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携帯新規参入に関わる意識調査

2005年11月17日 16時32分45秒 | ケータイ
 アイシェアは11月16日、携帯新規参入に関わる意識調査の結果を発表した。調査は11月11日から14日にかけて、メール告知による非公開型ネットアンケートとして実施され、有効回答数は1280。

 新規参入が決まったソフトバンクグループのBBモバイル、イー・アクセスグループのイー・モバイル、アイピーモバイルのうち、どのキャリアに期待するかを問う質問では、77.9%がBBモバイルと回答。イー・モバイルは16.5%、アイピーモバイルは5.6%に留まった。なお、既存のキャリアを含めるとBBモバイルに期待するのは14.1%となる。

 新規3社の参入で何に期待するのかを問う質問では、74.9%が値下げに期待するという結果が出た。具体的には月額基本料の値下げが41.6%、通話料金の定額化が21.3%、パケット料の値下げが12.3%。一方で、機種本体の値下げやアプリの充実は5%未満で、それほど期待度は高くない。

 今回の調査では、既存キャリアに対する満足度についても質問している。トップは88.6%が満足していると答えたau。ドコモは73.3%、ボーダフォンは57.6%だった。いずれのキャリアも5カ月前に行った調査に比べて満足度は上がっている。

75%が「新規参入に伴う値下げを期待」──アイシェア調査

 やはり誰もが現在の基本料が高いと思っていて、音声通話の定額制を望んでいるようだ。携帯新規参入にともなって、変革を求めているのだろう。

 意外にもボーダフォンユーザーの顧客満足度が一番アップ幅が大きい。これは家族通話定額やLOVE定額などが人気を得ているのかもしれない。

 ウィルコムの顧客満足度もあれば、見てみたかった。ウィルコム定額によって、かなり高い数値が期待できたはずだ。

【Nokia】Eseries日本導入に前向き

2005年11月17日 16時07分58秒 | ケータイ
 「日本の携帯市場を、もうちょっと世界のスタンダードにもっていきたい。日本市場にも製品投入を検討しているところだ」。オーストラリアのシドニーで開催中のプライベートイベントDestination Nokiaで、ノキア ジャパン エンタープライズ・ソリューション事業部の森本昌夫氏はこう話し、Nokiaが発表したエンタープライズ向けの新シリーズ「Eseries」の日本導入に意欲を見せた。

 エンタープライズ市場に向けたEseriesは、大きく3つの特徴を持つ。1つは多彩なネットワークに対応していることだ。W-CDMA/GSM、Bluetoothはもちろん、無線LAN(IEEE802.11b/g)を搭載。VoIPも利用できるようになっている。「現在のところはユーザーが無線方式を選択しているが、端末側で自動切り替えもできるようになるかもしれない」と森本氏。

 屋外では携帯電話のネットワークを利用し、社内では構内無線LAN環境からVoIPで通話を行う──。国内ではNTTドコモが専用端末で既にサービスを提供しているが(2月7日の記事参照)、Eseriesでもその下地は整っている。全世界向けにエンタープライズのボイスソリューションを提供しているSisco SystemsやAVAYAのSIPサーバに対しては着実にサポートを進めている。また国内市場に向けてもNECや富士通などをサポートしていく意向だ。

 2つ目のポイントは、QWERTYキーボードを搭載していることだ。「E61」はちょうど「BlackBerry」端末のような形状をしており、フルキーボードを搭載している。「E70」は一見普通の携帯電話だが、ダイヤルキー部分を開くとQWERTYキーボードが現れる。

「日本も世界のスタンダードへ」──Eseries日本導入に前向きなNokia

 これがボーダフォンから発売されれば、ボーダフォンのラインナップも幅広くなり、喜ばしいことだ。

 ノキアのEシリーズの国内投入により、フルキーボード搭載端末が国産メーカーからも増える事も期待したい。

【V604SH】大本命、19日発売

2005年11月17日 15時35分29秒 | SoftBank
 ボーダフォンは11月19日に、3.2Mカメラを搭載した新機種「V604SH」を全国で発売すると発表した。

 V604SHは、1月に発売された「V603SH」をベースにした端末。光学2倍ズーム、オートフォーカス対応の有効画素数320万画素モバイルカメラや、アナログテレビチューナーを内蔵する。

 高視認性と広視野角を実現したとうたう2.4インチの「モバイルASV」液晶を採用。ディズニーなどの人気キャラクターでメニュー画面を好みのアイコンにカスタマイズできる「カスタムスクリーン」機能を備えている。またAAC形式やSD-Audio準拠のMP3形式の音楽ファイルを再生できる、ミュージックプレイヤーを搭載した。

3.2Mカメラ&テレビの「V604SH」、19日に全国発売

 V604SHはV603SHを3メガピクセルカメラにして、AAC対応のミュージックプレイヤーも搭載した。

 V603SHも実はSD-Audio対応のミュージックプレイヤーを搭載しながらも、ミュージックキーを購入しないと使えないという不便な点があった。これが改善されたのであれば喜ばしいことだ。

 アナログTVを内蔵している点が、903SHよりも上回っているだけに、機能的にはボーダフォン最強端末の登場となる。今後、ボーダフォンの売り上げランキングの上位に顔を出す可能性も高いだけに注目される。

 ただし、背面液晶が復活したとは言え、相変わらずV602SH同等の白黒液晶のようだ。V601SHのような大型カラー背面液晶が復活しないのが残念でならない。

 DoCoMo向けのSH902iではSD-Jukeboxが添付されるのに対して、V604SHには添付されないのが残念でならない。本格的な音楽ケータイと呼べない点は転送ソフトやリモコンも含めたオールインワンパッケージでない点なのだ。機能だけでなく、すべてにおいて最強端末と呼べない点がそこにある。音楽ケータイだけで考えると、803Tの方が使いやすそうだ。

【WILLCOM】欠けているモノ

2005年11月17日 15時06分54秒 | WILLCOM
 ウィルコム(旧DDIポケット)がここ数年間の低迷で失ったものはユーザーだけでなく、人気メーカーも失ってしまった。それを取り戻さない限りは本当のウィルコムの復活とは言えないのではないだろうか?

 DDIポケット時代には東芝もパナソニックもけっこう頑張っていたが、結局PHSの衰退とともに撤退してしまった。ウィルコムにも東芝やパナソニックに是非とも復活して欲しいものだが、どちらの会社もauやDoCoMo向けの携帯電話の開発に忙しくて、とてもPHSを開発する余裕などないのだろう。とても残念だ。

 それからすれば三洋はau、DoCoMo、ウィルコムと頑張っているのかもしれない。その反面、ボーダフォンとツーカーからはしばらく新機種を出しておらず、実質撤退気味だ。

 確かに実質シャープと東芝のみのボーダフォンや、京セラと東芝と三洋のみのツーカーよりは、ウィルコムの方がまだましだろう。しかし、ボーダフォンにはシャープや東芝、ツーカーにも東芝という人気メーカーがある。しかし、ウィルコムは京セラと三洋のブランド力だけでは、なんとも心もとない。この差はけっこう大きいのだ。

 ただし、W-ZERO3という形でシャープが参入するなど、少しずつ明るい話題もある。東芝だけでもいいから、新生Genioとかで再参入してくれないだろうか?さらに言えば、ソニーあたりが新生CLIEで新規参入したら、フィーバーものだろうなぁ。

 この勢いのある時に人気メーカーを取り込まないで、いつ取り込むというのだ!頑張れ、ウィルコム!

【WX310K】各部写真

2005年11月17日 14時45分22秒 | WILLCOM
 発売前にかかわらず、ケータイWatchの「ケータイ新製品SHOW CASE」にWX310Kの写真が掲載された。

ケータイ新製品SHOW CASEウィルコム WX310K

 このところのフライング気味のカタログ配布といい、この記事といい、ウィルコムが積極的にフライングしている気がしてきた。

 今までが発売直前まで何も知らせないという会社だったので、その様変わりした様子に戸惑い気味だ。

 AH-K3001Vのヒット以降、ウィルコムのトップメーカーは京セラになってしまったようだ。個人的には微妙なところだ。

 ハードウェアは進化したようだが、不安なのはソフトウェアだ。個人的には京セラ端末はお世辞にも使いやすいとは思っていない。徹底的に練った・・・という作りになっていないのが理由だ。

 WX310Kもメインメニューは相変わらず縦一列だけのようで、最近の携帯電話の主流である3×3のアイコンメニューは用意されていないようだ。

 スペックはそれなりになってきたのだが・・・どこかときめかない。遊び心が感じられないというか、ユーモアのわからない七三分けのサラリーマンとこれからずっと付き合わなければらない感じに似ているかもしれない。

 ウィルコムの新機種に対する一番の不満は背面液晶だ。白黒で、しかも小さい。ユーザーに「必要最低限で我慢しろ」って感じだ。一昔前の携帯電話に逆戻りしているとしか思えない。最近の携帯電話にも一部そういう傾向があるが、それは二軸式ならばまだ許せる。これではカメラでの自分撮りもし辛いし、閉じた時の楽しみがまったくない。特に三洋はH-SA3001Vではカラー背面液晶を唯一採用していただけに期待を裏切られた気がする。
 東芝の携帯電話などでは閉じたままでもメールが読めるという楽しさがある。富士通の携帯電話だと閉じたまま音楽を聴いていても、曲名などがわかるので、なかなか便利だ。今回の新機種にはそういうプラスαがまったく感じられないのがとても残念だ。けっこうな値段するのだから、大型カラー背面液晶が絶対欲しかった。背面液晶の利用頻度からすれば、ドキュメントビューワーなどはその後に着手すればいい課題だ。明らかに順番を間違っている。

MusicPORTER VS F901iS

2005年11月17日 04時35分03秒 | DoCoMo
 F901iSとMusicPORTERのどちらを音楽プレーヤーの本命にしようかとしばらく迷った。

 着メロもAACエンコードの曲もそれなりに満喫できるのがF901iS。

 着メロ再生にはやや弱いが、ATRAC3で取り込んだ曲を簡単操作で楽しみたいならMusicPORTER。

 きめ細かい機能とか多機能のF901iSか、とにかく簡単操作で携帯電話を意識しないで使えるMusicPORTERという棲み分けが出来そうだ。

 手軽に持っていって、できるだけ身軽にしたい時はMusicPORTERを持ち歩いて、カメラもスケジュールも音楽再生も、と欲張りたい時にはF901iSが良さそうだ。

 あえて本命と言えば、F901iSということになるのだろう。

【902i】前評判は?

2005年11月17日 04時10分34秒 | DoCoMo
 話題の902iシリーズがついに発売になりました。初陣を飾った2機種のうち、「D902i」はかなり評判がいいようです。ITmedia社内でも、既に個人的に購入したのが2人、欲しいといっている人間が数人。三菱端末がこれほど注目されるのは久しぶりでしょう。

 さて、こうした評判を如実に物語っているのが、ITmedia +D Mobileトップページで10月19日(発表会当日)から行っている「クイックポール」の結果でしょう。現時点の結果はトップページを見て頂くとして、ここでは当初からの推移を見てみましょう。

【10月後半の順位】

 発表会から約1週間。なんと全体の3分の1を占めたのが「SO902i」。上から見ていくと、「おお。接戦じゃないか!」と初めは思うのですが、SO902iを見てびっくり。SO902iがここまで前評判が高い理由は何でしょう。

・珍しいストレート型である
・ソニー・エリクソン初のFOMAである
・POBox?

 というところなのでしょうか。でも、ジョグダイヤルがないことは残念です。さて、この順位は今日までにどう変わっていったのでしょう

【変化した順位】

 まず「P902i」です。Bluetoothを搭載しただけでなく、速度アップ、日本語入力方式の変更がユーザーにとってはうれしいところ。1ポイントだけパーセンテージがアップしました。個人的には日本語入力が変わったのがとてもうれしいところ。

 「N902i」は変わらず。今回細かなところで大幅な改善が図られているだけに、発売後、実際に手にとってからの評価は違ってくるのではないでしょうか。試作機を触った限りではシリーズ最速のレスポンスだと感じています。

 「SH902i」は1ポイントアップ。OSを変更しながらも独自のUIを堅持し、液晶やカメラのスペックを微妙にアップさせながらも、薄く、軽くしてきました。“重いSH”とはもう呼ばせないですね。

 「D902i」は902iシリーズの台風の目と言えそう。2ポイントアップを果たし、全6機種中でも前評判は2位。本日発売されたこともあり、売れ行きが気になるところです。

 「F902i」は1ポイントアップ。前評判はふるいませんでしたが、他機種と大きな差はついていません。

 「SO902i」は5ポイント落としながらも、逃げ切りのトップ。ただし発表会時、開発は最も遅れている印象でした。「タッチ&トライコーナー」などにもSO902iだけ展示はなく、発売は相当先になるのではないでしょうか。

ついに出たぞ、902i。人気の推移は?

 ITmediaのアンケートによる調査ではFOMA902iの最終的な前評判はSO902i、D902iの順番となっていて意外な結果となったらしい。

 SO902iはソニー初のFOMA端末ということで注目を浴びているのはわかる。D902iはFOMA最大の2.8インチ液晶と薄型スライドボディに人気が集まっているようだ。
 さらに発売されてみると、富士通譲りのパソコン連携機能や音楽プレーヤー機能も搭載していて、かなりソフト的にも進化している模様だ。この調子で行くと、当分はD902iが台風の目になりそうだ。

【D902i】Fのいいとこ取り

2005年11月17日 03時21分34秒 | DoCoMo
 902iシリーズの先陣を切って登場した「D902i」は、一般的なQVGA液晶より80ピクセル縦に長い2.8インチ液晶を搭載したFOMA端末。スライドボディの採用により、大きなメイン液晶が常に表に出ているのが特徴となる。待受設定画面の1機能である「画面のカスタマイズ」を使えば、常に直近の予定を待受画面上に表示できるなど、PDAライクな使い方が可能な端末だ。

 そこで注目されるのが、付属CD-ROMに収録される「データリンクソフト」。D902iとPCを接続することで、どんな連携機能が利用可能になるのかをチェックした。

 なお、データリンクソフトは三菱電機のWebサイトからも入手可能。対応端末は「D901i「D901iS」「D701i」「D902i」の4モデルだ。

 データリンクソフトをPCにインストールすると、端末とPCとの間でデータのやりとりが可能になる。端末とPCとの接続にはFOMA USBケーブルを利用する。

 データリンクソフトは、Microsoft Outlookの連絡先や予定表とD902iとのデータ同期やD902i内にあるデータのバックアップ、PC上で編集した各種情報のD902iへの書き戻し機能などを備える。ほかにもアドレス帳/メール/スケジュール/ブックマーク/テキストメモ/マルチメディアデータのバックアップおよび転送機能も装備。データリンクソフト自体が編集機能を備えているため、Outlookを利用していないユーザーでもPCとD902iとの間でPIM情報を共有できる。

 Outlookと同期できるのは、スケジュール帳と電話帳。同期する項目はD902i側の項目とOutlook側の項目を任意に組合せることができ、電話帳ではD902i側のほとんどの項目(携帯固有の着信音設定などは除く)を同期できる。スケジュール帳でもD902i側を基準に見ると同期できない項目は「要約・メモ」と、携帯電話固有の機能である「メンバーリスト」のみ。更新日時やスケジュールの開始日時による同期対象の絞り込みにも対応するので、将来のスケジュールのみの同期も可能だ。

 同期処理は、PC/D902i双方の変更を反映させる一般的な同期に加え、D902i側、Outlook側のいずれかを優先して同期させることも可能。D902i側を優先にすれば、D902i側で作成した予定を常にOutlookにバックアップできる。スケジュールをPC中心で管理するなら、常にOutlook側の情報をD902iに書き込む設定にすればいい。

 双方の変更を反映させる場合でも、「D902iとOutlookの両方で変更があった情報のどちらを優先するか」「削除時の処理をどうするか」といった設定が可能であるなど、必要充分な同期機能を備えている。

 データリンクソフトは編集機能も備えているので、PC上で使うシンプルなPIMソフトとしても利用できる。特にスケジュールは、カレンダー内で予定の有無や内容を確認でき、枠外にはスケジュールの一覧も表示される。カレンダー内の予定と枠外の予定一覧はいずれも、スケジュール項目をクリックするだけで編集を行え、「メモ・要約」もPCにバックアップ/編集して端末に書き戻せる。同期機能は持たないものの、その分転送速度は高速だ。

 D902iからのマルチメディアデータ(画像や動画、PDFなど)のバックアップは、一括で行う設定のみとなるが、PCから端末に書き込む場合は、個別のデータを選べる。

 データリンクソフトには画面キャプチャ機能も用意され、PC上に表示した情報の任意の領域をトリミングして端末内に取り込める。デジカメで撮った写真をD902iの画面サイズに合わせてトリミングすれば、オリジナル待ち受け画面も作成可能。地図や時刻表などを取り込んで保存しておけば、必要なときにデータフォルダから呼び出して確認できる。

 D902iからバックアップしたマルチメディアデータは1つのファイルとして保存されるが、任意のデータを選択して個別のファイルとして取り出せる。カメラで撮影したデータを内蔵メモリに保存している場合でも、任意の撮影画像だけを簡単にPC上にコピーできる。

 またminiSDカードに保存したマルチメディアデータや、バックアップしたPIM情報も、PCへの取り込みや編集、端末への書き戻しが可能。PCへのバックアップはメール全体、マルチメディアデータ全体といった単位で1つのファイルとして保存されるので、バックアップの世代管理も把握しやすい。特にPCとの連携を必要としないユーザーでも、バックアップ用途として役立つはずだ。

Outlookとの同期に対応──「D902i」のデータリンクソフトを試す

 実はこのPDAライクな「画面のカスタマイズ」も、Outlookとのシンクロ機能も富士通がお得意としていた機能であって、富士通と三菱がFOMA端末のソフトの共同開発した事により三菱のFOMA端末でもできるようになった機能に過ぎない。富士通はF2102Vの頃からOutlookとシンクロできたのだ。富士通のいいとこを三菱が手に入れたという格好だ。

 それと引き換えに富士通は三菱と同じ200万画素のハニカムCCDカメラにしてしまった。個人的にはハニカムCCDが嫌いなので、これは大ショックで、これだけでF902iは魅力を感じない端末になってしまった。

 D902iは富士通の良さを取り込んだばかりでなく、FOMA最大の2.8インチ液晶という最大の武器を持っている。残念なのは、その2.8インチ液晶を生かすのに最適なフルブラウザを搭載しなかった点だ。
 

【SH902i】音楽機能

2005年11月17日 02時39分50秒 | DoCoMo
 「SH902i」(SH902i記事一覧参照)は、シャープ製FOMAとしては初となる本格音楽再生機能を搭載した端末。SD-Audioに対応したことで、音楽CDからリッピングした曲の再生が可能になったほか、音楽再生に特化した専用プレーヤーも搭載された。

 回転2軸ヒンジ機構のSH902iは、ディスプレイを表にした状態で折りたためるのが特徴。各種音楽機能も、この状態で操作できる。側面のシャッターボタンが一時停止/再生、上下ボタンの短押しが音量調整、長押しが曲間移動といった具合だ。クリアボタンを長押しすれば、サブメニューを起動できる。専用プレーヤーほど直観的ではないが、再生やボリューム調整などの基本操作なら、ポケットに入れたまま手探りで操作することも可能だ。

 製品には音楽転送ソフトの「SD-JukeBox」が付属する。音楽の転送には、著作権保護に対応したminiSD・SDカードリーダー/ライターが必要になるが、別売りのFOMA USBケーブルを利用するとSH902i自体をカードリーダーとして利用できる。ただしカードリーダーとして使う場合には、設定メニューから「USBモード設定」を毎回呼び出す必要がある。ケーブルを接続すると通信モードかminiSDモードかを選択する画面が自動表示される仕様ではなく、転送速度もUSB 1.1接続のため高速とはいえない。頻繁に楽曲を入れ替えるなら、別売りのminiSDカードリーダー/ライターを購入したほうがよさそうだ。

 プレーヤー機能で注目なのは、プレーヤー画面で左ソフトキーを押すとポップアップする「操作パネル」。方向キーや決定キー、ダイヤルキーで主な再生操作を行える。操作のヘルプを兼ねる機能ともいえるが、楽曲名やアーティスト名が隠れない位置にポップアップするなど、常に立ち上げていても邪魔にならない。

 楽曲再生の順番はノーマルと1曲リピート、全曲リピート、ランダム再生をサポート。イコライザーもノーマルを含む4種類が用意され、サラウンド再生にも対応する。このあたりは「SH901iS」までの簡易再生機能とは大きく異なる部分だ。

 音楽機能に対応した携帯電話で気になるのは、音楽を聴きながらどんな操作が行えるのか。SH902iでは、音楽再生時に「MULTI」ボタンを押すことで、iモードサイトやメール、フルブラウザの閲覧、ブックリーダーによる読書が可能だ。

 音楽再生中に音声通話が着信すると、音楽は一時停止して呼出動作に切り替わる。通話終了後にはプレーヤー画面に戻り、そのまま決定キー(または側面のシャッターボタン)を押せば、一時停止した位置から再開される。メール受信時も挙動は同じだ。なお、音声着信で留守電が応答した場合や受信メールをその場で確認する必要がない場合などでも、音楽再生を再開するにはキー操作が必要になる。

「SH902i」の音楽機能

 SD-Audioに対応し、USB接続で音楽が転送できるようになったのが一番進化した点だろう。

 「モバイルオーディオ」というソフトも用意され、イコライザーやサラウンド再生もできるようになった。

 ここまでやったなら、USBケーブルやリモコンくらいは添付して、オールインワンパッケージにして欲しかったところだ。

 F902iは相変わらずSD-Audioには対応しておらず、音楽ケータイとしてはパナソニックとシャープに完全に追い抜かれてしまった。

 音楽ケータイには出遅れ気味だったDoCoMoのFOMAだが、この902iシリーズでかなり追い付いてきた感じがする。