海洋研究開発機構は昨年9月に北緯79度付近の北極海の海と氷の境目で発生した低気圧の発生、発達する様子を直接観測することに世界で初めて成功し、その分析結果を明らかにした。
北極海の温暖化のメカニズム解明につながる重要な知見だとしている。研究成果は米国地球物理学連合発行の学術誌ジオフィジカル・リサーチレターズに掲載された。
海洋機構の猪上淳主任研究員と堀正岳研究員が海洋地球研究船「みらい」の北極航海で観測した。この低気圧は発生地点から南東方向に移動しながら2日間で中緯度の温帯低気圧と同等の規模にまで発達し、航海船上からその様子をとらえた。
低気圧はこれまで北極海でみられた直径10キロメートル程度とは異なり、日本など中緯度域でみられる直径およそ300キロメートルの大型で、強さは台風並み。発達過程もよく似ていたという。北極海の低気圧は夏に海水が吸収した太陽熱を大気に逃す役割を果たしている。
最新の画像[もっと見る]
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 日銀「ハロウィーン追加金融緩和」は前回消費増税の予測ミスを補ったに過ぎない! 10年前
- 小渕優子経済産業相の政治資金、ベビー用品や化粧品、著名デザイナーズブランドなどへ 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる 10年前
- 予想を超える10倍のスピードで…弱まり続けている「地球の磁場」 10年前
- ローゼル 10年前
- ローゼル 10年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます