Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

認定療法戦士(笑)達への挽歌

2005-07-16 04:46:31 | 臨床医学
タイトルに出てくる登場人物たちは本当は「認定療法士」達であるが、かつてパラメディカルと呼ばれ、現在コメディカルと呼ばれている領域で活躍する療法士達の奮闘を讃える意味で、敢えて認定療法「戦士」達と呼ばせて頂きたい。あるコメディカル臨床家が私に言う。「カイロや柔整の先生方もコメディカルは医師の下だとか、西洋医学至上主義という考えの方が多く見受けられる。また整形外科医の先生方には現代医学に限界を感じコメディカルに興味があるという方も多い反面、コメディカルとは話が出来ないという先生も多い。」▼コメディカル臨床家・療法士の鬼軍曹サンダース(古過ぎるかな?)を自称する(笑)私も、彼らを「メディカルスペシャリスト」に鍛え上げるべく灰色の脳細胞をフル回転させている。▼よく引き合いに出すのだが、アメリカでは呼吸管理については呼吸療法士が全て担当し、医師よりも呼吸管理については詳しいのである。そして医師は呼吸管理以外の職務を遂行できる。この時医師たちは呼吸療法士を「下」に見ているのであろうか?そういう医師も中にはいるだろうが、全てはそうではないようである。▼アメリカでは医師には「西洋医学M.D.」と「オステオパシー医D.O.」の二種が存在するが、メディカルスペシャリストである「オステオパシー医D.O.」がコメディカルであるカイロプラクターよりも社会的地位が低いと思う一般市民は、私が知っているだけでも実は多い。コメディカルがメディカルの下では決して無いのである。▼療法士を目指す諸君!敵はフリッツヘルメットをかぶったドイツ兵でも(笑)白衣をまとったメディカルドクターでもない。来たれわが学園に。

Mori College of Therapists and Clinicians
そして共に「医」と「臨床感覚」について考え・感じ取り・分かち合おうではないか。

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