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海洋機構、北極海で発生・発達する低気圧の直接観測に成功

2011-07-19 20:59:30 | 日記

 海洋研究開発機構は昨年9月に北緯79度付近の北極海の海と氷の境目で発生した低気圧の発生、発達する様子を直接観測することに世界で初めて成功し、その分析結果を明らかにした。

北極海の温暖化のメカニズム解明につながる重要な知見だとしている。研究成果は米国地球物理学連合発行の学術誌ジオフィジカル・リサーチレターズに掲載された。

 海洋機構の猪上淳主任研究員と堀正岳研究員が海洋地球研究船「みらい」の北極航海で観測した。この低気圧は発生地点から南東方向に移動しながら2日間で中緯度の温帯低気圧と同等の規模にまで発達し、航海船上からその様子をとらえた。
 
低気圧はこれまで北極海でみられた直径10キロメートル程度とは異なり、日本など中緯度域でみられる直径およそ300キロメートルの大型で、強さは台風並み。発達過程もよく似ていたという。北極海の低気圧は夏に海水が吸収した太陽熱を大気に逃す役割を果たしている。


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