ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「花下に舞う」

2021-08-07 07:53:19 | 

 

「花下に舞う」 あさのあつこ 光文社 2021.3.30

 

「弥勒」シリーズ第十作目。

同心・小暮信次郎と商人・遠野屋清之介

亡き母の過去を探る信次郎。

商いに射きると決めた清之介。

事件は、殺された夫婦の驚愕の死に顔から始まった。

 

いつもながら、岡っ引き・伊佐治や遠野屋の女衆などのキャラクターが良い。

 

P161

「真実は一つ。けどよ、それを語るのは人だ。語る者によって真実の形が違ってくる」

 

P318 

「人は人を頼りに生きられはしねえよ。親だろうが子だろうが

、他人は他人、自分じゃねえんだ。誰かをよすがにしちまったら、そこでお

終えだぜ。誰かに支えられないと生きていけねえやつが、誰かを支えることなんざできやしねえのさ」

 

以上、信次郎の言。

闇というか、冷えというか……

 

 

 

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