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【W-ZERO3】女子高生に似合う??

2006年03月22日 14時23分01秒 | WILLCOM
 東京プリンスホテルパークタワーで行われた、「キッズケータイpapipo!」の発表会でウィルコムの土橋匡氏のスピーチにちょっと関心のある話があったらしい。

 ウィルコム土橋匡氏のスピーチは、PHSが低電磁波で体に優しいこと、携帯電話に比べて音質がよいこと、低出力の基地局をたくさん設置して面をカバーしていること……など、PHS関連ニュースを追っている身としてはわりとおなじみの内容だったのですが、面白かったのが「W-SIMが子どもの成長を見守る」という内容のパートでした。

 W-SIMとは、PHSの通信機能をコンパクトにまとめた通信モジュールです(3月16日の記事参照)。W-SIMを対応端末(SIM-STYLE)に差し替えながら使っていけば、電話番号は変わらずに、子どもの成長に応じて、その時々に合ったケータイが使えますね……という内容でした。「なるほど、これも1種のユーザーの囲い込み策だな」と感心しながら聞いていました。

 W-SIMが発表されたのはちょうど1年前の2005年3月16日。対応するSIM-STYLEの音声端末としては、第1号機が去年の11月25日に売り出されたばかりの“TT”(2005年10月20日の記事参照)、第2号機が今回発表された「キッズケータイpapipo」になります。

 ここまで読んで、ピンとくる方もいるのでは。そう、W-SIM&SIM-STYLEはまだ世に出て日が浅いため、子どもが成長しても選ぶほど端末のバリエーションがないのです。キッズケータイpapipo!を使っていた小学生の女の子が、中学生・高校生になったら何を使うの?

 土橋氏が紹介したのは、なんと「W-ZERO3」。「Eラーニング用途の情報端末として使えます。インターネットで調べ物をしたいときとか……(以下略)」

 かねてより「W-ZERO3はいい端末だと思うが、女子的には萌えないのではないか」と主張している私としては、思わず隣に座っていた記者Gと顔を見合わせ、くくくっと声を潜めて笑ってしまったのでありました。女子高生にW-ZERO3はいくらなんでもキツイんじゃぁ……。あ、もしかして新色のシャンパンシルバーは女子狙いだったのかも?

 冗談はともかく、1枚のW-SIMとともに子どもが育っていく、という姿はとてもいいなあと思う私です。SIM-STYLEのラインアップが揃って、どれにしようか迷える日が早く来るといいですよね。


W-SIMは人と一緒に成長する?

 WindowsCEとかWindowsMobileを知らない女子高生にいきなりW-ZERO3を使わせるというのには、かなり無理がある気がする。

 しかし、W-ZERO3の姿は電子辞書に似ているとも言えるので、案外違和感なく入り込めるかもしれない。辞書機能を強化して、もっとデザインとか考えれば、女子高生に受け入れられることも不可能ではないかもしれない。

 もしくは、電子辞書にW-SIMをさせば、通話とEメールができます・・・みたいな端末があれば、意外と中高生に売れるかもしれない。

 こういう発想で商品化できる点がW-SIMの魅力なのだから、シャープとかカシオあたりに商品化してみて欲しいところだ。電子辞書も競争が激化しているので、Eメールできる電子辞書というのは、他社製品との差別化ができ、かなりアピールできるのではないだろうか。

 さらに、これをきっかけにして、カシオがウィルコムに再参入(過去、DDIポケット時代は端末を供給)してくれれば、願ってもない援軍になるので、期待したいところだ。