野田佳彦首相は23日、中川正春防災担当相が2カ月余り兼ねていた少子化担当相に、小宮山洋子厚生労働相を兼務で任命した。民主党政権の少子化担当相は平成21年9月の政権交代からの2年半余りで事務代理も含めて9人目。野田内閣だけでも4人目という「場当たり人事」で、少子化問題への熱意も問われそうだ。
「一体改革の中で、子供(の分野)は数少なく改革をする前向きな部分だ。しっかりやってほしい」
小宮山氏は辞令交付後、記者団に首相指示をこう紹介した。社会保障と税の一体改革のうち、子育て支援を“特別扱い”して進めることになれば、年金、医療などを含めた「一体改革」の建前が崩れる。
そのため、藤村修官房長官は記者会見で、「首相指示」は小宮山氏自身の発言と強調して打ち消しに回った。
藤村氏は小宮山氏を「少子化対策に精通し、一番適任だ」とかばうのだが…。
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