謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

ホエールウオッチング(プエルトマドリン:アルゼンチン)

2008-06-17 02:32:32 | 3rdミッション 南米
2008.06.17(火)




ブエノスアイレスに行く途中の次の経由地として私が選んだのはこのプエルトマドリンという街だった。

プエルトマドリンの朝焼け、印象的だったので...




そして朝日、ちなみにこれで0920時くらいと遅い日ノ出



私がここを選んだのはここが世界遺産であるバルデス半島に近いのでついでならバルデス半島でもよってみようかと思ったからだ。

ツアーがUS30$と書いてあったのに今はUS50$に値上り、これに半島クルーズのボートがUS15$からUS30$に上がっていてまた更にバルデス半島の入園料がUS13$くらい...

アルゼンチンの物価の上昇ぶりは恐ろしい。

最初はツアーと考えていたがこれでは話にならない、私にとって観光は消化試合に過ぎないし、世界遺産のバルデス半島に行ったという既成事実が作れればそれで良いだけだ。

それに今はオフシーズン、ここで見れるのはシャチ、クジラ、イルカ、シーライオン、ペンギンとなっているが今のシーズンではまあシーライオンにクジラぐらい。シーライオンはもう一杯見ているので私が見たいのはまあをホエール(クジラ)ぐらいだ。

私はツアーを断念してバルデス半島にある町プエルタピラミデに行きくじらを見るボートだけ乗ることにした。


これにしてもばかばかしい。
朝の0900にプエルトマドリンを出発。1時間20分でプエルタピラミデに到着。そしてボートは1時間半ぐらいだが、帰りのバスは1800時発...どう考えても現地で6時間ぐらいはなにもする事は無い...

ただツアーをとらないのなら手段がこれだけなので選択の余地なしだ。


この日は風が強く、出航時間は1500時。
朝からさんざんまたされて、そして大して期待もしていなかったので...
とっとと終わらせようとボートに乗って考えていた...

乗ったボートの中から






だが...

くじらは...

そんな私の期待を裏切る程に...

楽しかった...!!


手中からちょこんと頭を出している姿は愛らしいし...尾ヒレだけピンと水中から出ている姿は可愛らしくもある





そして潮を噴き上げてそのあと地響きの様な咆哮を上げる様はあたかも男塾三号生筆頭大豪院邪鬼が登場する時の効果音の様な迫力がある



とりわけ吃驚したのはクジラの宙返り...
あの巨体が水中から跳ね上がりトンボをきる姿は圧巻としかいいようがない...

水中から跳ね上がる所。


くじらがとんぼを切る度に[サルト(スペイン語で宙返り)サルト]の大合唱が船から起こっていた。
カメラのズームが3倍なのとボートの揺れが凄まじかったのでこれぐらいしか撮れずちょっと残念。

着地するとこんな水飛沫が!!





大した期待もせずにいったバルデス半島のこのホエールウオッチング...
確かに満足している私がいた...

帰りのバスの中...
私は今日見た光景の余韻にまだずっと浸っていた...
頭の中には潮を噴き上げ、雄叫びをあげるクジラの姿が消えようとしない...

もう一度潮を吹く所を...





私は別に動物好きなどではない、それいそもそも私は[観光マシーン]の名を欲しい儘にする男。
いかなる観光に何の感情も落とす事など無い筈だ...

だがこのホエールウオッチングを終えた今...

私はプロフェッショナルとしてこう断言する事が出来るだろう...













吼えるホエール最高!!







と...


最新の画像もっと見る