Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

英語ウェブログで戦闘開始

2008-03-12 02:42:41 | お知らせ
予てから英語版ブログを書こうとは思っていたのだが、先に第一言語である日本語で始めてしまった。書き始めると何となく流れが出来るもので、かれこれ沢山の記事を書き、多いときには週間で1000回もの閲覧数を記録する等の予想だにしなかった事態となったのだが、満を持して英語でも発信していく事を決めた。

何故外国語を学び続けるかと問われれば、教養・文化として外国語そのものが面白いからと言う理由のほかには、諸外国情勢を知り、自国と文化を言われなき誤解から守るためだと言う実用的側面とが私の場合にはある。

このたびの日本の捕鯨船への米蘭所属・環境系テロ団体からの実力行使や中国産危険食品や米軍兵士邦人女性暴行事件など諸外国との関係において常に相手のレベルに合わせた「発言・発信」を怠ってきたわが国は、ここらで冷静に対話をして相手の拙い論理を論破する必要があるように思う。何事も事挙げせず水に流す方式が通用するのは国内の話であって、水際や或いは直接諸外国と接している立場の人間はやはりきちんと説明すべきはしないと、いつまでも不誠実な人間集団と考えられ続けるであろう。

次なる問題は諸外国の人間と対話を続ける事で自国の在り方や文化を言われなき誤解から守ろうとした時に、同胞が「頑張って下さいね。」と平気で梯子を外す事である。「私には出来ませんから。」等という輩もいる。生まれ持って最初からうまくコミュニケーションが取れる人間はいないと思う。何のための発言か、発信かと時々迷いながら、やはりそれで語るべきは語らねばと思いつつ、己の全ての行為が無為である事も実はよく知っている。空しいが、しかし次世代の日本人の事を思えば何となく止められない、因果なものである。

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