から、逆にたどっていくとわかりやすいですよ。

さてそれでは、使用する電気量に対して、引き込まれている電気量が不足していた場合、どうしたら良いのでしょう?

それは、前回少し書きましたが引き込み線を、大容量の電気を送れる線に張り替えなくてはいけません。

私達の住む出雲市に電気を送ってくれているのは、中国電力さんですよね。

電柱からの引き込み線は、その中国電力の持ち物ですので、お願いすれば無料で工事をしてくれます。

でも、住宅の建物に届くまでは費用はかからないのですが、一旦届いてしまえばあとは自己負担になりますから、注意してくださいね。

しかし、それより注意が必要なのは、点々と電柱に乗っかっている四角いグレーの箱の方なのです。

それをトランスと言いますが、こちらの大きさ(容量)が一番の問題で、これが容量不足であれば、それ自体を取り替えしないといけなくなるのです。

私達はこれを「トランスの載せ替え」と言っていますが、そうなると1ヶ月は待たされることを覚悟しないといけません。

新たに追加する電気器具の容量を合計して、中国電力さんにお伺いを立てておかないと、工事が終わっても、コンロや温水器がフルに使えないと言う、恐ろしい事態に陥ることが考えられます。

キッチン一室だけなどの短期工事の場合、いかに事前の準備が重要か、解って頂けたでしょうか?

事前準備が必要なのは、もちろん電気だけでは有りません。

それ以外の設備工事だって、勝手に出来ないことが、色々有るのです。

これについては次回にお話ししましょう。

お楽しみに、それでは又っ!!


キッチンのリフォーム計画、其の二   vol.145

2012年06月18日 | 住まい

毎日蒸し暑い天気が続いていますが、皆様お変わりありませんか?

雨が近いせいか、湿度が高い日が続いていますね。

今週は台風が接近してきそうですが、なんと4号5号とダブルで来るらしいのです。

10日前に建てたお家の外部工事が急がれます。

現場監督の佐藤君が、慌ただしく動いているのを横目に、ブログなんぞ書いている、平和なヒゲ専務ですが、皆さん平和に過ごしていますか?

これからは、台風や大雨ナドナド、気象の変化が激しい季節になりますので、皆さんも注意してくださいね。

さてさて、前回からの続きです。

キッチンのリフォーム工事をする上で、様々な準備が必要だと書きました。

それでは、どんな準備が必要なのでしょうか?

前回書いたように、システムキッチン本体の詳細を詰めていくことも、もちろん大切です。

しかし、それ以外で良く問題になるのが、電気の容量に関することです。

それでは、キッチンに組み込まれる電気機器と言えば、いったい何があるでしょう?

なんとなく最初にイメージする物には、食器洗い機が有りますよね。

卓上型の、工事後に設置するタイプも有りますが、調理や配膳スペースの邪魔になるので、出来れば本体に組み込んでしまいたいですよね。

また、電化住宅であれば、コンロが電気のIHクッキングヒーターになります。

これは4~5キロワットという大容量ですので、特に注意が必要になります。

それ以外では、容量的には小さいですが、換気扇も入りますし、浄水器や整水器も考えなければいけません。

そこに、現在お使いの電子レンジや炊飯ジャー、それからトースターや電気ポットなどが加わってきます。

もちろん照明器具だって、全体照明と流し元灯と、最低2個以上有るでしょうから、見過ごすわけにはいきませんよね。

か~るくあげただけでも、これだけありますから、台所の室内には、いかに電気器具が多いか解って頂けると思います。

そこで問題になるのが、これらの電気機器を動かせるだけの、電気容量が確保できるかどうかということ。

全ての機器を同時に使うということは、ほぼ無いと思って良いのでしょうが、それでも7~8割は同時使用を想定しておかなければなりません。

その電気は、どこからやってくるかと言えば、各電力会社が電線を通して送ってくれていますよね。

そして容量は、道路脇に立っている電柱から引き込まれている、電線の種類に密接に関わっているのです。

もちろん、容量が不足していれば、大きな線に張り替えるしか有りません。

突然ですが、次回に続けます。

お楽しみに!!


キッチンのリフォーム計画、其の一   vol.144

2012年06月13日 | 住まい

風も無く穏やかな雨が、田んぼの中に張られた水面に静かに落ちていく。

その一粒一粒が波紋となって、幾重にも重なりながら広がっていく。

そんな、いつもの梅雨の風景が、今年もこの出雲の町にやってきましたね。

今日は何となく梅雨の中休み?なのか、雨は降っていません。

とはいえ、いかにも梅雨らしい、湿気の多い朝を迎え、何となくだるそうなヒゲ専務ですが、皆さん元気でお過ごしですか。

先日の日曜日には、83才になった母から、カシワの葉っぱを取ってくるよう命じられ、山に入っていましたよ。

母にとっては、毎年の恒例行事となっている、カシワ餅を作ろうと言う魂胆のようです。

おいしいカシワ餅が出来たのでしょうか?

残念ながら、まだ私の口には入っていませんが・・・

さてさて先週は、出雲市のリフォーム助成金の当選発表が有りましたね。

弊社のお客様の中にも応募されていた方があり、見事当選されましたよ。

今、コーディネーターの岩田君が、申請の手続きと工事の詳細を詰めているところです。

今回申請されたのは、大社町に住む方で、キッチンのリフォームを要望されています。

もちろん、事前に打ち合わせをし、図面で確認をし、見積書も提出し終わっています。

それでも、助成金の当選が決まれば、もう一度確認をして、キッチンの注文をしなければいけません。

皆さんご存じだとは思いますが、システムキッチンやシステムバスは、注文してから2週間経過しないと品物は届きません。

昨年の東北大震災直後は3~4週間の時もありましたが、今は落ち着いていますので、何処のメーカーでもこの2週間の納期は変わらないと思ってください。

しかし、増築や改築を伴う大規模のリフォームなら問題は無いのですが、ダイニングキッチンの内部のみ改装する工事であれば、工期自体が短くなります。

だいたいこれらの内部リフォームであれば、1週間から10日程度の工事期間となります。

そうなると、設備や扉のデザインやカラー等々、ショウルームで確認をし、注文をして置かないと、間に合わなくなりますよね。

工事を計画していく上で大切なのは

① いつキッチンが届くのか?

そのことを最初に確認し、それが決定した時点で初めて

②いつから工事を始め、キッチンの設置工事の予定をいつにするのか?

③キッチンを施工する工事業者の予定は確保できるのか?

④その他大工をはじめ、電気・水道などの設備業者を含めた職人は確保できるのか?

などなど、たくさんの事を詰めていかないといけません。

それにより、様々な準備も必要になってきますが、長くなりそうなので次回に続けます。

お楽しみにっ!!


蟻害に遭わないために   vol.143

2012年06月05日 | 住まい

さすがに6月にはいると、暑さもググッと増してきましたね。

早速昨日から、半袖のシャツを着て出勤をしていますが、ちょっと早いような、そうでも無いような・・・。

何~となく、中途半端な気分のヒゲ専務ですが、皆さんの心は揺れていませんか?

我が家の庭に植えた、ピーマンとトマトの苗も、この気温のおかげで、すくすくと育っています。

ただ、雨が降らないために、毎朝与えている水道の代金が、買うより高い料金?となることを危惧しています。

それでも、自作の野菜には父親の愛が・・・

さてさて、前々回からお家の大敵「シロアリ君」の話題を取り上げています。

その中では、被害に遭ったときの対処法を、2回に渡って書いてきました。

しかし、今回は原点に戻り、被害に遭わないためには、どんなことに注意すべきかを、皆さんと一緒に考えて見ましょうね。

そもそも、なぜシロアリなんぞがこの世に生息しているか?彼らの存在意義はいったい何処に有るのか?

などと言う、白蟻人生論?はさておき、彼らが何を好みまた、何を苦手としているかを考えてみましょう。

皆さんは「蟻道」をご存じですか?

読んで字のごとくアリの道なのですが、木材の中を食い荒らしているときは、全く必要が無い物なのです。

しかし地中から、木材のあるところへ至る過程に、コンクリートや石がある場合、さすがに穴は掘れませんから、その表面にトンネルを造るのです。

そのトンネルのことを「蟻道」と呼んでいるのです。

それではなぜ、わざわざそんな物を造って移動しているのでしょうか?

人目に付かないように、日陰に生きる裏道人生?だから・・・では、決してありません。

それは彼らが、光と風を、極端に嫌っているからです。

要するに、乾燥した空気に触れると一気に衰弱してしまうくらい、苦手としているからなのです。

逆に言えば、彼らが生息している環境に必要なのが、暗い闇と高い湿度だということです。

最も生息率の高い家の床下に、彼らの好む環境を造らないのが、蟻害への最大の防御であることが、解って頂けたでしょうか?

最近であれば、床下全面にコンクリートを張るベタ基礎や、基礎の上に土台を置く前に、プラスチックの換気部材を敷き込み、全週換気とすることも多くなりました。

これらの方法をを用いれば、蟻害はかなり防げると思って良いでしょう。

しかし、床面積の大きな田舎の家には、まだまだ浸透していないのが実情の様です。

それに、現在すでに建っている住宅部分への施工は、不可能では無いにせよ、費用面も含め、かなり難しいと思って良いでしょう。

それでも、床下を乾燥状態に保つための方法は、状況により様々有りますので、是非一度ご相談下さいね。

各々の家の状態と、予算の上限に応じた、最善の方法を探すのが、私達の仕事なのでしょう。

っと、最後はうまく営業言葉で結んでしまった、今夜のおみごと!ヒゲ専務~なのでした。

さて次回は・・・もう虫の話題からは、逃避行なのだ!!

では又っ!