「黒牢城」 米澤穂信 KADOKAWA 2021.6.2
信長を裏切った荒木村重と囚われの黒田官兵衛。
二人の推理が歴史を動かす。
織田信長に謀反した荒木村重は、有岡城にて反逆の機をうかがっていた。
そんな折、黒田官兵衛が単身で城に乗り込んできた。
村重は官兵衛をその場で殺さずに地下牢に監禁する。
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。
織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。
動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。
戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。