日経おとなのOFF 8月号より。
書家、評論家の石川九楊さんは言う。
(糸井重里さんとの対談で)
書を分かりにくくする"3つのだめな見方"
1 「うまいか」「下手か」で全て判断しようとする見方。
2 展覧会で「これは何と書いてあるのかな?」と書に近づき、「読めた!」と、満足する見方。
「何という字が書かれているか」ではなく、「字がどのように書かれたか」こそをみる。
3 「絵画のごとく『形』を見る」のがだめな見方の3つ目。
書きぶりを忠実に追いながら、自分はどう感じるか、なぜそう感じたのかを掘り下げていく。それが書を鑑賞するということ。
漢字は思考的な言葉を司る。
漢字を使わないとどんどん考えが幼稚になり、社会全体が劣化する。
漢字を書けないのは漢字と共にある政治・宗教・哲学の思考が身に付かないことに繋がる。
そんな人が増えると話が通じず、日本は国際社会で尊重されなくなる。
なるほど、なるほど (^-^)v
手書きすることが本当に少なくなって、
それと共に、思考力も衰えているような……。
漢字ナンクロをしつつ、
字を書いたり、辞書をひいたりするのが
せめてもの埋め合わせ (笑)
『書』は苦手と敬遠していたけど、
今度、機会があったら観てみよう。