ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「漫画 君たちはどう生きるか」

2018-08-25 21:57:40 | 

 

「漫画 君たちはどう生きるか」 マガジンハウス 2017.8.24

 

原作 吉野源三郎

漫画 羽賀翔一

 

原作は、だいぶ前に読んだけど、

やはり漫画の方が良かった。

 

自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。

人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と叔父さん。

 

地動説と天動説……自己中かそうでないか

 

原作を読んだときと重複してるかもしれないが、幾つか、書き抜いておく。

 

 残念な話だが今の世の中では、からだをこわしたら一番こまる人たちが、一番からだをこわしやすい環境に生きいるんだ。

 

 自分の幸せが、めったにあることじゃないと思えばこそ、われわれは、それに感謝する気持ちになる。それで、「ありがたい」という言葉が、「感謝すべきことだ」という意味になり、「ありがとう」といえば、おれいのこころもちをあらわすとになったんだ。

 

 人間が自分をみじめだと思い、それをつらく感じるということは、人間が本来そんなみじめなものどあってはならないからなんだ。

 苦しみの中でも、一番深く僕たちの心に突き入るものはーー自分が取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識だ。

 僕たちが、悔恨の思いに打たれるというのは、自分はそうでなく行動することもできたのにーー、と考えるからだ。それだけの能力が自分にあったのにーー、と考えるからだ。正しい理性の声に従って行動するだけの力が、もし僕たちにないのだったら、何で悔恨の苦しみなんか味わうことがあるだろう。

 自分の過ちを認めることはつらい。しかし過ちをつらく感じるということの中に、人間の立派さもあるんだ。

 

 

時代を超えて流行るのがわかる。

どの世代の方々にも、読んでほいものだ。

 

 

 

 

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