世の中の見える世界から見えない世界まで思いっきり。特に、子供、教育、不登校、自閉症等 情緒に関心あり
天まで届け
囲碁
定年後の備えに40才ごろ、囲碁を覚えた。
今は、午後は碁会所通いが日課になっている。
才能がないから、たいした上達もしないが、面白くてやめられない。
碁盤は19×19の升目で、囲った領地の大きいほうが勝ちになる。あの19×19の升目が宇宙にも例えられ、白黒の模様は千変万化し、10の何百乗という宇宙同様、ほぼ無限の世界になる。
打っていると、弱い私は目が盤面のごく一部に釘ずけになり、見方が固定してしまう。上手な人は盤面を宇宙のように見て、自由に変化する。自由に動ける相手が勝ち、自由を奪われ、こり固まり、動けなくなった私が負ける。
相手が打ったら、「まず四隅を見てから打とう。」と心に決めているのだが、それが難しくて分っていても出来ない。
いつの間にか目が寄っている。
碁会所に来る滅茶苦茶強い男が「囲碁は人生だ。」と言って笑っていた。
分かっていても止められない人生。
これが人間なんだろうなー難しいものだ。
妻には「午後、天文学の勉強に行ってくる。」とのたまい、「月よりの使者」のような顔をして出かける。妻はにんまり笑って送ってくれる。 ありがたい事だ。
悲観論ばかりじゃない
毎度日記に書くように、世の中、危なっかしくあほらしい事が目立つ。しかし先日の日記に書いたように、目立たないが歴史は深い基本の基本のところではいい方に進んでいるなと思わされる事も少なくない。世界全体をを見たとき、平和の反対語のように言われる国家間の武力衝突=戦争は増えているか減っているか。日本の敗戦した1945年以前の60年と現代に至る60年とを比較すると、戦前の60年間の死傷者の数は人口比では10分の1ぐらいになっているのではないだろうか。日本が関わった大陸や太平洋戦争の犠牲者はそれだけで何千万人と言われている。第1、第2次戦争を始め、世界各地の民族自決や民族紛争を含めても8資料は持っていないが)5000万人は悠に越していたのではないだろうか。戦後の世界の戦死者や虐殺不当な虐殺を含めてもを1-2000万人ぐらいだろう。以前と比べ、軍事力の規模は比較にならないほど大きく、核兵器もあちこちに地球を何千回と焼き尽くすほど保有している。
にもかかわらず戦争と戦死者は減少しているのだから喜ばしい。国際世論とか、力の均衡、核抑止力、集団安保などの理由かもしれないが、ともかく戦争の犠牲者が減っている事は喜ばしい。地球を守ろうと言う声の大きくなってきた事もいい事だ。
私は昨年から年甲斐もなく、市民ミュジカルの追っかけをやっているが、何度見ても感動の連続で、始めは指導する監督の追っかけだったが、今は関わっているいろんな人に関心が広がった。。年のせいかどうかは分らないが、かつてなかったような出会がある。
世の中、,逆巻き立つ逆流の見かけとは別に、深い深いところで良い循環が始まっているかもしれないが、正直、よくわからない。
バカらしさとスバらしさが早く繋がり、それが誰の目にも見えるようになにれば良いのに!と思う。
世界は一つ
アメリカのオバマ大統領候補は予備選で、実質的な勝利宣言をした。
彼が訴えたのは【チィエンジ(変化)とアメリカは一つ】だった。これが、人々の心を捉えヒラリー氏に逆転したようだ。
私は、始め彼に期待していたが、途中から何か気になりだした。
彼の演説を聞いていると、【アメリカは一つ】とは言うが【世界は一つ】とは言わない。
月から見ると地球は一つでそこに住むヒトの世界が一つであることも疑いない事実なのに、その言葉は未だ聞かれない。
その根っこのズレは大きく、具体的な対応で問題は拡大してくるだろう。
考えて見ると、【世界は一つ】のメッセージを発している世界のリーダーは唯の一人も見出せない。
【世界は一つ】とネットで検索すると音楽やNPOなどいくつか出てきたが、昔聞いた歌以外、周囲の会話やメディアからも全くと言っていいほど聞こえない。
【世界は一つ】と言う誰にとっても当たり前のことが、世界のどこの誰でもいいから歌でなく、我々の耳に聞こえてくるのは何時の事だろう?
遠いような近いような気がする。
予算配分の優先順位
だから、それが何かを話し合い決める国会がある。
今論じられているどの議論も、予算の枠内での収支を言うばかりで、国全体の優先順位を頭において論議している人は見当たらない。
今の日本が先ずお金がかかっても最優先しなければならないのは、地球の3大危機へ対策であり、自衛隊が出動するなら、防衛庁は災害救助の装備や訓練もの備えも必要になる。武力衝突はここ60年間なかったし、少なくても突然襲ってくる事はない。毎年自然災害は予告なしにやってきて我々は安全を脅かされているから必要の頻度や重要せいは単純ではない。他にも人為的に差し迫った問題もある。年間3万人を越す自殺者、原因不明や孤独死や犯罪を含めた事故死4万人、義務教育の門すらくぐれない12万人を超える子供達、引きこもる若者達。これも国の安全上は無視できない。
どんな家族もこれを放っておいて、平静を装っていたらどうなるか?
お金がないと言いながら、出費の枠を沢山作って、独立採算の名目で食費や教育費・娯楽費交際費など別々にお金を配分する。こんな家庭はない。
家族に病人がいれば他を犠牲にして家財を売り払っても、時には職を投げ打ってもてそこにお金をかけ世話をする。進学も他を倹約したりしてやりくりする。これが人の常識だ。
そう考えた時、日本のように、身の丈超えた羽振りよい海外援助や、道路を特別に予算を別枠で取ったり、
教育費をGDP比5パーセントに上げるなどとの発想がどおから出てくるものだろうか?
政治家もメディアも専門家も、蛸壺の中から首を突き出して大声で理屈を言っているみたいだ。
これが教育の結果だとすれば、無関係ではいられない。
公金(税金)執行の優先順位を考えると、火遊び?は別にしても、世界も日本も優先順位の感覚がなく、お金の使い方が分らないでいるようだ。
さっきから庭に来ているすずめはどれも、「命あってのものだねだ」とチュンチュン言いながら教えてくれる。
≪安全≫は最優先の基
仮説
今世界経済は金融不安が一応一段落し、実体経済の上昇の兆しの出ることを世界中が見つめているようだ。
一般的には金利も下げたし、所得税の戻しもしたことだから今年後半にっは回復するとアメリカ政府の言明に沿って世界中が見守っている。
私の直感だが、水の入れ方は色々だろうが、貨幣への水増しを、再度するだろうと予測している。夏から秋にかけ、アメリカだけでなく呼応していくつの国も形を変えて水ましをするだろうと思う。
アメリカは自国のインフレ物価高を心配し、アメリカは【財力がある】とか【ドルは強い】から必要ないとと自信たっぷりに言うが、(期待するものでもないし
今のところこの予想はどこでも目にしていない私の親譲りの直感だが。
)結局水増しの追加をするだろうと書き留めておきたい。
伝統文化
世の中で一般的にあの人は保守的な人とか革新的な人とかいって価値観や行動の傾向を区別したりする。同じように右(翼)左(翼)中道の言葉で区別することもある。ところでこの区別は何を基準にして言うのかよく分らない。
保守系の政治家や行政府などからよく「伝統文化を大切にし守る。」と言う言葉が聞かれる。ただ周りを見ると、かつて日本の伝統文化と言われたものが言葉・生活・家族・地域・行事・芸能等‥始めとした文化遺産は全体的に消えたり影が薄れているモノガ多い。古来、日本は米作りの農業を中心とした産業社会で、それを土台にした文化が中心だった。五穀豊穣を祈りお祭りも盛んだった。寺社を敬う心も厚かった。今はビルや高速道路そして工場が立ち並び農村は若者や世継ぎがいなく、さびれるばかりだ。そればかりではない、都市も、家族の食事は揃わず,近所付き合いも隣は
何をする人ぞ?」がどこも普通になっている。この60年の日本の変化は速くてくて大きい。 戦後のほとんどは中央も地方も保守政治が続き政策を積み重ねてきたのに、伝統文化は薄れている。
革新的な人が壊したのかと言うと、そうでもないようだ。「保守対革新」を【伝統文化】に対する姿勢を基準にして言うなら、国民のほとんど革新を実行している事になる。これでは保守・革新の意味を成さない。どうもそういうことではなく、伝統文化の衰退は産業社会の変化によって生じたからだろう。
しかし、産業社会の変化は自然現象ではないから、やはり政治を始めとした人為的な結果ではある。
おそらくだれしも伝統文化の継承発展を望まない人はいないはずだから、保守・革新の2項対立はほとんど実体的な意味はない。
一つ一つ具体的に見ないと、思い込みだけで、言葉と事実は異なり、認識を間違う。実態に合わないで使っている言葉は意外に多い。
自然災害が教えてくれるもの
地上で経済繁栄していた中国の地殻で人知れず異変が起きていたり、ミャンマーのサイクロンで政府が外国の救援を断ったり、数年前アメリカのハリケーン・カトリーヌで災害時もそうだったが、自分達を守ってくれると信じていた政府と自分たちの関係を具体的な事実でもって見せてくれた。我々は一方的に自分達を守ってくれると思い込んでいても国は必ずしもその立場には立ってはいない。ある意味仕方ないが、伝えられるミャンマー政府は国民の生命の安全より自分達の政治権力を優先させる権力の性質の一端を表しているのだと教えられた。
ともあれ、どんな大国も天変地異にはとてもかなわないこと、
人為が引き起こす自然災害も人の手に負えないことを安全保障の基本的条件として認識し、備えが急がれるのではないだろうか。備えの優先順位を間違ってはならない。
間違いは度を越すと、調整も困難になる。
今回の地震やサイクロンの災害は、世界の国々に、その事を教えてくれたのではないだろうか。他人事ではない。
都会の風に舞う紙ふぶき
2~3日前から頭にあり、何だろう?と思い言葉にしたのが。日記の表題である。勿論全部が全部そうではないし、涙を流したり追っかけたくなる風景も沢山ある。あくまでも世相と言うか大きな流れのことを表現してみた。
風に舞ってる1枚の紙を捕らえ手元で見ると、どれも着色されたり、写真や活字が印刷されている。縦文字も横文字も縦横混じったのも数字の並んだのもある。変わっているのは紙ふぶきの1枚1枚の切り取られた形の違いだった。
NHKのアナウンサーも、大学の先生も、政治家も、テレビで歌い踊るロックの歌手もお笑いも、秋葉の通りでお尻を見せたりその写真を撮る若者も、携帯を覗き込むおじさんもどれもどこか形は違うが印刷されていて雰囲気が似ている。
そんな風景に見える。
ややこしいのは、山や海等の自然が印刷された紙だ。ほっとするようなしないような。
とにかくほっとする美しい風景も沢山あるし、地上の栄えぶり?が地殻と違うのは事実で
四川省の地震が世界に見せた。
その時、誰もが嘆き本気で力を合わせる。
そんな時、都会の風や紙ふぶきは何の役にも立たない。
「世界を不幸にするアメリカの戦争経済」
日記の見出しの言葉を「それだけではないよ。」と思わないでもないが、「ズバリ、言ってる。」とも思う。私の言葉ではなく、アメリカのノーベル経済学者 ジョセフ・スティッグリッツ氏の著書の表題である。同氏は元世界銀行の副総裁、現在はアメリカ大統領経済諮問委員長の現職である。その著書≪3兆ドル(300兆円)戦争≫の中でアメリカ経済がアフガンやイラク戦争でアメリカの軍事費の大きさとクレジッドカード《借金》経済に求め、現在の原油値上がりの原因はお金をジャブジャブにし1時的には成功を収めたがサブプライムローンによる借金で問題が表に出た。アメリカが身の丈以上の生活をしてしまったと言う事だがそんな事が長続きするはずはなく、支払いの日が来るのは不可避だった。」「戦争は経済的に引き合わない。」とも述べている。《5朝日新聞5がつ19日朝刊》氏はこのことがアメリカと世界の危機を加速していると言うのだが 多くの人が思っていても言えないこのことを、ブッシュ大統領の相談役が世界に公言する。世界を譴責する超大国アメリカの大統領の相談役がこれだけ言う。立場を超えて事実と己の立場を明らかにする勇気と謙虚さは立派だしアメリカの懐の深さに改めて感心した。超大国と関係の良くない国は勿論、良好な関係の日本始め多くの友好国もこれだけは言えない。アメリカも余裕でいえる事かもしれないが、世界の不幸はそんなに軽いものではないから、分っているのなら、いい加減に【火遊び?】は止めてもらいたい。不幸にされている世界も、同氏の指摘する事を真似してはいけない。
宇宙の星のかけらの「ヒトビトのバカ話」になりかねない危うい仕組みが、今まで以上にはっきり見えたような気がした。
(戦争が経済的に引き合わないぐらい子供でも分る事、だからノーベル賞は氏の勇気と謙虚さに与えられたのではないかなあ。?アメリカの本当のスゴさは武力や財力ではなく、この懐の深さではないだろうか?)
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