謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

強盗多発地帯(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

2008-06-27 11:10:59 | 3rdミッション 南米
2008.06.27(金)


 ブエノスアイレス・・・


 現在泊まっているのは旧市街にある日本人宿だ。

 ここで問題となっている物の一つに「ケチャップ強盗」があった。

 ただパターンは決まっていて土日のいずれか、そして服にブリーチ剤のようなものを噴きかけて別の者がやってきて「なにかついてますよ」といってそれを拭くふりをしながら金品をすっていくという手口だ。
 もちろんみんなこんな手口は知っているので実際かけられてもその後の人間には触らせず、お金を取られた者はいないが、せっかくの服を汚されてげんなりというのが現状である。

 毎週の様に宿の誰かしら被害に遭っているたちの悪い強盗だ・・・


 勿論私はプロフェッショナルだ。こんな初歩的な手口などにひっかかるような男ではない。



 だが・・・



 ここには・・・・



 もっと恐るべき、この私ですら経験したことのない新手の強盗が流行っていたのだ!!


 私はいままでの3年以上にわたる旅行でさしたる危険に遭わないできている。

 これは私の「人並み以上の臆病さ」がなされた技の集成である。
 
 生き馬の目を抜くこの旅行界、「チキンだけが生き残る資格」を持っているのだ!


 しかしそんな私の経験も・・・臆病さも・・・


 この新手の強盗の前では無力だった・・・



 今回は恥をしのんで告白しよう・・・



 そして私の後に続く者が同様の被害に遭う事のないように・・・




 手口はいたって単純だ。単純すぎていつひっかかったかわからないのが特徴である。


 街をあるいていると結構な数の看板を見かける。


 特にこの看板を見かけたら要注意だ。




 私は別に意識しているわけではない


 だが・・・知らぬうちにディスプレイに騙され・・・


 気がつくと手にはだいたい2個ぐらいアルファフォーレス(チョコ菓子)を握らされていて・・・


 そして財布から5ペソ(約200円)ぐらいが抜き取られているのだ・・・


陳列されたアルファフォーレス。



 おそるべき早業・・・


 私は気づかぬ内に「チョコ菓子と引き換えに金銭を強奪されていたのだ!!」


 私ほどのプロフェッショナルを持ってしても・・・避けるすべはない・・・



 この新手の強盗、私は「チョコレート強盗」と恐れ、その後の街を徘徊していたのだ。


 もう一度、この看板に注意


 こんな感じのチョコが知らぬ間に渡され、金銭がいつのまにか減り・・・小額だから気付き難いのが強盗の上手さなのだろうか・・・




 私がブエノスに慣れ、もうこんな手口にはひっかからいぞと思い始めた矢先には、また新手が・・・


 この看板にも注意


こんなものが並べてある


 これは3スク-プも私の知らない間に放り込まれ・・・






 このプロフェッショナルからこうもたやすく金銭を強奪していくとは・・・





 ブエノスアイレス。




 恐るべき強盗多発地帯・・・



 私は敢えて全ての旅行者達に警鐘をならそう。



 「チョコレート強盗にご用心あれ!!」



 と・・・


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