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野菜は洗えば効果的 基準超え広がり規制強化 (共同通信)

2011-03-21 22:36:22 | 日記

 政府は21日、暫定基準値を超える放射性物質が検出された農畜産物の出荷を控えるよう指示しました

 Q なぜ出荷を制限するのか。

 A 食品の安全性をより高めるためです。暫定基準値を超えた農畜産物が見つかった場合、政府はこれまで、生産農家にだけ出荷をやめさせていました。しかし広範囲のエリアで基準値を超える例が見つかったことなどから規制を強化しました。例えば、茨城県では複数の市町村で放射性ヨウ素の基準値である1キロ当たり2千ベクレルを超えるホウレンソウが見つかりましたが、今後は同県全体のホウレンソウが出荷の制限対象となります。

 Q 暫定基準値とは。

 A 厚生労働省によると、ある食品を日本人の平均的な摂取量で1年間毎日食べ続けても、健康に問題がないとされる放射線濃度の数値です。国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた数値をもとに、それぞれの食品の日本人の平均摂取量を反映させて、国の原子力安全委員会が指標としています。

 Q この値を超えたら絶対食べてはいけない?

 A 数回食べた程度ではまったく影響ないというのが、大方の専門家の意見です
チェルノブイリ原発事故の医療支援に詳しい長崎大の山下俊一教授(被ばく医療)は「現在の数値では野菜を10トンぐらい食べないと影響がない。基準値も、体の小さな子どもを基準に予防的、防護的な値で低く設定されており、1日や2日食べてもパニックになることはない」と安心するよう呼び掛けています。

 Q 消費者はどうしたらいいの。

 A 今回の出荷制限により、基準値以上の食品は流通しないので、消費者への影響はまずありません。どうしても気になる場合、放射線医学総合研究所は「野菜なら洗う、皮をむく、煮る(煮汁は捨てる)、外側の葉をむくなどによって軽減が可能」としています。また、厚労省も「放射性ヨウ素は約8日間で半分の量に自然と減る上、水溶性なので洗うのは効果的」としています。

 Q 母乳や胎児に対する影響は。

 A 山下教授は「母乳として与えても、現時点の数値は微量なのでまず心配ない」としています。また「問題は長期間食べ続けることだが、国の責任で流通をきちんと規制すれば、安全な食品が流通する状態が生み出せる」としています。


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