今日で2月が終わるというのに、相変わらず曇天の日が続き、気温も低い日が続いているここ斐川町。
昨日の朝は、空気までバリバリと音を立てるほど、凍り付いていましたね。
野ざらしマイカーのビッツ君は、霜で真っ白にお化粧していましたが、見るからに寒そうでしたよ。
そろそろ、カーポートなんぞでも考えてやらなきゃ、いかんぞなもし!(何処の人ですか?)
などともくろんでいるヒゲ専務ですが、皆さんは何をもくろんでいますか?
しかし、幾ら山陰の冬とはいえ、もう少しお天道様にお目に掛かりたいものです。
時たま晴れ間が覗くと、太陽の光がとても愛おしく感じてしまうのは、けっして私だけではないのでしょうね。
さてさて、その光を室内に取り込んでくれる窓に取り付けられている窓ガラス。
このガラスは、大きく分けて2つの種類が有りますよね。
一つは、外が丸見えの透明のガラス。
そしてもう一つは、ガラス表面がざらざらしていて、一般的にはスリガラスと呼ばれている、外の見えないガラス。
私達は、前者を透明フロート板ガラスと言い、後者を型板ガラスと呼んでいます。
透明ガラスは、文字通りトーメイなのでなんの抵抗もなく、光はストレートに入ります。
一方、型板ガラスは光が屈折して入るので、ものの形が見えにくくなるように作られています。
でも、その型板ガラスについては、勘違いされている方が多いように見受けられます。
窓の打ち合わせ中に「透明ガラスは明るくて良いけど、型ガラスは暗くなっていやだわ~」とおっしゃるのです。
でも、先に書いたように、光が屈折して入ってくるだけなので、決して光量が減るわけでは無いのです。
確かに、透明ガラスの光のように、ストレートに部屋の奥まで入り込むわけではありません。
しかし、紫外線や熱をともなった光の量は、透明と一緒なので、物置や納戸などの場所に取り付ける窓は、大きさに注意が必要です。
特に、紫外線は物を劣化させたり、色あせなどの変色を引き起こしたりします。
いろんな物をしまい込んである物置に付いている窓が大きければ、カーテンなどで入り込む光の量を調節してやったほうが、良いようです。
もちろん、窓は風を採り入れたりする時には重要な役割をするので、無いよりは有った方が断然良いに決まっています。
大切なのは太陽との位置関係により、窓の大きさを考慮しないといけないと言うことなのです。
決して、何でも大きければいいだろう、などとは思わないで下さいね。
ちなみに、昔から使われているスリガラスは、透明ガラスの表面に傷をつけていますので、どうしても強度は落ちてしまい、割れやすくなるのです。
最近見かけなくなったのは、それが原因の一つでも有るのです。
デモたまには、ガラスの表面が好きにデザイン出来るので、あえて使うこともあるんですよ。
ガラスの特性や、窓を設置するときの注意点については、もう少し書いてみたいので、次回に続けます。
お楽しみに!!