【BICカメラ】ポイントをSuicaに移行できるカード

　JR東日本とビックカメラは、「ビュー・スイカ」カードと「ビックポイントカード」が1枚になった「ビックカメラSuicaカード」の発行で提携する。Suica利用可能エリアのビックカメラ17店舗で3月15日より申し込みを受け付ける。

　JR東日本では、対応の携帯電話を鉄道の乗車券代わりにできる「モバイルSuica」を1月28日にスタートしたが、現在のところ、同サービスを利用するには「ビュー・スイカ」対応のクレジットカードが必要となる。

　今回発行される「ビックカメラSuicaカード」でもモバイルSuicaの利用が可能で、カードに貯まったビックポイントを1,000円単位でSuicaに移行できる。ポイントの移行はSuica対応のATM「VIEW ALTTE」で行なえる。ただし、ビックポイントを携帯電話側のモバイルSuicaに移行することはできない。

　カードの年会費は、1年目が無料で、2年目以降は前年のクレジット利用があれば無料、無ければ500円。ビックカメラでは、同カードの利用で通常より3％多くポイントが付くキャンペーンを5月7日まで実施する。

JR東日本とビックカメラ、ポイントをSuicaに移行できるカード

　「モバイルSuica」のために「ビュー・スイカ」対応のクレジットカードをわざわざ持つ気持ちにはなれないが、これなら持ってみてもいいかもしれない。

　ヨドバシカメラはＥｄｙ、ＢＩＣカメラはＳｕｉｃａとなり、それぞれに顧客の取り込みに必死なようだ。

【Vodafone】Windows Mobile搭載PDAを来年度内投入

　ボーダフォンは、Windows Mobileを搭載したPDA型端末を2006年度内に複数機種投入する。2月28日に行った「904SH」の発表会で明かした。

　マイクロソフトのWindows Mobileは、Symbian OSやLinuxと並びハイエンド携帯電話向けのOSとして採用例が増えつつある。国内では、PHS端末であるウィルコムの「W-ZERO3」が採用（2005年10月21日の記事参照）。また、NTTドコモも2006年下期に、台湾のHigh Tech Computer Corporation（HTC）ブランドのWindows Mobile端末を投入することを発表している。

ボーダフォン、Windows Mobile搭載PDAを年度内投入

　７０２ＮＫの投入で、比較的早い時期にスマートフォンを投入していたボーダフォンだが、ＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅ端末という点では出遅れている。

　２００６年度内ということは、早ければ４月、遅いと一年後ということになる。

　複数機種ということは最低でも２メーカーくらいから登場するのだろうか？

　シャープがウィルコムのＷ－ＺＥＲＯ３をボーダフォン用に作り直せば、半年もかからないで出せそうな気もする。

　東芝もＷｉｎｄｏｗｓＣＥ系のＧＥＮＩＯ－ｅというＰＤＡをか作っているので、一年もあれば十分に出せそうな気がする。

　ＮＥＣもＷｉｎｄｏｗｓＣＥ系ＰＤＡのノウハウはあるので、ＮＥＣからも出てくる可能性は残されている。

　シャープ、東芝、ＮＥＣの中のうち、２メーカーからＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅ端末が出てくれば、かなり魅力的なラインナップになりそうだ。

　ボーダフォンはフルブラウザ端末などで出遅れているだけに、複数のＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅ端末の投入で一気に巻き返したいところなのかもしれない。

【Vodafone】サイクロイド型ワンセグ端末公開

　ボーダフォンは2月28日の「904SH」発表会で、開発中のワンセグ放送対応端末を公開した。折りたたみ型の本体ながら、液晶部分が横に90度回転する「サイクロイド型」ヒンジを採用。普通に携帯を持ったまま、横型画面でテレビ放送を楽しめる。

　発売が決まれば、同社初のワンセグ対応端末となる。発売スケジュールは明らかにしなかったが、「なるべく早く出したい」とした。

　4月1日から本放送が始まるワンセグ放送は、移動体向けのデジタル地上波放送サービス。KDDIが対応機種を2機種発売済みのほか、ドコモも対応端末「P901iTV」を3月3日に発売する予定になっている。

ボーダフォン、サイクロイド型ワンセグ端末公開

　９０５ＳＨがワンセグ端末になるという噂があるので、そうなるとこれがそのまま９０５ＳＨになるのかもしれない。

　アナログＴＶ内蔵では先陣を切ったボーダフォンだが、このままではワンセグ端末ではａｕ、ＤｏＣｏＭｏに出遅れる形となってしまっている。