右折禁止じゃないのに…100人超“被害” 警視庁が標識見間違え取り締まり
警視庁の警察官が道路交通標識の見方を間違え、標識に従って右折したドライバー100人以上を取り締まっていたことが25日、同庁交通執行課への取材で分かった。免許が停止されたり、取り消されたりしたドライバーもおり、同庁は謝罪するとともに、行政処分の取り消しや反則金の返還を進める方針。
同課によると、今年6月8日~10月20日、東京都板橋区前野町の都道交差点で、複数の警察官が、標識に従って右折した計107人を取り締まっていた。
交差点は、中央分離帯のある片側1車線道路と交わっており、手前にある右から左に進む車線に誤って右折しないよう「右折禁止」の標識が設置されていた。警察官らは、この標識を、左から右に進む奥の車線にも適用されると勘違いしていた。
港区六本木の交差点でも9件の誤った交通違反の取り締まりがあった。