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2009.11.07(土)
早いもので勤め始めて3週間目(と言っても最初は土曜日からなので実質2週間)、月日は凄まじい速度で過ぎ去っていく。
そして我がプチ・ブラック会社、先週土曜日に新しく入った人は土曜日と月曜日の勤務で離脱、理由は「声が小さく煙草を吸う事」が社長のお気に召さなかったらしい・・・
さらに私より3日前に入っていた人は今日から退職、この辺りは推量でしかないが印刷部門にまわっていた彼は手が荒れて一週間に一度の通院となり、そして木曜日は熱で早退、金曜日は熱で休養、それが社長のお気に召さなかったのかそのまま退職の運びとなったようだ・・・
また今週は月曜から新人が2人。その内の1人は私とコンビを組みカラーコピー部門で共同戦線をはることになった。
これで私が入社する以前から居た人が4人、私以降に入社して残った人が私を入れて4人、すでに新入社員で一番の古株という訳の全く分からないポジションに身を置くハメになっている。
これでは下手な日本人宿よりよっぽど定着率が悪いという恐るべき結果と見ざるを得ないだろう・・・
この会社ではこのように月日の流れは異常なまでに早い・・・
そんな会社に何故まだ残っているのか?
そしてブラック会社ではなくプチをつけるのは何故か?
それは実際の業務は結構好みだし、それに長い人も中途採用なので同僚間での人間関係には満足しているからと、精神のスイッチが無駄に入り、朝礼の社長の話の長さとその内容がツボに入ってきたらだろうか?
朝礼は最初の頃は30分だったのがこの2日は1時間も!
我が社の社長の売りは一時間で100万円の価値のある話をしている事だが毎日同じ様な事、重複がやたらと多い。100万円の話もそれだけしてしまえばもはやバーゲンセールと言ってもいいだろう。たった2週間で彼の100万円の話が1980円でも高いと思うようになってきた。
そして内容の支離滅裂さ!これは他社に絶対負けない売りに出来るだろう。
例えば数日前の話だ。
「私は部下の事を真剣に気にかけている、朝食に何を食べたか?何時に寝たか?心配事は無いか?社長として会社を持つ身としてはこうして部下に心を砕くのは当たり前だ。」
と、良い事を言っている。
そして
「私が気にかけるのと同じくらい私の事を気にかけて欲しい」
とも言っていた。
翻って今日は??
朝礼で全員いる所でこう一喝
「新しく入った人の名前は全く覚えない、何時辞めるか分からない人間の名前を覚えたってしょうがないだろう?そう思わないか??」
と我々に言ってきた。もちろん古くから(と言っても一番長い人で4年です)いる4人の名前は覚えているが、新しく入った我々4人の名前は呼ばず、いつも「あんたは」と言っている。
『うーん・・・』
そんな我々に色々と構想を持ちかけ
「あんたにはこれを!あんたにはこれを!」
とブチあげているが・・・
部下を持つときに真っ先にやる事は名前を覚える事だぞ・・・
人を人として認めず、名前も覚えない人間の言う事を誰が聞くんだ・・・???
『うーむ・・・』
『・・・』
『・・・・・・』
面白過ぎる・・・
今回はほんのさわりで一例だけ挙げたが一事が万事でこんな矛盾した話が毎日ごろごろと出てくるのが素晴らしい。
どうやらこのプロフェッショナル・・・
このままでは過労死より先に笑い死にするかもしれない・・・