謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

男が命を賭ける時... (オラン/アルジェリア)

2006-02-17 01:42:57 | 1stミッション 北アフリカ
 このプロフェッショナル「デューク東城」、陸路国境封鎖中の為、フライトでカサブランカ(モロッコ)からオラン(アルジェリアの西方の都市)に入国した。

 外務省の渡航情報ではオランは必ずしも安全とは言われていなかったがフライトにするのならばどうしても行かなければいけない訳があった。



 私は幼少時に父より厳しい躾を受けており、それによると

 『20代後半過ぎの男が命を賭けてまで何かをしないといけない時』

 は3回あるとの事である。


 一つは、『愛するものを守る時』

 もう一つは『親友を侮辱された時』

 そしてもう一つは...、




『親父ギャグを言う時』




 である...。



 10中8,9はすべり、周囲の顰蹙を買うことも間違いなく、その後の『孤独な時間』と『寒い空気』に耐えなければいけない...、20代も後半に差し掛かり、男としての地歩を固めつつある現在、もし失敗すれば全てを失うこと間違いなしの『親父ギャグ』を放つという事は『命懸け』といっても過言ではないだろう...



 今回わざわざオランを最初の渡航地にしたのは、出発前に知人にメールをして「オラン行きます」と伝え、もし「どこにいるのですか?」と聞かれたら

 『もうオランにはオラン!』

 とやる為だけであった...。



 そしてその為だけにオランに到着してから速攻で抜けてトレムセンへと移動した...。


 ちなみにメールは誰も送ってくれず、この命を賭けた『親父ギャグ』は其の儘お蔵入りとなってしまった。



 せめてもの餞にこのページに記載するものとする...。