東亜建設工業と飛島建設は、建物の外側から梁部分に鉄筋コンクリート(RC)を増し打ちする耐震補強工法「既存梁部材の外側補強工法」を共同開発し、日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得した。コンクリート梁のせん断耐力が不足していた場合、これまで一般的に両側面と下側をU字形で補強。これに対して新工法は、あと施工アンカーを介して外側片面のみを補強するため、集合住宅などで屋内空間に立ち入ることなく施工できる。
新工法は地震時、補強した梁が柱に悪影響を与えないように、補強部を柱の手前で縁(ふち)切りするのも特徴。従来工法のように柱と一体化してしまうと梁のせん断耐力だけでなく曲げ耐力も高まり、柱のせん断破壊を誘発する可能性があったという。補強部の厚さは設計により150ミリ―250ミリメートルとなる。
梁の剛性不足で外壁に補強フレームを取り付ける外付け耐震補強が難しかったケースも同工法を併用すればほとんど適用可能になり、建物の耐震安全性を大幅に高められる。
新工法は地震時、補強した梁が柱に悪影響を与えないように、補強部を柱の手前で縁(ふち)切りするのも特徴。従来工法のように柱と一体化してしまうと梁のせん断耐力だけでなく曲げ耐力も高まり、柱のせん断破壊を誘発する可能性があったという。補強部の厚さは設計により150ミリ―250ミリメートルとなる。
梁の剛性不足で外壁に補強フレームを取り付ける外付け耐震補強が難しかったケースも同工法を併用すればほとんど適用可能になり、建物の耐震安全性を大幅に高められる。
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