謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

相性の悪い街...(モロッコ)

2006-02-04 03:57:49 | 1stミッション 北アフリカ
 マラケッシュから夜行の『デラックスバス』に乗ってフェズに到着した...

 繰り返す、『デラックスバス』に乗って到着した...

 さらに繰り返す、『デラックスバス』に乗って到着した...

 もう一度繰り返す、『デラックスバス』に乗って到着した...

 最後に駄目押しで繰り返す、『デラックスバス』に乗って到着した...



 モロッコに入ってからは移動はこの『デラックスバス...』、左右2列づつのシート、快適なリクライニング...。そして時刻表とおりに出発!たとえ空席があろうが出発...!

 決して物珍しがっているわけでも、うきうきして浮かれているわけでも無い。

 このプロフェッショナル「デューク東城」、今迄中央アフリカ地域や西アフリカ地域では[いったい何人詰め込むか蓋を開けてみなければ分からないミニバスや乗用車]に乗り、[出発時刻はいつも未定!]等というものばっかりで〔本来の自分〕を見失いかけていた。





 まあ、しかし、このモロッコではこと移動に関してはこのプロにとって

 「まあ大満足でとっても感動的~!!!」

 という程度の事で別に大したことは無い。〔本来の自分〕の姿に戻っただけの事だ...





 そんなこんなで『デラックスバス』でフェズに到着したわけだが、街を見たときからここは何とはなしにやる気が湧かなかった。



 新市街はそれなりに綺麗だし、『世界一の迷宮』と言われるメディナもある。刺激は十分にある筈だ...



 しかしながらケチのつき始めは最初に目指した宿で、たまたま泊まっていた日本人女性に話を聞くと「ここは雨漏りする...」と言われ、門の外の別の宿に...。

 それでも宿をとってすぐにはねるようにして飛び出し、色々と見て回ったのだが...メディナの見所と決めていた場所を回るのに3時間ぐらいで終わってしまう..、ちょっと離れた市街を一望に見渡せる場所にも言ってみたが、どうもありきたりのような気がして心底楽しめない、

 夕方門の近くの屋台で「ウインナーの串焼き」を値段を聞いて頼んだら食べ終わってから「28DH...]最初は「8DH...」と言っていったのに何でだと詰め寄ると「ウインナー4本で8DH、一串14本で計算すると28DH...とのお答え。物価からいって間違えてはいないが...、相手が仕組んでやった事なのか、勘違いしたのか?こちらには分からなかったが、しかし何か間が悪い...

 もう「一日でここをやめて次に行こう」と翌朝の出発日、昨日気になっていた「タジン(現地食)」を頼むと、確かにタジンだが注文とは別のもの...、問い質すと「注文したタジンは品切れだ」とのお答え、確信犯に間違い無いこういったやり様は当然ながら嫌悪すべきことだし、普段なら激怒して食べないで席を立つところだが...何となく流れに身を任せて、今回は食べてしまった...

 ここでは楽しめないばかりか、何もかもちぐはぐだった...


 このプロフェッショナル「デューク東城」にとってフェズは「相性の悪い街」だったのだろう...











   
写真は「世界一の迷宮」と異名をとるフェズの街並...